「手軽に音楽を最高の音質で楽しみたい!」でも「大きなオーディオセットなんかいらない」そんな人が悩んでいるのがBOSEのsoundlink miniがANKER soundCoreです。今日は両者を値段の差、音質の差、操作性の差の視点で比較してみたいと思います。
比較するにあたって作曲家として20年以上のキャリアから良い音に対して厳しいジャッジをしていきたいと思います。
ポータブルスピーカーのメリット
アウトドアを3倍楽しむ
場所を選ばずに音楽を聞ける。もちろんスマホでも可能ですが、ポータブルスピーカーできくのにはかなわないです。今年はコロナの影響で花見はできませんでしたが、毎年家族で花見をするときは持ち出しています。外で美味しいお弁当とお酒、それに好きな音楽を聴きながら花見をすると日頃の疲れがなくなるほど、幸せな時間になります。
何もアウトドアだけがポータブルの使い方ではありません。食事を作るとき、ベランダでちょっと一息つきたいときなどももさっと動かせて自分の一番近くで一番好きな音楽を再生できるというのはとても幸せな時間です。
また友人たちとバーベキューをするときに音楽があるとさらに楽しい空間になります。iTunesやSpotifyのプレイリストをかけるのもいいですが、自分が選曲したマイリストかけることでそこからコミュニケーションが広がる。そんな楽しみ方ができるのがポータブルスピーカーです。
作曲チェックで使う
作曲をするとき良いスピーカーで鳴らすのは大切です。自分の作った音楽がどのように空気を震わせてリスナーに届くのか?プロは常に最高の再生音を探しています。最近はスマホから音楽をきく人も多いですが、簡易なオーディオ再生機器を使っている人もいます。もちろんそこにはポータブルスピーカーを使っている人もいます。
その人達と似たような再生環境を知るのもプロの仕事です。
サイズ比較
まずは両者のサイズを比較します。
横幅(mm) | 高さ(mm) | 奥行き(mm) | 重量(グラム) | |
ANKER soundCore | 165 | 45 | 55 | 360g |
BOSE soundlink mini | 180 | 51 | 59 | 670g |
重さは倍近くあります。確かに両者を持ち上げるとsoundlink miniの方がずっしりと来ます。携帯性を考えると圧倒的にANKERですが音質面ではsoundlink miniの方が圧勝レベルで良い音です。
ある程度重い方がスピーカーが無駄な共振をしないため高音質になります。BOSEがこのサイズでこの音質を作るためには当然の重さであったのではないかと思います。
音質比較
音がよいスピーカーの特徴
高音域から低音域までのバランスがよいのが音がよいスピーカーの特徴です。BOSEはまさにこの良い音の定義にはまります。そして音の広がりが自然なので、どこから聴いてもBOSEクオリティです。
一方ANKERの方は中高音域に特徴がある音です、イメージ的にはスマホ内蔵のスピーカーを蓋周りくらい大きくしたような音質です。JPOPなどはまだなんとか聞けないこともないですが、ジャズやBGMなどの音楽には物足りない部分が多いです。
音の大きさについて
音量を決める出力ワットは
- soundCoreは3wX2の6W
- SoundLink Miniはネットでは8〜10W?
と言われています。soundCoreはスペックが公表されていますが、BOSEはされていません。しかし、2〜4Wでここまで音が変わるのか?という驚きの音質差です。
小さくてもBOSEクオリティ
BOSEと言えば小さくても低音がしっかりでるので有名です。soundlink miniを見た人「こんな小さいスピーカーで何をきくの?ww」とバカにしたくなるかもしれませんが、やばいですよ。低音出まくりです。
とてもじゃないですが、このサイズからは想像もできないと思います。そして何より、その低音が信じられないくらい自然です。イコライザーでおすすめの設定とかで変に低音をあげたりしますよね。そんなことをしなくてもしっかりとした嫌味がない音楽を楽しめるのがsoundlink miniです。
soundCoreは最初から少し音が割れ気味です。音圧が高い曲などでは音が割れて音楽が楽しめません。とくに、「おすすめイコライザーの設定」などはかなり聴き苦しい音質になるのでオススメはできません。この「おすすめイコライザーの設定」に関してはsoundlink miniであってもsoundCoreであっても音楽聞きすぎると難聴になったり、耳への負担が大きくそれがストレスになったりするのでやめておいた方がいいですよ。
充電方法について
SoundLinkMiniはグレードルにのせて充電するタイプでSoundCoreは直接スピーカーに充電するタイプとなります。
ただしここでちょっと注意が必要なのはクレードルタイプは雑にのせてしまうと充電できない場合があります。私もなんどかきちんと乗せたつもりができていないことがありました。クレードルの上に正しくのせるとピープ音が流れるので確認できます。
値段の差
BOSE SoundLinkMiniは現在廃盤になっていましたが、人気すぎて復活しました。
アマゾンでは24,000円くらいで取引されています。
一方SoundCoreはおよそ5,000円
値段の差では圧倒的にSoundCoreの勝ちです。
なおBOSE SoundLinkMiniもSoundCoreAUX端子がついているので、ラインケーブルをつかって接続できるのはDTMerにとってありがたいです。
さいごに
コロナで自主ムード漂う中楽しめない日が続いてますよね。そんなときは良い音楽にふれるのが一番です。良い音楽を最高に楽しむならやっぱり良いスピーカーです。
プロの目からみても、SoundLinkMiniはプロの現場で使えるだけの音質と言えます。私は作曲をするときにADAMのA7Xというかなり大きいスピーカーを使います。それと同時に小さいスピーカーでのチェックもしますが、このチェックをするのがSoundLinkMiniです。それだけ信用できる音質を再生できるデバイスであるといます。
SoundLinkMiniはamazonのタイムセール中で価格は16,940円です。これはチャンスですので、見逃す手はないですよ
amaoznでは評価も高く、パソコン用のスピーカーで購入している人も多いみたいなのでこれをリスニング用スピーカーとして考えるのはアリだと思って手に入れてみました。