DTM初心者の作曲スキルを半年で2倍にできるMIDIキーボードの選び方

DTMで打ち込みをするときはどんな大きさであってもキーボードはあった方が絶対いいです。なぜなら曲を作り上げるスピードが速くなるからです。曲が速く作れるということはそれだけ作曲スキルの向上につながります。マウスでポチポチと打ち込むのも悪くはないですが、やはり鍵盤を使って打ち込むと視認性と操作性の効率がよくなり、とてもスピーディーな打ち込みが可能になります。つまりクオリティの高い曲を速く作れるようになるにはMIDIキーボードは必要不可欠と言えます。

しかしどのMIDIキーボードが良いのかっていまいちわからないですよね?適当にお店の人に言われて買ったけど「うーん」ってなるのも嫌ですよね。ということで今日は今日はDTM打ち込みキーボードを選ぶときに注意したい

5つのポイントをお話したいと思います。このポイントを意識しながらキーボードを探せば失敗しにくいキーボード選びが可能になります。

鍵盤の種類について

キーボードを選ぶポイントをお話する前に少しだけキーボードの鍵盤についてお話します。MIDIキーボードには25鍵盤〜88鍵盤まで様々な種類があります。25〜61鍵盤までの多くは柔らかく引きやすいプラスチック製の鍵盤でキーボードに興味がないピアニストは「おもちゃ鍵盤」なんていい方をしたりします。

76〜88鍵盤はホンモノのピアノに似せた重くてどっしりとしたピアノ鍵盤になります(中には88であってもピアノタッチでないプラスチックてきなものもあります)

DTMで打ち込みをする場合どちらが良いか?と言われるとその人の打ち込みスタイルによると思います。ピアノ曲などのような曲を演奏しながら打ち込む(リアルタイムレコーディング)するならばやはり88鍵盤はあったほうがよいでしょう。

しかし、プロも含めて多くの作曲家が打ち込むときはそれほど演奏をして打ち込むことは稀です。打ち込み時には鍵盤は(ドを押せばドというデータが入力される)のためのスイッチとしての役目が多いですからです。

ばりばりのピアニストの人ではかなりしっかりしたピアノ鍵盤のキーボードを使っている人もいますが、満足できるレベルの88鍵盤キーボードはほとんどないとききます。ほぼスイッチ的な使い方になるかもしれないキーボードではありますが、ある程度の弾き心地は求めた方が後々少し弾けるようになってきたときにストレスが少なくてすみます。

鍵盤数について

DTM打ち込みキーボードは

25鍵盤(2オクターブ)

49鍵盤(4オクターブ)

61鍵盤(5オクターブ)

76鍵盤(6オクターブ1/4)

88鍵盤(7オクターブちょい

という鍵盤数になっています。(赤丸は中央のド(C4)です。

この他にもミニ鍵盤といったものもありますが、

今回は標準鍵盤をメインにしています。

鍵盤数が多ければベース、和音、メロディ、などを問題なく弾けたり打ち込みもしやすくキースイッチもコントロールしやすくなります。鍵盤数が少ない場合、例えば25鍵盤だとベースを弾くときはオクターブを切り替えられるトランスポーズスイッチを二回押してベースの帯域にしてやりますがこれはかなりの手間です。

キースイッチ

音源(ギターやベース、ストリングス)の奏法(アーティキュレーション)を鍵盤にアサインされていて、鍵盤を押すことで奏法が簡単に変更できることキースイッチは低音中央のド(C)からすると2oct以上下、または2oct以上上に配置されます。もし76鍵盤〜88鍵盤クラスだとキースイッチを鍵盤で確認できますが、それ以下だと、オクターブスイッチを使い鍵盤鍵盤のキーの高さを変更してやる必要があります。これもやはり地味に手間です。

キースイッチはDAW上のピアノロールで打ち込むことも多いので少ない鍵盤でもそれほど問題ないかもしれませんが、パッと音を確認したいときなどやはり鍵盤を押せばすぐに奏法を切り替えられるというのは作業の効率化につながります。

