FXPANSION Geist2 レビューの魅力と使い方について

  • 人があまり使っていないドラム音源を使ってみたい
  • こだわり抜いたビートメイクをしたい

そんな人におすすめしたいのがGeist2です。この記事ではGeist2の魅力と簡単な使い方についてお話させていただきます。

Geist2とは

Geist2はとにかくド派手なキックやスネアがてんこ盛りのドラム音源で1音鳴らせば秒速で頭をわしづかみにされ踊らされるダンス系のあの音が満載です。Geist2あまり知られてないのですが、ドラム音源で有名なBFDの兄弟音源です。

BFDが生系ならばGeist2はダンス系に特化したドラム音源です。良い音が多いのですが、あまり人気がないのはおそらくパッとみた感じの複雑さが原因ではないでしょうか?小さい文字でいろいろと書かれていたりウィンドウの表示が今ひとつだったりするGeist2ですが、なれの問題です。

また「すべての機能を使う必要はない」という意識をもつことが大切です。「好きな音があればそれでよし!」の精神で使うとわりかし簡単に使えます。そしてその音はとにかく「派手でかっこいい」です。こういう派手で使い勝手が良い音色は使った人から得するクオリティです。なのであまり認知されていない段階でバシバシと使い込まないともったいないです。

Geist2のシンプルな使い方

基本的にはBattery4と同じサンプラータイプのドラム音源です。必要な音源をパッドに読み込んで鳴らす。基本的な使い方はまずここからだけでOKです。基本16パッドによるMPCタイプのリズム管理です。64個までサンプルを読み込ますことができるので先日紹介したLaunchPad Xのような64パッドにも対応しています。LaunchPad Xを使えばDTM超初心者で楽器が弾けなくても作曲できる

読み込み方は左のブラウザー画面からGeist2 Factoryを選択してサブブラウザー画面にうつります。とりあえずキットを再生したい場合はPresets→Kits→Drum Kitsで一般的なドラム音源として使うことができます。

EDM系に使いやすいのはPresets→Kits→Drum Kits→Big Room1と2ド定番のキックとスネアはよく作り込まれた音色で下手にいじる必要はありません。またFat 909や909Old Schoolは名前の通りかなり太い909サウンドが楽しめるキットです。

80年代のような太いキックと胴の深いスネアがほしければSambatronicというセットが使いやすいです。このようにキット使うだけでもGeist2の魅力は十分に感じられます。

本当はすごいビート生成機能を持っている

ZynaptiqのZTX搭載のビート生成マシン

最初にもお伝えしていますが、難しい機能をすべて使いこなす必要はありません。これが素晴らしい曲を書くためのツールだということ。ツールに翻弄される必要はありません。必要に応じて使いこなせばよいだけです。キック一発の音にインスピレーションを湧いたのならそれだけ使ってもよいと思います。これは他のシンセでも同じことが言えます。

サンプリング/リズムプロダクション・ソフトウエアという肩書を持っているだけにビート生成機能に関してはかなりの性能を持っています。スライスやパターンシーンによるシーケンス機能でGeist2だけでもトラックを完成させられます。何よりZynaptiqのZTXを搭載しています。

これは各DAWについているピッチやタイムストレッチを行うエフェクトなのですが、チートすぎるエフェクトでおなじみのZynaptiqのZTXはとにかくそのクオリティの高さにおいて世界中で高い評価を得ています。ちなみにこのZynaptiqのZTXを搭載しているDAWは映画や往年のコンポーザーが絶対の信用を置いているDP10だけです。

サブリズム用の音源として使うのも良い

もとのリズムに違う要素のリズムを重ねて使う方法(レイヤー)が最近は当たり前のように行われていてます。その使い方でもっとも使われた音源がSPECTRASONICSのStylusです。

ドラムにパーカットションのループが使いやすくとにかくありとあらゆる現場で使われることになり、今や「とりあえずレイヤー」みたいな感覚で手軽にビートのグルーヴを強化することができました。しかし、近年ではあまりにも使われすぎて飽きられている方向にあります。そのためSPECTRASONICSのStylusを使っているユーザーの多くは「早く2を出してくれ!」と思っています。ちなみに私もその一人ですそれくらいあまりにも使いやすいために「使われすぎた」ドラムビート音源の代わりにGeist2を使うのはアリだと思っています。

とにかくソフト音源の個性的な音などは使ったもの勝ちのところがあるので、Geist2のループを隠し味で使うことのメリットは高いと言えます。

エフェクトが使いやすく音も良い

BFDもそうなのですが、FX Pansionのエフェクトはクオリティが高いです。リバーブなどはOVERLOUD BREVERB(28,600円)のBreverb Hallを内蔵しています。それ以外にもdrum用のシェイパーも使いやすいですし、Distortionによる音が潰れるだけではなく実に音楽的な温かみを与えてくれるプリセットもあるので、DAW側のエフェクトに頼らなくても十分に音を作り込めます。

そして、便利だと思ったのはパッドを切り替えれば右側のエフェクト画面も自動で切り替わってくれるので今選択しているパッドにはどんなエフェクトがかかっているか一目瞭然です。これはスピーディな音作りには本当にありがたいです。

改善要望

KIT方法をもっと簡単にしたデフォルト機能をつけてほしい

なれの問題ですが、キットの中にSampleフォルダーとKITファイルが一緒に並んでいるので少し画面がわかりにくいです。KITとSampleは別のフォルダで管理した方が音色の選びやすさが上がるように思いました。

また、Presetsの中にも Engines Full Presets Kits Pattern Banksなどがありそれらを総括したのがFull Presetsですが、それらを一括でデフォルトで戻せるような機能が見受けられません。なので、よくわからなくなったから「ゼロに戻したい」というときに不便を感じます。Toolからreset Geist2を選べがデフォルトに戻せるのですが、STROBE2と同じように、最終確認が聞かれてしまうのがすこし煩わしいです。

お気に入りボタンがほしい

たくさんのKITがあるのですが、どれがよかったか覚えるのに苦労します。一応Add current folder to Favouritesという項目はあるのですが、サクッと同じ画面で星マークをつけられるような気軽なものがほしいんですよね。そういう感じのGeist2はありません。

Add音源も豊富だが…

GEIST EXPANDERSとして全部で47種の拡張音源!があるのも魅力で気に入ったものがあれば値段も手頃なのでどんどん拡張していきたいところですが、基本シネマティックやELECTRIC系なものが多いので、個人的にはもっと普通のパーカッション系を充実してくれるとより使い勝手がよいものになったような気がします。全47種の拡張音源!GEIST EXPANDERS 全ラインアップ一覧

もっと深く使い込みたい場合は

芦沢英志の、Geist 2でトラックメイクをもっと深く!~かっこいいビートを作るコツ

こちらの記事が参考になります。

さいごに

かなり複雑なことができるビートメイキングソフトGeist2ですが、まずは音色ありきで楽しむのが良いと思います。音色だけで十分楽しめるクオリティです。ご機嫌なEDM系を使いたい人やとにかく太さを求めている人BFDのエフェクトクオリティの質感が好きだった人そんなDTMerの願いを引き受けてくれるのがGeist2だと思います。

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