どうもUGです。

googleで面白いキーワードを見つけました。

それは

「サウンドクリエイター 資格」です。

一定数のユーザーがサウンドクリエイターに対して「資格」というサブキーワードを

検索したので表示されているわけですが、

検索の意図は資格があればサウンドクリエイターになれる

可能性を見出したからだと思います。

 

サウンドクリエターの仕事の定義はかなり幅広いものですが、

おそらくこの言葉を検索するうえでの一般的な解釈は

ゲームのサウンドクリエイターではと推測します。

 

10年も前に現役を引退したサウンドクリエイターの解釈が

今この「資格」の解釈にどこまで通用するかはわかりませんが、

今日はそのサウンドクリエイターの資格についてお話してみたいと思います。

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サウンドクリエイターに関する資格

MIDI検定

サウンドクリエイターに関連しそうな資格で

まっさきに思いつくのはMIDI検定かもしれません。

しかしMIDI検定1級を持っていたところで

音楽を作ることはできません。

作れるのかもしれませんが、

求められるものを素早く的確に相手の意図を読み取り

作ることを約束したものではありません。

ゲームはプロジェクトチームで動きます。

ゲームの仕様が変われば自ずとサウンドの仕様も変更されます。

 

私はDSの効果音BGMを作っていたのですが、

サウンドに割り当てられるメモリは数百キロバイトでした。

サンプル容量を小さくするために

1サンプル10KBとかでベースやピアノを作っていました。

ぶっちゃけピアノには聞こえませんがw

シンセサウンドは

1サンプル一周期分だけをサンプリングし直して

使ったりしていました。

 

当時はPeakという波形編集ソフトでループを作っていましたが、

Peakは小さいループを作るためにループポイントを小さい値で

設定するとソフトが落ちるため。どれだけキレイに

ループを鳴らして、容量を小さくして、それらしく聞こえさせるか

という世界でした。

 

今は作った曲はWAV再生だと思うので、

こんな苦労をしているサウンドクリエイターはもういないと思いますが、

この技術をやったことない人からすれば

未知の領域ですし、作曲編曲とは無縁の世界です。

 

知らないよりは知っている方がマシというレベルで

MIDI検定の資格を持ちたい人を反対しませんが、

MIDI検定に合格するための勉強の時間を一曲でも多く

作る方がサウンドクリエイターになれる可能性はあがると思います。

 

「サウンドレコーディング技術認定試験」

一般社団法人 日本音楽スタジオ協会(以下JAPRS)は、平成元年に任意団体として発足し、平成2年に通商産業省(現・経済産業省)より公益法人の許可を得、今年で29年目を迎えました。

JAPRSでは、任意団体の当時より資格認定制度の導入に向けて検討を進めていましたが、平成12年に資格認定制度委員会が発足したこ

とを契機とし、「良いスタジオであるために最も大切な要件はスタジオで働く人にある」という基本理念に基づき、公益法人である

JAPRSにとって人材の育成は極めて重要な事業と位置付けました。

このような経過により構築した技術認定制度は、広範囲に優秀で感性豊かな将来性のあるレコーディングエンジニアの育成を主眼に置いています。
そして平成14年から始まった「サウンドレコーディング技術認定試験」は、これらの状況を踏まえ、若人達の育成計画を含めて、度重なる討議を繰り返して計画され、実施しているものです。

 

これらの試験結果に対してはJAPRSより「認定証」を交付致しますが、サウンドレコーディング技術認定試験については、受験者の合

否を判定するものではなく、受験者の今現在の能力レベルを判断することを基本としていますので、自分の得意分野、不得意分野を確

認するのに最適と考えます。そのため各自の正答数の合計による総合評価のA~Eランクが認定されると共に、各分野別の「成績証明書」も交付致します。

なんともアバウトな資格ですw

これを資格と言っていいのか微妙な気がしますが、

ゲームサウンドクリエイターに役に立つのか?と言われたら

Noです。

(会社の規模にもよりますが)レコーディング系の最低限の知識があればなんとかなります

これがないと入れないというゲーム会社はないと思います。

「Pro Tools 技術認定試験」

これもMIDI検定と同じです。

この資格があれば作編曲ができるものではありません。

Protoolsを使いこなすことが目的なので、

会社がprotoolsをメインに使っているのであれば、

同じ作曲スキルで同じような条件の応募者がいた場合

Protools検定を持っていれば注目はしてもらえるかもしれませんが、

それが合否につながる可能性は極めて薄いです。

求められるのは即効性のあるスキル

この章は重要です。

まずスキルと資格の違いを明確にしましょう。

 