その効率化を求めるのであれば鍵盤は76〜が望ましいですね。

幅(大きさ)重量

88鍵盤ともなると横幅が1400mmつまり140cmほどになります。これは普通の机の上に気軽における大きさではありませんので、専用のDTMデスク的な何が必要になる可能性があります大きくなったぶん重量も増えます。また鍵盤の質によって重さが変わってくるので鍵盤の弾き心地をとるか、軽さを取るか難しいところだったりもします。

DTMキーボードを選ぶ基準

値段(コスト)

音源が入っていてシンセサイザー的に使えるならまだしもDTM打ち込みキーボードに40,000以上は高すぎます。それだけのクオリティがあるのはわかりますが、やはり打ち込みをメインでするだけなら高くても30,000円までと言ったところでしょうか

コントローラー

DTM打ち込みキーボードにはフェーダーやノブといった音源をコントロールできるたぐいのスイッチが配置されているものがあります。ノブやスライダーなどのコントロールスイッチが多くあるものは音色を操作するときのメリットになりますが、場所的(サイズ)な問題が発生します。

鍵盤の質

あまりにも鍵盤が悪いと弾く気がなくなりますし、最悪故障の原因となるのである程度しっかりした鍵盤であることが望ましいです。冗談ではなく鍵盤でドラムをバシバシ打ち込んでいたら鍵盤が折れたという話もあったりします。

サイズ

机の上において使うことを前提としたとき奥行きが有りすぎるのは問題です。コントローラー部をあわせて300mm250mmくらいであれば机の上を有効活用できると思います。ただ、88鍵盤などはキーボードの大きさから机の上においても鍵盤の場所が5cmくらい高くなるものもあります。そうなると長時間弾いているのはかなり肩に負荷がかかるので注意が必要です。

オプション+カラーリング

DTM打ち込みキーボードはあるいみDTMのスターターキット的なものであったりする場合もあって、DAWの簡易版がついてきたり音源がついてきたりすることもあります。ではそれらを考慮したキーボードをいくつか紹介します。

Arturia KeyLab61

私がメインで使っていたArturiaのKeylab61スイッチやノブにフェーダーパッドがついています。コンパクトにまとまっていて使いやすいです。鍵盤はかなりスイッチ感があるカチカチとした感じで好みが分かれるところですが、私は嫌いじゃないタイプの鍵盤です。何より奥行きが24cmと小さいところとポップなカラーリングが気に入ってます。

しかし最新のKeylab61は

パッドの追加とノブスライダーの位置を変更したことで奥行きが6cmほど大きくなりました。机のうえの6cmはなかなかの大きさです。しかし奥行きの問題さえクリアできるならKey labシリーズはとても使いやすいキーボードですし、プリセット数6000超えのArturiaのアナログモデリングシンセを集めたkey lab3がついてきます。

音色エディットはできませんが、クオリティに関しては間違いありません。現在サウンドハウスさんで42,000円で販売しています。

M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Oxygen 61

Arturia Keylab61とかなり似ています。奥行きが243mmとこちらもコンパクトです。パッドが8個ついているので鍵盤の少ない部分を補えるのでパッドは多ければ多い方がいいですが、この奥行きのサイズでは8個が限界です。そしてオプションがかなり良いです。

・自動的にマッピングされるDirectLink機能
Oxygen 61の豊富な操作子は、M-Audio独自のDirectLink機能により、Ableton Live、Pro Tools、Logic Pro、CubaseなどのDAWの様々なパラメータに自動的にマッピングされます。複雑なマッピング設定をすることなく、接続してすぐに専用コントローラを手にすることができるのです。

・付属ソフトウエア
Oxygen 61には、高品位バーチャル・インストゥルメントを提供し続けているSONiVOXとAIR Music Technologyから、シンセサイザ音源「TWIST」と「XPAND!2」が付属し、Oxygen 61を使用してこれら最高のクリエイティブ・ツールを自在にコントロールできます。

