良い作曲家になるための音楽ストリーミングの効果的な使い方

優れた作曲に共通するポイントがあります。

それはたくさんの曲を聴いて血肉していることです。

音楽歴にもよりますが、その数は1000曲や2000曲じゃありません。

 

プロデューサーでもあり作曲家でもる蔦谷好位置さんは

一日に200曲近くきくこともあるそうです。

 

プロ・アマ問わず作曲を嗜む立場としても、

多くの曲を聴くのはとても重要ですが、

ながらで聴いてインプットできるほど

音楽は簡単な構造ではありません。

 

大事なのは「真剣な聞き込み」です。

 

「ながら聞き」で作曲脳を鍛えるには

その要素を判別できる耳(スキル)を持っていなければ不可能です。

しかし、そういう人はごく一部です。

「私にはできない」と肩を落とす人もいるかもしれませんが、

安心してください。

「真剣な聞き込み」はセンスではありません。

技術です。

今日はその技術を使ってストリーミング音楽から

作曲に重要な音楽の聞き方の話をしたいとおもいます。

 

「聞き込み」と同時に大切なのが「3次元を飛び越えて聴く」ということです。

「3次元を飛び越える?どういうこと??」と頭が?の人は多いでしょう

 

一言でいうと「時間と場所を飛び越える」です。

ストリーミング音楽のメリット

youtubeをはじめストリーミング音楽がなかった時代。音楽を聴く方法は

友人知人のオススメ、テレビの歌番組やランキング番組を参照するのが一般的でした

 

懐メロ特集など時代をさかのぼった音楽を耳にする機会もありましたが、

それでもその番組以上に得られる情報は多くありません。

 

それ以上を得るためには、自分でCD屋さんやレコード屋さんに行き

「まだ聴いていない一曲」を探します。

ときに時間をかけて、ときにお金をかけて、

やっと自分にとっての一曲に出会います。

このような能動的な音楽の聞き方をしている人もいますが、

その多くはメディアから発信された「時代の流行」を受動的に聴くスタイルでした。

 

しかしストリーミング方式によって時間と場所を飛び越えた音楽の聞き方が

可能になりました。 これはストリーミング以前の受動的な聞き方が

能動的な聞き方に変わった瞬間です。

 

音楽の聞き方は与えられる聞き方から探す聞き方へ大きくシフトします。

今までCD屋で探せた何百、何千倍の音楽にアクセスすることができ

おまけに聴いた仲間のレビューも同時に閲覧できるます。

これによって価値観の共有も可能になりました。

 

アフリカの流行音楽から日本の歌謡曲まで

レビューありで見られる(聞ける)

それはどれくらい注目(関心)があるのかを意味しています。

 

一見なんら珍しいことではありませんが、

これは作曲家の視点から見ると革命的です。

そして、この環境で若い作曲家は密度の濃いインプットをし続けているということです。

時間をかけてまだ聞かない一曲を探す時間が昔に比べると圧倒的に短くなりました。

若い人は検索して新しい音楽をどんどん掘り当てています。

 

好きな音楽の幅を広げる聞き方が悪いとはいいませんが、

世界中の膨大な音楽をインプットして、それらを自分の血肉としている

作曲家と自分の好きな音楽だけを聞き続ける人と

どちらが客観的な視点を持っているかといると

おそらく後者でしょう。

 

世界中の音楽をすべて網羅するのは不可能ですが、

せめて自分の今好きな音楽のルーツを追い求める聞き方は

これからの作曲家にとって重要ではなく「当たり前」になってくるでしょう。

作曲に役立つ聞き方

しかし、作曲に興味をもったばかりの人は

インプットとしての音楽の聞き方をどうすればいいのかわからない人もたくさんいます。

なので、ここでは簡単な作曲に役立つ音楽の聞き方のポイントをお伝えします。

リフレインの意識

歌ものであってもインストであっても重要なのはリフレインです。

歌ものであってもインストであっても重要なのはリフレインです。

大事なことは2回言いますw

 

このリフレインがいかに気持ちよく聞かせられるかが

キャッチーな楽曲の要素になります。

 

70年代、80年代、90年代と時代毎にこのリフレインは

変化しているのかどうか?という視点で聴いてみると

リフレインの本質が見えてくるでしょう。

コードの意識

コード進行は楽曲の世界観と私は思っています。

そしてこのコード進行の多くはパターン化されています。

C-A7-Dm-G

C-G/B-Am-G-F-Em-DG7

F Em G Am

Am-F-G-C

 

自分の好きな曲がどのコードに当てはまるのか

そして聴いている曲はどのコードなのか、

同じコードでも好き嫌いはあるのか/ないのか

など、自分のデータベースと比較しながらきくと

時代と場所を超えた音楽の共通点が見つかります。

 

それが解ると音楽はいかに王道が求められているかわかると思います。

この「王道」を理解する手助けとなるのが、時代と場所を超えた音楽の比較です。

構成の意識

イントロ-A-B-サビ

サビ-A-B-サビ

A-サビ

構成にもいくつかのパターンが存在します。

では、なぜこれらはパターン化されているのか?

なぜ、このパターンなのか?

このパターンも時代や場所とともに変化します。

 

この違いを意識できていると、「らしさ」を求められたときの

重要なヒントになります。

 

リズムの意識(テンポ)

時代によってリズムはどう変わるか?

30年前の曲と今の曲のリズムの違いは?

このリズムはメロディの譜割からベース、ドラムまで様々ですが、

 

注目すべき点は

テンポです。30年前のアイドル曲と近年のアイドル曲では

テンポが全然違います。今の方が圧倒的に速いです。

ではなぜ今の方が速いのか?その理由を考えてます。

 

答えの正確さも大切ですが、なぜその答えに至ったのかのほうが重要です。

そこに作曲家として一番大切な「解釈」があるからです。

 

またリズムはジャンルです。

ロック、ブルース、シャッフル、ファンク、ディスコ、

近年ではドラムンベースやEDMやFuturePopなど

様々なリズムがありますが、これらもパターンで認識することができます。

そのパターンさえ認識できれば

「EDMアレンジ、シャッフルアレンジ」などが出来るようになります。

さいごに

「好きな曲を好きなときに聞ける」これが音楽ストリーミングのメリットです。

ユーザーにとってはたくさんの音楽を聞ける楽しさがありますが、

作曲家からするとあらゆるデーターベースにアクセスできることを意味します。

 

そしてここが一番重要ですが、

聴いた音楽の美味しいポイントを意識して曲に活かせるか?

これが今後残っていける作曲家になれるための要素だと思っています。

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