「DTMは全部一人でしないといけないから大変だ」こんなふうに思っている人は多いです。実際Googleでも「DTM 大変」と検索するとネガティブな意見がたくさん見受けられます。ですが、「大変なんだったら私にはできないだろう」と思うのは早合点ですよ。
たしかに大変ですが、いっきに覚えなくてもいいですし、やらなくてもいいです。できることからやっていけば思ったほど「大変」とは思わないです。
DTMに不必要なスキル
DTMではさっきょくをするのに必要がないものがあります。それは次の2つです。
- 「演奏する必要がない」
- 「音符を読む必要もない/音楽的理論も必要ない」
これらはDAWと呼ばれる作曲ソフトがカバーしてくれます。
なぜ大変と思うのか?
いくら大変じゃないよ!と言っても「それは出来る人だからであって…」と出来ない声が聞こえてきますが。
まず呪いのようなイメージの「大変」ですが、作曲、打ち込み、編曲、ミックス、マスタリングこんな工程を一気にやろうとしたらそりゃ大変です。
でもこれってサッカーでいうところの「確実にボールをまっすぐドリブルして」「相手を上手く交わして」「キーパーがいないところにシュートを打って決める」くらいのことをサッカーをやったことがない人にやれ
っていうのと同じです。
まぁサッカーくらいなら運動神経のいい人ならできるかもしれません。でもそれは音楽でも「音楽好きならばできる」くらいのものです。
つまり大変だと思う理由は経験がないからです。経験してしまえば誰でも作曲ができるようになる。それをサポートしてくれるのがDTMです。
大変①楽譜が読めなければできないと思ってしまう。
まず楽譜ベースで音楽を作る人が以外はDTMの楽譜機能に頼る必要はありません。DAWには音の長さを横軸で表したピアノロールという機能があります。

このように楽譜の長さでデータをうちむので、楽譜が読める必要はありません。
全音符 2分音符 8分音符 16分音符さえ よめれば打ち込みはできます。
大変②理論がわからない
理論というのは幅が広い解釈ですが例えば歌ものでは鉄板のコードドミソといえばCファラドがFソシレはGと言ったある程度の覚えることは存在しますが、ここも最初から難しく考えずに好きな響きのコードは「◯◯」っていうんだねという程度に覚えるだけでOKです。
というか私は過去の話ですが、Am7のコードを理解するのに3年かかりましたw読めるようになると「なんで読めなかったのが不思議なくらいですが」それくらい苦手意識が強く、「読めるわけがない」と三年間思い込んでいましたw
理論を意識する必要はなく、好きなコード進行を並べるだけでも作曲はスタートできます。大変と思い込む必要はまったくありません。
大変③中途半端は駄目だと思っている
一曲完成できないと駄目だと思いこんでいる人が多いです。しかしクラシックでも完成させるのに何年もかかるものもあります。DTMを初めて日が浅い人がいきなり完成させることの方が難しい。
サッカーで言うといきなり「オーバーヘッドキック」でシュート決めること!!!って言われているようなもんでです。
これも私の話になりますが、高校一年のときにシンセを初めて自分で「とりあえず一曲という単位数えてもいいかな?」と思える曲になるまで4年かかりました。
今はSNSなどで曲を簡単にアップして聴いてもらえる時代です。中途半端なものを上げると恥ずかしい。という思いがあるかもしれませんが、中途半端は至ってOKです。そこからの成長こそがあなたのコンテンツになります。
さいごに
大変大変と連呼していると大変でないものまで大変に見えてきます。
まずはDTMをどうやったら楽しめるか?
- 音を作るのか
- 作曲するのか
- 編曲するのか
- ミックスするのか
なんでもいいです。手当たり次第やってしまって「これ面白そう」と思えたらそこから広げていけばいいんですよ。大変!つらい、めんどくさい
なんて無意味な完全主義から生まれた無用の産物w好きな形で続けることが1番いいんです。