資格は役に立ちませんがスキルは役に立ちます。

資格とは車の免許

スキルは運転する技術です。

つまり運転免許を持っていても下手な運転で公道を

走られては迷惑になるだけです。

かといって免許ももたずにスキルだけで走り回ることは

許されるものではありませんw

 

資格は試験日までに用意周到に準備して挑むことを許されています。

しかしゲーム開発はそんな単純なものではありません。

リアルタイムに変化する状況をいかに察知して

柔軟な対応でクールにこなす能力が必要です。

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私が求めるサウンドクリエイターのスキル

 

  1. 一年で300曲作った
  2. 一曲に1ヶ月かけそれを納得させられる
  3. 効果音の意味を理解できる
  4. 適応力

 

1年で300曲

まずは数です。

ゲームサウンドクリエイターになりたいくらいですから、

作るのは大好きなはずです。

専門学校の作曲コースなら3年なので、3年間で1000曲くらいは作れると思います。

数だけを見ると尻込みしそうですが、自分で作り終えたという数です。

ここにプロのクオリティを持ってきても意味はありません。

大切なのはそれだけ好きな気持ちがあるかどうかということです。

その熱量をはかるための数字です。

それに一年で100曲作ることができれば2年目は半年以内で

200曲くらいはできるように必ずなっています。

 

はじめて自転車を運転した瞬間はフラフラしていますが、

数日も立てばまっすくそれもかなり速く運転できるようになるのと

同じです。

センスや才能なんて言葉はなく、ただひたすらありとあらゆるジャンルの曲の

作る量をコントロールできるようになるのが大切です。

 

サウンドクリエイターは基本時間との戦いです。

かけた時間とクオリティが同じでは問題があります。

少ない時間でいかに高いクオリティのように見せられるか

というスキルは当然必要になります。

一曲に1ヶ月かけそれを納得させられる

しかしそれと同じくして今度は一曲に一ヶ月かけます。

つまりどこまで考え込めるかです。

時間をかけるということは出来ることの選択肢が広がります。

その選択肢をコントロールして一切無駄のないレベルの

高クオリティのものを作り上げられるだけの知識や方法など

様々な作編曲能力が問われます。

この一ヶ月で作ったものはもし専門学校の生徒なら

先生に聴いてもらってもいいですし、

ネットのプロの人を捕まえて片っ端からお願いしみてもいいと思います。

私も以前こういう話をしたら「ぜひ一度聴いてください」と言われたことがあります。

なので私でよかったらいつでも聞かせてもらいますので

お気軽に声をかけてくださいね。

ここを注意しているサウンドクリエイターの卵さんたちは

非常に少ないです。

カップラーメン的な即席曲は今や誰でも作れます。

カップラーメンも本場のラーメンも同じレベルで

作ることができるとサウンドクリエイターとしての

即戦力として相手に伝わります。

 

効果音の意味

大手であれば効果音と作編曲は別れているところがありますが、

効果音は自分で一通り作ってみることをおすすめします。

例えば、

足音だけで喜怒哀楽を表現してください

と言われたらどうしますか?

これがサウンドクリエイターとして問われるスキルの一です。

方法論あ一つではありません。

どんな方法を使っても効果音で喜怒哀楽を表現できるれば

かなり注目してもらえます。

 

サウンドクリエイターに募集するなら

制作物 制作時間の短いものと長いもの両方

効果音による喜怒哀楽をイメージした一種のラジオドラマ

などを送ってみたら面白がられると思います。

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適応力

これが私は一番大切だと思っています。

つまり最低限のスキルを身に着けておけば

なんとでもなりますが、状況に適応できないのであれば

どんな能力をもっていても発揮させることはできません。

常日頃から同じ環境でベストコンディションが出せるのは

当然ですので、ありとあらゆる環境に身をおきながら

音楽制作をすることでその能力は鍛えられると思います。

 

さいごに

これさえあればなれるサウンドクリエイターに必要な資格とは

いかがでしたか?

名ばかりの資格は必要ありません。

好きで好きで仕方ないという感情の資格はサウンドクリエイターを

目指すひとであれば誰でも持っているはずなので

そこからスキルを磨きに入ってください。

 

もし何か分からないことたあったりしたら

遠慮なく訊いてください