DTM初心者が作曲の勉強をするまえにしっておきたい5つの秘密

どうもUGです。

作曲の勉強をしなかれば曲は書けない…

このように考えている人は多いです。

 

結論から言えば作曲の勉強をしなくても曲は作れます。

おそらくみなさんが言う勉強というのは

「コード進行を覚える」とか

「音階を覚える」とか

そのあたりを勉強と思っているかもしれませんが、

それは勉強ではありません。

 

自転車に乗って漕ぐには足を動かさないといけない

当たり前のことですよね。

 

コード進行も、音階を覚えるのもそのレベルのものです。

難しく「勉強」というイメージにくっつける必要はないんです。

 

もちろんそこから複雑な理論があったりもしますが、

それも時間をかけていけば自然に身につきます。

 

大切なのはここからです。

それらを勉強するより遥かに大事なのは

「作った曲のイメージが相手に伝わるかどうかです」

 

つまりいくらいい曲ができた!と思っても

聞いてもらった人が「そんなイメージと思わなかった」なんて

言われたら「あれー?」ってなったりしませんか?

 

音楽は自分の考えを言葉にせずに伝えられるコミュニケーションでもあります。

だからこそ「自分の思いが伝えられる」この方法を学ぶのがとても大切なんです。

 

音楽を説明するのは難しいと思っている人が

いるかもしれませんが、何もすべて説明してしまう必要はありません。

もっとも伝わる部分のみを言語化できればいいんです。

今日は

DTMerが身につけたい作曲より大切な言語スキルについてお話します。

言語化イメージ

まず作りたいイメージをできる限り細かく言語化(ワード)します。

今回はクールな音楽を作りたい!という

イメージがあったとします。

 

ちなみに私のクールなイメージはこんな感じ。

 

冷たい 都会 夜 無機質 ひとり 寂しい ドライ ジャスト 短い

 

こういう感じのワードが出てきました。

これ正解はありません。みなさんが思うクールなイメージでOKです。

世代や住んでいる場所など様々な要因でイメージは変わるかもしれません。

 

「オレにとって爆音ギターはクールだぜ!」という価値観や

感受性を否定するつもりはありません。それはオリジナリティあふれる

音楽をつくるうえでの重要なものです。だからそういった

センスは大事にした方が絶対よいです。

 

ただ、音楽を作って聴いてもらい共感してもらうという条件下では

オリジナリティは少し横において

世間一般に当てはまりやすいイメージを探った方がよいです。

 

そういった意味では私のイメージはなんとなく

みなさんに共感してもらえる部分を意識しながら考えてみました。

言語化イメージ→音色

言語化したものを音色に置き換えてみます。

 

冷たい 都会 夜 無機質 ひとり 寂しい ドライ ジャスト 短い

 

冷たい=シンセベル硬い音色(氷のイメージ)金属系(クリーンギター)

都会=FMピアノ

夜=くらい音色

無機質 変化がない

ひとり=サインリード フィルターが閉じたシンセベース

ドライ=乾いた音 リバーブ少なめ

 

全部挙げられるなら上げてもいいですが、

できる範囲でやってみるといいです。

クールな曲調はメジャーorマイナー?

続いて、曲調についてイメージを膨らませてみます。

冷たい=というイメージだけでいけばなんとなく

マイナーなイメージが多いかもしれません。

 

しかし、メジャーな響きでもクールにはなると思います。

例えば元気な曲!というイメージがあった場合は

メジャーコードの印象が当てはまりやすいでしょう。

 

なぜなら元気=活発という印象が共通認識としてあるからです。

しかしクールは元気と比べて抽象度が高いです。

抽象度が高いイメージはメジャーやマイナーどちらでも

印象つけることができます。

 

まとめると

抽象度が高い=曲調はメジャーマイナーどちらでもよい

抽象度が低い=曲調ははっきりした方がよい

 

クールなリズムを考えてみる?

クールなリズムと言われたらどんなイメージをしますか?

私はタイトなイメージを思い浮かべます。

理由は、短くきることで音楽時間軸上に隙間ができるからです。

 

音楽における隙間とは楽譜のなかでの休符にあたります。

そこにぽっかりと空いたような空間、

なんとなく寂しいような感じもします。

「心に空いた隙間」そんなイメージです。

 

ドライ ジャスト 短い

これらの要素はリズムで表現できるのではないか?

