雷が落ちて停電しパソコンが止まったデータが全部消えた!
パソコンににとって停電ほど怖いものはありません。それまでの作業のデータが消えるならばまだ助かります。一番こわいのはパソコン自体が急な落雷や停電で壊れてしまうことです。今日はそうならないために必要UPSについてお話します。
UPSとは
UPS(Uninterruptible Power Supply)とは「無停電電源装置」のことをいいます。装置の内部にバッテリーが内蔵されいて、急な停電時にも一定時間、UPSから電力を供給されます。
これがあるかないかでDTM生活を楽しく急な天災にも慌てることなく対処できます。
UPSのメリット1(データ消失のリスク回避)
先にも書きましたが、UPSは停電時に僅かな時間ではありますが、電力を供給してくれます。その時間で作業中のデータのバックアップをとりデータ消失のリスクを回避できます。
保存(バックアップ先として)クラウド上にバックアップ先を作っておくと安心ですが、DTMerの場合オーディオデータが増えるとクラウド上のバックアップはすぐにいっぱいになってしまうのでバックアップ先は外部ストレージメディア(HDD)などが良いと思います。
UPSのメリット2(急な電圧以上におけるパソコンの故障の回避)
パソコンは急な電圧以上の変化に弱い製品です。電源を落とすのにシステム終了という手順があるのはこのためです。
本来電源を切るだけなら物理的に電源ケーブルを引っこ抜いてしまえばいいだけの話。しかし、そんなことをしたらパソコンの何千というパーツが急激な電圧の変化により故障してしまう可能性があります。
そうデータが消えるだけならまだいいというのはこういうことです。
パソコン自体が停電で壊れてしまう可能性があるのです。それを回避してくれるのがUPSです。
さらに急な電圧変化の影響を受けやすいのはUSBメモリです。DTMをしている人はこのUSBメモリを使っている人が多いです。それは何かというと「iLok」です。
これも立派なUSBメモリです。今まで何十万も使って買ってきたプラグインを管理するUSBキー。これが落雷による異常電圧で壊れることがあります。
UPSのデメリット
パソコンの電源をUPSを経由してとることで音への影響が若干でてしまうと言われています。もちろん普通の人にはわからないレベルですが、音楽を生業としている人にとってはリスクをとるか音質をとるか難しい選択の場合もあります。
停電時のパソコン対処
DTMは
パソコンや
モニター
オーディオインターフェース、
スピーカー
キーボード
マイクプリ
などなど
様々なな電気機器を使用します。停電時はこれが一斉に使えなくなるのは当然ですが、問題は停電が回復した瞬間に各機器のスイッチが入ったままだとそこに急激な電圧が加えられてしまい故障の原因になります。電気関係の故障の修理は回路自体が死んでしまうので結構な修理費を必要とします。
停電したらとにかく各機器の電源を落とし、ブレーカーを落とすこれが停電時にDTMerがとるべく行動です。
UPSはどれがいい?
メーカーによっていろいろとありますが、最近はサウンドハウスさんがUPSに力をいれています。
6月の地震災害のときに地震による機材の修理窓口になったりと安いだけではないサウンドハウスの対応はDTMerに大きな安心感を与えてくれています。
さいごに
[地震][台風]による停電時ためにDTMerが持っていおきたい究極アイテムそれはUPSです。
備えあればなんとやら良いものを作るためにも安心して制作できる環境の構築は必須です。
「停電なんか大丈夫」と思っていても急な停電の前にDTMerができることは何もありません。
クオリティの高い音源もいいです。一個3万するコンプもいいです。でも何度もいいます。データが消える(保存できなかった…)はまだマシです。
最悪はパソコンが壊れることです。パソコンは自分で自分を守れません。
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