かんたん!DTM初心者が覚えたいシンセ音作りのための基礎知識

DTM初心者が「曲のクオリティ」を上げるのに効果的なのは音の構造を理解を理解することです。音の構造とはプリセットの音色の構成要素です。もうちょっと簡単にいうとオシレーターは何なのか?フィルターはどんな感じの設定なのか?エンベロープは?エフェクターは何を使っているのか?といった具合です。

「それを知ったら何故1ランク上がった音色作りができるの?」と思いますよね?音色をただ選んで使うのは悪いことじゃありません。しかし、その音色について「どこまで認識しているか」によってあなたの曲のメッセージ性を強くしてくれるからです。「音色がメッセージ?」ってなりますよねw音色は歌詞と同じくらいメッセージにあふれた存在です。もし音色のメッセージ性に気づけたならば、歌詞のあり方もわかりますし、インストならばより「かっこいい」曲にすることができます。

そこで今回の音の構造を理解しましょうという話になります。

好きなソフトシンセを一台に絞る

DAWには何台かソフトシンセが付属していることがあります。だからといってすべて使い倒そうと思う必要はまったくありません。あれもこれも触っていては覚える項目が多すぎて頭がパニックになります。いずれは多くのソフトシンセを自由自在に扱うことができます。まずはお気に入りの1台をみつけましょう。なぜ1台で良いのかというとどのソフトシンセも基本は同じだからです。シンセサイズによって明らかなに音源方式が異なるものもありますが、それでもオシレーターを選び、フィルターを撮ってエンベロープを通りエフェクターでおしゃれして音色を作り上げるというプロセスは同じです。だから、一つに絞るだけでも十分なのです。

どんな音が必要なのか

尖った音を作りたいのかダンス系でよく使われるSuperSAWのような音色を作りたいのか今の自分が必要としている音を明確にしましょう。実は音作りが悩む理由の一番はココです。求めている音色を明確にできないと、ものすごい数のプリセットから好みの音を選び続けることになります。これでは時間がかかりすぎてしまいます。時間がかかるということはそれだけ集中力と体力を使うことで音作りにかける情熱が下がってしまいます。作りたい音がアナログ・シンセ系であればそのカテゴリから選ぶことができます。生のバイオリン系ならそういうカテゴリ系があると思いますし、ソフト音源によっては検索モードもあるので目的を絞ることで素早く目的に近い音を探すことができます。まぁ意味もなく音色を探すのも楽しいですが、それは音源を買った初日だけにしておきましょうw

プリセットをバラす

 

今日の記事の本題はここからです!

プリセットの音はエフェクトやフィルター、ADSRなどをプロが駆使して作られた音色です。プリセットの音がどういう要素で作られているか理解することで自分が必要としているシーンにばっちりとあった音を作ることができます

エフェクトを切る

リバーブやディレイなどの空間系をバイパスします。もとの音の響きはどういうものかを調べます。実は残響が最初から入っているような音色も結構あります。(オーケストラ系の音源など)そういう音源の上にさらにリバーブがかけられていることで使用用途が限られたり、自分のなかでしっくりこない原因にもなります。またディストーション系のエフェクトで音が加工されている音色はエフェクト前とでは全然音が違います。元の波形によっては歪系がうまくハマらないこともあります。エフェクトによる音の加工で何かしっくりこない場合はエフェクト切って元の波形をチェックしましょう。

ADSR(エンベローブジェネレーター)をデフォルトに戻す

アタック

ディケイ

サスティン

リリース

時間による音色変化が起きないようにします。

スライダーの場合

ノブの場合

こうすることで加工前の波形がどんなものかわかります。アッタクを左(スライダーなら一番した)に振り切ればアタックが強調された音になるはずですが、音源によってはアタックの度合いはかなり違います。それが特色だったりもしますが、尖った音を作りたいのにアタックがない音色を選んでしまったら時間をかけても目的の音にはなりません。そういうときはすぐにアタックのある音色を選びましょう。ちなみに私はADSRで一番重要なのはアタックだと思っています。

フィルターデフォルトに戻す

フィルターはカットオフ、レゾナンス、それらを時間的にコントロールするためのフィルター専用のADSRこれらをデフォルトにします。

カットオフを全開にしてレゾナンスは動かさない

スライダーの場合

ノブの場合

フィルターはカットオフとレゾナンスによって特定の帯域の時間的変化を強調します。ミョンミョンいうような音がまさにそれです。通常フィルターは開いてしまえばかなり明るい音になりますが、元のサンプルが篭っていたりすると明るいサンプルより暗いサンプルの方がフィルターのかかり方が甘くなります。

 

「なんかパッとしないな」フィルターを外して加工前の音を聞くと「こんなに暗い(モコモコ)した音だったんだ」と気づくこともあります。

TUNEを合わせる

レイヤーサウンド場合はTUNEを合わせる(チューニングをあわせる)ことも重要です。チューンをずらすことで音にゆらぎがうまれ広がりを作ることができますが、やりすぎると音程が狂ったようになります。しかし、中にはこのチューンをずらした音色同士をレイヤーしていたりするものもあります。こうなると単体で聞いているときは気持ちよくても楽曲の中では埋もれてしまったり、ピッチがあっていないため楽曲が不安定になります。

アナログモデリング音源の場合はデフォルトが選べる

アナログモデリング音源の場合はプリセットにデフォルトという音色があります。これを使えば波形を再生するだけの状態なので、ゼロからつくるのであれば便利です。

さいごに

重要なのは構造をしるということ複雑な音色でも構造さえ理解すれば次からその音色を作ることができます。浅倉大介さんは新しいシンセを購入したらすべてのエフェクトを外してプリセットの音をばらせるだけバラします。これは「鬼の浅倉チェック」と呼ばれる方法で元の波形と音色の構造を理解します。

そうすることで自分が使いたいシーンに合わせて何をどうすればよいのか答えが見つかります。みなさんもプロの技法を真似てプリセットをバラバラにしてしまいましょう。もし記事を読んでわからないことがあれば聞いてください。どんな質問でOKです。私もいろんな人に質問して知識を身につけたので疑問に思ったらバンバン訊きましょう!

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