・Ableton Live Lite
更に、Oxygen 61には、世界で最も有名でパワフルな音楽制作ソフトウエアのひとつである「Ableton Live Lite」が付属します。Ableton Live Liteは、直感的な操作でオーディオとMIDIを操り、作曲、レコーディング、リミックス、即興パフォーマンスなど、スタジオやステージで最も活躍するソフトウエアと言えるでしょう。

スターターキットしても使えるレベルですし、オプションに目を向けても十分価値があるキーボードといえます。Ableton Live は最近DTM業界で注目されている宅録お母さんも使っています。宅録お母さんとはカラーリングがあれば言うことはないですが、しかしかなり使いやすいキーボードといえます。

Roland A-800PRO-R

ノブもスライダーも少し小さいですがパッドも8個ついています。奥行きも253mmとまずまず。売りは鍵盤のクオリティ弾きやすく触り心地がよいのがポイントです。こちらもOxygen 61同様Ableton Live Liteがついてきます。デザインのこだわりも見えるのでカラーバリエーションがあればもっと親しみやすいキーボードになりそうな気がしています。

created by Rinker
ローランド
¥37,120 (2020/11/24 06:40:02時点 Amazon調べ-詳細)

M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Oxygen 61と比べると値段が倍以上するわりにオプションが少ないところですが、演奏キーボードとしても使いやすいのでプレイを考慮するとOxygen 61よりこちらの方が弾く楽しみを味わうことができるかもしれません。

NEKTAR ( ネクター ) / IMPACT LX61+

奥行き279mm

珍しい61鍵盤でピアノスタイルのボックス鍵盤ですが決してピアノタッチというわけではありません。ここは注意が必要です。弾き心地は好みが分かれるところですが、好きな人にとっては問題ありません。イメージとしてはオルガンの豆腐鍵盤みたいな柔らかい感じです。オプションはデジタルシンセサウンド満載のソフトウェアインストゥルメント、UVI Digital Synsations フルバージョンが付属。LX+シリーズには先進のDAW、Bitwig 8-Trackがついています。

UVI Digital Synsationsとは80年〜90年に活躍したハードシンセ

ensoniqのVFXYamahaのSY77 rolandのD50 KorgのM1をサンプリングした音源です。いかにもデジタルシンセ!と言った音色はわかりやすくキャッチーなものばかりで非常に使える音源です。市場では10000円弱の音源です。Bitwig 8-Trackは次世代のDAWとして注目されているので人とは違うDAWを使いたい!という人にはオススメです。

値段は27,800円

[

NEKTAR ( ネクター ) / IMPACT LX88+

おそらく88鍵盤でこれだけのコトンローラーがついて奥行きが279mmというのは他にないと思います。スペース、操作性、コストすべてにおいて優れています。打ち込みで88鍵盤がほしいという人には猛烈にススメますただしこちらも鍵盤はピアノ鍵盤ではなく柔らかいタイプの鍵盤なので鍵盤の数だけ見てピアノ鍵盤だ!と思い込まないように注意しましょう。

Native instruments KKシリーズ

総合音源で有名なNative instruments が出している打ち込み用キーボードです。

created by Rinker
Native Instruments
¥58,500 (2020/11/23 08:27:06時点 Amazon調べ-詳細)

私は88鍵盤のものを使っていますが、かなり使い勝手もよく鍵盤もいい感じではあります。何よりもLogicとの親和性が高くKK88上でLOGICをコントロールすることができます。

ただ、高さが多少あるため机のうえにおいていると演奏時に疲れてしまいます

さいごに

使いやすいDTM打ち込みキーボードを選ぶ5つのポイントいかがでしたでしょうか?DTMキーボードを選ぶときは

  • 値段(コスト)
  • コントローラー
  • 鍵盤の質
  • サイズ
  • オプション+カラーリング

これらを基準にすることで迷いが少なくなると思います。ぜひ記事を参考にして自分にぴったりのDTMうちこみキーボードを見つけてください。