DTMerに中途半端な個性は必要ない

音楽を作っている人たちって「個性的な人」が多いように思いますよね。たしかに人と違った感性によって音楽を作っている側面はあるかもしれません。ですが、だからといって「個性的」でないと作編曲(DTM)ができないかと言われると答えはNoです。

まだ自分の個性に気が付かないDTMerにとっては「個性」という言葉は「必要不可欠なパーツ」の如く思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。今日はその「個性」の正体について見ていきたいと思います。

個性とは

グーグル先生によると

こせい

個性

1.
他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性。

 「―的な人」

2.
個体に特有の性質。

ということ他の人違ったその人特有の性質これを私はものの考え方(解釈)捉え方と私は思っています。あるメロディを聞いて切なくなったとします。他の誰も切なくなっていないのに何故切なくなったか。なぜそう解釈したのかという捉え方が個性になるというわけです。

作曲をするときも0から1が生まれるのではなくすでに自分のなかにある1をどう捉えるかそこが個性を探るきっかけになります。

個性とは0から1を生み出すものではなく1と1を組み合わせていくもの

多くの人個性的(オリジナル)のイメージは0から1を生み出す的な印象を持っている人が多いかもしれませんが、音楽の歴史から見てもすでに0というものはありません。それは世の中に溢れている音楽を聞けばわかると思います。特にDTMで奏でる音楽は大衆よりなものが多いのでもうゼロなんていうものはないと思う方が自然です。

それでもゼロからイチを生み出すことに目的意識をもつことは否定しませんが、時間もお金も限られている私達からすればやっぱりもっと効率的に個性を見出したいものです。そうなると既存のもの同士の組み合わせかたが個性(オリジナル)とよぶのが一番効率的だと思います。

作曲の天才と言われたモーツァルトの話ですが、11歳で書いた「ピアノ協奏曲第一番」は独自の曲想がなく、過去の作曲家の真似をしながら作っていたました。11歳でそれをやってのけるというのはあるいみ天才かもしれませんが、ゼロをイチにしたわけではないということころがポイントです。

好きを掘り起こす

個性に気づくためにズバリコレです!DTMで作曲をするならおそらく好きなアーティストがいると思います。◯◯のような曲を作りたい!こういう気持ち私もありましたし今でもあります。好きなアーティストの曲って何回も聞いていると思います。そのアーティストの曲を何度も聴いているとあるとき自分が「ああこのひとのこれ好きだなー」って部分がふいに現れることがあります。

一曲を通して好きというよりはもっとふと瞬間自分に語りかけてくるような小さく短い語りかけのようなものだと思ってください。それはリフだったりアレンジだったりそれは単なるメロディのドとレという動かし方かもしれません。

あなたが気づいたそのアーティストの「小さな好き」をちょっとだけ書き出します。「◯◯の音色は硬くて尖っている」とかでもいいですし、「メロディのこの上昇の仕方が何かツボ」みたいな抽象的でOKです。とにかく書き出してみてください。そして書き出した理由を考えてみてください。

  • 「なんで私はこの音色が好きなのかな」
  • 「いつから好きなのか?」
  • 「どこで好きなった?」

具体的な質問にこしたことはないですが、掘り下げられるだけ掘り下げてみます。

個性は過去に眠る

私の場合はTMネットワークが大好きで高校のときにシンセをはじめました。ではなんでTMネットワークが好きになったのか?TMの曲ってキャッチーなメロディと打ち込みのデジタル音で非常にアニメチックな印象を受けます。で物心ついたときにはアニメソングが好きでずっと聞いていた。TMネットワークの曲はそのときの自分の楽しい気持ちにさせてくれるから好きになった。と解釈しています。

これに正解はありません。私がこう感じたからという理由です。なぜ3歳ぐらいでそういうアニメソングが好きだったかと言われたらきっと生まれ持ってオタクだったからかもしれませんw(まぁアニメソングはわかりやすいので子供はみんな好きですけどね)自分の初めての楽しい経験を思い出せてくれるから私はその感情音楽でを掘り起こしたい気持で曲を作るプロセスが私の個性といえます。

年月が変わればまたその解釈は変わってくるかもしれません。その解釈の変化は経験によって得られたものなので「そう思ってたけど、今ではこう思う」って全然アリです。同じ音楽を聞いても受け止め方が千差万別なのは音楽にふれるまでのプロセスがみんな違うからです。楽曲を売る側からすればわかりやすく「切ないメロディが突き刺さる」なんて言われたら「あーこの曲は切ないんだな」と思い込もうとしますが大切なのは聞いた瞬間の自分の感情です。

「せつない曲」だからといってしんみりした気持ちで聞く必要はありません。音楽を聞いて自分に正直になった瞬間から個性が光はじめます。

個性的な音楽の作り方とは?

具体的にどうすれば個性的な音楽になるのでしょうか?それは自分の何かを刺激する音楽的要素を混ぜる合わせる1人のアーティストから集めてもいいですし、複数のアーティストでもよいです。そうやって作られたものが自分の何かに突き刺さるものであればそれが個性的なサウンドといえます。

そうした結果それが誰かの曲に似ていても恥じることはありません。だって結果似てしまったということです。ゼロがない以上似ることだってあります。それくらいの割り切りは必要ですしそれも個性です。もうわかってきたかもしれませんが、個性的な音楽というものがあるわけではなく音楽をどう捉えるかという考え方があるだけです。

さいごに

個性って難しいですよね。自信がなかったりするときはその個性も他人の一言ですぐに否定してしまいがちです。でも、個性は自分だけの解釈です。その解釈を大切にしてDTMを続けることで必ず音楽に個性が宿ります。私がそれっぽいものを作り続けた20年間は自分の中のなにかを刺激するものを集め続けその結果が今の自分の立ち位置なのではないかと思っています。

誰かが言った「個性的であれ」その言葉より自分が信じる解釈こそがあなたの最強で最大の個性になります。

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