DTMギターの音作りで気をつけたいのはずばり「痛くない音」を目指すこと。高域がキンキンした音は聴いている側からすると不快です。
「いや、これが俺のギターサウンドだから」と言ってしまうのもロックなのでしょうが、やはり聴いてくれる人が「ちょーかっこいい。100回は聞きたいぜ!」と思わせるサウンドを作りたいと思いませんか?
この記事に書いてあるのはその「100回聞きたいぜ!」と思わせるテクニックの一つです。
ギター音源の正体について
ギター音源のほとんどはアンプシミュレータによる音作りを想定しているのでDIを通った音をそのまま収録しています。
しかしその結果、若干ハイよりな音色になっていることが多いです。
ハイがある音源はぬけがよいという認識のもとでギターサウンドを作り始めると実はピーキーな音になり、打ち込みテクニックを駆使してもリアリティに欠ける音になることがあります。
ギター種類による音質の違い
リアルなギターサウンドの打ち込みに重要なのはオケに混ざるということです。
これだけリアルな打ち込みをしかたら聴いてほしい!という気持ちはわかりますが、バランスがとれてなんぼの世界ですw
打ち込みレベルの主義主張はちょっとおいておいてギターサウンドでまず意識する必要があるのははシングルコイルつまりストラトやテレキャス系のギター音源は注意が必要です。
これらはレスポールなどのハムバッカーの音より非常に高い音域に特徴があります。
もちろんジャンルによってこのハイよりギターサウンドが求められることがありますが、
楽曲によってはオケに馴染みにくいサウンドになることとがあります。
音作りのポイント
ギターハイを落とすことです。これは歪を作る前の段階つまりDIギターのサウンドを良い意味で劣化させてしまおうという考えです。
そもそも、生ギターで音を作るときはギター→(エフェクター)→アンプとなります。回路を通るたびに音はハイ落ちしていくので、その部分を再現することで耳に痛くないオケに混ざりやすいギターサウンドを作ることができます。
具体的には
私の場合結構ガッツリハイを削ります、なぜならこの部分の周波数は結構痛い部分なのです。
そしてギターは後にコンプやなどえ音圧処理をすることもありましなによりマスターでマキシマイザーを使うときに
不用意に出てくる可能理もあります。また、このカットする部分に味のあるビンテージ系EQを使うことでより自然に高音域が減衰することがあるので、いろいろと試してみることをおすすめします。
まとめ
ストラトなどのシングル系は思っている以上にハイがでています。そのハイが楽曲の邪魔をしてしまっては打ち込みクオリティは低いものになって楽曲のよさを壊してしまいます。「たったこれだけ」ギターのハイを落とす一度試してみてください。