ソフトシンセの数も多さに悩みますが、ギターの種類もそれなりにあります。とくにギターサウンドにこだわりがある人からするとソフト音源ではなく生ギターを使いたいと思う人は多いでしょう。しかし、ストラト、テレキャス、レスポール。アコギ、などなど
それらを全部集めるには時間もお金もありません。何より生楽器はコンディションによって音が違ってきます。
しかし、「ここはやっぱりストラトでカッティングしたい」「ソロはやっぱりレスポールだよ!」という人のために超然便利なギターがあります。
それがVariaxです。
Variaxの魅力
Variaxとはアンプシミュレーターで有名なLine6が作ったモデリングギターです。モデリングギターは一言で言うとギターのなかに28種類のギターサウンドが内蔵されていてそれらをピックアップの位置レベルで変更ができるギターです。
「どうせろくでもないサウンドでしょ?」という偏見は危険です。たしかにそれらのサウンドを知り尽くしているプレイヤーからすれば違いはわかるかもしれませんが、
それらを間接的にしか聴いたことがないレベルのプレイヤーであるなら違いはそう簡単にはわかりませんし、楽曲に入っているサウンドを聴いた人が「これVariaxでしょ?」といえる人は限りなくゼロです。
先にも紹介しましたが、28種類のギターサウンドを内蔵しています。
T-Model
1960年製Fender® Telecaster® Custom
Spank
1959年製 Fender Stratocaster
Lester
1959年製 Gibson Les Paul Standard
Special
1955年製 Gibson Les Paul Special
R-Billy
1959年製 Gretsch® 6120
R-Billy
1956年製 Gretsch Duo Jet
Chime
1966年製 Rickenbacker® 370
Chime
1966年製 Rickenbacker® 370-12
Semi
1961年製 Gibson® ES®-335
Jazzbox
1953年製 Gibson® Super 400
Jazzbox
1954年製 Gibson® ES®-175
Acoustic
1959年製 Martin® D-28
Acoustic
1967年製 Martin® O-18
Acoustic
1966年製 Guild® F212
Acoustic
1995年製 Gibson® J-200
Reso
Coral Sitar®
Reso
Gibson® Mastertone バンジョー
Reso
1928年製 National® Tricone
どえらい量だと思いませんか?総額は何百万というもので、これらを一本のギターから出せるのは相当魅力的だと言えます。これをピックアップのバリエーションの切り替えと変則チューニングをボタン一つで出来ていまいます。
正直ギターからは普通のチューニングなのにヘッドホンやスピーカーからはドロップチューニングが聞こえてくるのは不思議すぎる世界ですが、チューニングし直す必要がないのは本当に便利です。
Variaxの種類
![]() LINE6 ライン6 Variax Standard【送料無料】 |
![]() LINE6 JTV-59 James Tyler Variax |
![]() LINE6 Variax Standard TBS モデリングギター |
![]() LINE6 Variax Standard WH モデリングギター |
Variaxを所持するメリット
プロのギタリストは当然ですが、打ち込みギタリストはメリットが大きいです。あらゆるサウンドをボタン一つで呼び出せます。例えばダンス系はやっぱりストラトがテレキャスでカッティングしたい
ラウドバリバリのギターロックはやっぱりレスポールさらっとした弾き語りはアコギだし人と違う曲をやりたい!ここは一発カントリーだなnよしバンジョーだ!
DTMで作る音楽ジャンルに合わせてギターサウンドを切り替えられることで制作速度も飛躍的にアップします。
プロの作曲家さんも「仕事で本物は必要ないし、(本当に必要だったらギタリストにおねがいするから、そういった意味ではめちゃめちゃ欲しいんだよね」と言っていました。
最初にも書きましたが、アイドルソングの後ろで鳴っているギターが本物かどうかはファンの求めるところではなく、作曲家やプロデューサーの自己満足の世界の部分でもあります。もちろん、ファンにより本物を聞かせたい!という素晴らしい気持ちをもったプロデューサーもいますが、大切なのはファンが楽しめる曲であるかどうか
そういう作品をVariax一本で一曲でも多く作ることができるならばVariaxが存在は大きなものでしょう。
注意点
モデリングテクノロジーは9Vの角型電池つまりアクティブ回路で作動します。しかし、当然電源ケーブルを繋ぎっぱなしにするとすぐにバッテリーがなくなってしまいます。モデリングテクノロジーを使っていない状態ではレスポールタイプならハムバッカーのピックアップの音おストラトタイプの場合はシングルピックアップの音がでます。
モデリング技術を使っていない音も普通に良い音です。
バッテリー対策
Variaxにはline6から出ているエフェクトボードを使うことでバッテリー供給ができます。その場合9Vの電池は必要ありません。いろいろとあるなかでDTMギタリストにオススメなのが
![]() LINE6 AMPLIFi TT |
卓上におけるアンプシミュレータです。お値段もそれほど高くないですし、アンプシミュの音も普通にいいのでかけどりしたままDAWにレコーディングするのもありだと思います。
ライブ時はバッテリーの予備を持つことをオススメ
![]() 【ポイント5倍♪11日01:59まで】LINE6 BA12 バッテリー/Variax |
予備のために絶対一本はあったほうがいいです。
Variax紹介動画
バンジョーはいい音ですが、確かに使いみちは難しいw私もそう思いますw
さいごに
プロも初心者もギタリストすべてにオススメ何より私はDTMギタリストに強くオススメしたいです。ギターは打ち込みが時間がかかります。それをしなくてよい演奏スキルをもっているならギターサウンドを簡単に変えて使用できるのは本当に便利です。
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