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Arturia CS-80 V3レビュー YAMAHA CS-80を再現したソフトシンセ

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映画の1シーンを思わせるような包み込むパッドサウンドがほしい たった1音しかならしていないのにずっとそのサウンドに酔っていたいそんな音色を作りたい

最近のマルチソフトシンセでも「包み込む系パッド」というのは時代を超えて人気です。

それらのサウンドの多くは大昔のアナログシンセから作られているのをご存知ですか?

ArturiaのCS-80 V3を使えば太くて暖かいパッドをサウンドを作ることができます。

CS80も「1音」でリスナーを虜にしてしまえるほど優雅で甘美な響きをもったアナログシンセサイザーです。そんなアナログシンセを愛して使いこなしたのがヴァンゲリスと呼ばれる人です。

そしてヴァンゲリスが愛用したCS-80がArturiaによってソフトウェ化されて使っている人も多いと思いますが、果たしてどこまで似せることができるのか?チェックしてみました。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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YAMAHA CS80とは

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CS80は同時発音数8で(16VCO-16VCF-16VCA)という規格のアナログ・シンセサイザーです。国産機としてはrolandのJupiter-8が同じ仕様でした。Jupiter-8の発売が1980年で価格は98万円CS-80が3年早い1977年で価格は128万円 価格と当時の音楽ブームの流れなのか国内でヒットしたのはJupiter-8 しかし海外ではCS-80の方受け入れられました。理由は色々とあると思いますが、世界の作曲家達は優れたシンセサイザーを早く求めていた結果ではないかと考えています。

ヴァンゲリスとは?

映画「炎のランナー」や「ブレードランナー」を始めたくさんの映画音楽を書いている作曲家です。作曲に使う楽器はピアノにシンセにギターにドラムとなんでも出来てしまうマルチプレイヤーです。また音楽だけではなく抽象画家の一面をもっています。

話がそれました。CS-80に戻ります。

CS80はそのほかにもタッチレスポンス機能やメモリーバンクがあったりとプレイヤーから作曲家達の要望を叶えてくれるステキなポッケじゃないステキな機能が満載でした。さてそんな桁違いのVCOをシミュレートしたのがArturiaのCS-80V3です。

CS80V3

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Arturiaの製品は本当にGUIが素晴らしいです。音もほかのシンセと違い「ああCS80だな」と思わせる音です。CS80の特徴として

2つの音源(VCO)を同時に鳴らす事が可能になっている。この音源部はチューニングが不安定であった為、同時に鳴らすとピッチがシンクロしない事が多かった。しかし逆に、それがCS-80独特のモジュレーションやコーラス効果を生み出し、CS-80でしか得られないサウンドとして評価されていた。

wikiより

とされています。しかし私はもう一つ搭載されているエフェクトのトレモロとコーラスもCS80の顔だと思っています。オシレーターで揺れてエフェクトで揺れて…揺れて揺れてのアナログシンセあなたも一緒に揺れてみて♫何か演歌の一説のようになっていますが、やはりゆらぎは大切なのかもしれません。

で、本題「CS80Vでヴァンゲリスごっこはできるのか」ですが、短いジングルを作ってみました。

ピアノ以外はCS80V3です。メインメロの音は1VCOで簡単に作ってみました。ノイジーな感じとエフェクトのゆらぎで結構それっぽい音が簡単にでますw作ってみて思ったのは今回使用したピアノはwavesのGrand Rhapsody Piano です。

めちゃめちゃ相性がいいです!!w特になんのエフェクトもかましてないのにスッとCS80V3に馴染んでくれました。

まとめ

結論から言えば当然できます!できなきゃおかしいですwしかし思った以上に気持ちよくヴァンゲリスっぽい音が作れることがわかりました。当然実機と変わらない音の作り込みができるのでもっとクオリティの高い遊びができそうです。

それと同時にwavesのGrand Rhapsody Pianoのクオリテイを再認識しました。国内ではあまり脚光を浴びなかったアナログシンセのモデリング機2017年の今DTMerがCS80V3を日本に広げていければ面白いことになりそうです。

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