と考えることができます。

 

クールなメロディの流れ

冷たい 都会 夜 無機質 ひとり 寂しい ドライ ジャスト 短い

 

メロディの動きとして一般的なイメージとして

メロディが上昇すれば「活気が出てくる」「やる気がある」「パワフル」

といった印象を受けます。

一言で言うとテンションが上がる

メロディが下降すれば「元気がない」「寂しい」「切ない」など

少しネガティブな印象があります。

 

この場合テンションは上がらない。つまり

気持ちが下がるという印象があります。

 

さらにメロディの動きとして

1オクターブや5度のメロディは

音が混ざりすぎることで空虚なイメージがあります。

これもクールな印象になるので?

というイメージがあります。

 

こういう感じで

イメージを言語化してそれを音色に落とし込んでいきます。

 

ここまでのプロセスを経て、

冷たい 都会 夜 無機質 ひとり 寂しい ドライ ジャスト 短い

のワードから曲を作ってみました。

 

ワードの選び方は

無機質

短いリズム

ドライでジャスト

 

都会的なクールなポップなイメージをメジャーな響きで表現してみました。

 

もし「あーわかるかも!」と思っていただけたら、

私のイメージの言語化とそれを作曲に落とし込むという行為は

成功と言えます。

だめならもっとよりわかりやすくワードとそのイメージを伝えられる

ように掘り下げていく必要があります。

 

次の曲は

冷たい 都会 夜 無機質 ひとり 寂しい ドライ ジャスト 短い

 

冷たい

都会 夜

ひとり

冷たい

というイメージで作ってみました。

リズム的にはロングトーンを多用しているため短いという要素はありませんが、

そのぶん冷たい=マイナー的響きと都会のクールをピアノの音色で表現しています。

また、冷たい印象の中でロングトーンのサックスのメロディが

暖かさをイメージさせることで心の中のクール(寂しさ)を表現してみました。

相反するものの存在がよりお互いを浮き立たせる狙いもあります。

いかがでしょう?

イメージの一端でも感じていただけましたでしょうか?

ゲーム音楽を作曲する上で必ず求められる

戦闘っぽい曲やフィールドっぽい曲などを作ったりしたことがある人は多いと思います。

しかし、おそらく9割の人がそこにオリジナルはないと思います。

なぜなら今まで自分がプレイしてきたゲームの中の曲を自分なりになぞっているからです。

これをオリジナルと呼べるかは解釈にもよりますが、

私がいた会社ではそれは「パクリ」としか言われませんでした。

 

大切なのは開発ディレクターのイメージを形にすることです。

そのときに「じゃあフィールドはドラクエっぽい感じで」なんて言われることはありません。

そんなことをして世の中にそのゲームを出したら

「あのゲームのフィールドもろパクってるやんなー」と最悪な評価をもらうことになります。

つまりゲーム音楽も「このゲームを120%楽しんでもらうためのフィールド音楽であらねばならぬ」

と思って作っているのです。

そこでサウンドクリエイターに求められるのが「言語を音楽にする方法」です。

つまりディレクターが「青い空で広大な大地を感じ感じさせる曲。でもオーケストラ全面押しではない」

こんなイメージでお願いさせることが多いのです。

「青い空」と言われた瞬間に「○○ゲームのフィールド音楽に青い空があったな」と言ってそれに似せてしまうと

その曲は採用されません。

自分が感じた青い空をどのように音にできるかが問われるのです。

 

ここで「青い空」をもっと具体的にしていきます。

 

青い空とはどの場所から見ているのか?(街、丘、木々の間)

色々とあります。

雲はあるのかないのか? 太陽はあるのか、

暑さはあるのか、

青い空を音色でイメージすると何が一番しっくりくるか?

音の長さは短いのと長いのであればどちらが空をより感じるか?

 

などです。

抽象的な世界を形にするときいかに「言語化」できるかはサウンドクリエイターがもっておくべき

スキルだと私は思います。

さいごに

このような感じでイメージを言語化

言語化したものを音色に置き換える

という行為をして曲を書くと、

ぶれが少なく相手に伝わりやすい曲を作ることができると思います。

 

私が作曲をするうえで大切にしているのは

とにあかくイメージと音楽の結びつきのストック量だと思っています。

イメージを言語化した音楽はたくさんきくことで

鍛えられますし、自分のイメージも世間とブレにくくなります。

そしてそれらをプロから簡単に教えてもらえる方法があります。

 

それはラジオを聞くこと。

テンションの高いラジオDJが曲を紹介するとき

「めちゃあつ元気なこの曲」と

曲のイメージを伝えてくれます。

このときの言葉の選び方は実に的を得ているものが多く

イメージもしやすいので、

もし言語化のイメージが難しかったらい

一度ラジオを聞くことをおすすめします。

 

みなさんも一イメージの言語化

ぜひ挑戦してみてください。

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