作曲の流れを具体的にできる方法とツールを紹介!

作曲の流れをしりたいと思いませんか?流れさえつかんでしまえば作曲は楽になります。というか迷いがなくなります。ちょっと大げさに言えば高価な音源がなくても「作曲の流れ」から他のものでアレンジがきいてしまうこともあります。

音楽の流れとは思考の整理です。何をどの順番でやれば一番効率的なのかを理解できていればいいわけです。

そしてその思考の整理を手助けしてくれるのが「マインドマップ」です。

今日は作曲の流れを可視化できるマインドマップの使い方とアプリについてお話します。

DTMにマインドマップ??どうやって使うの?

マインドマップとは頭の中にごちゃごちゃした情報を書き出して、それらの関連性を見出す方法です。多くのビジネスシーンでも使われていて優れたビジネスマンはこのマインドマップで自分の考えを見えるようにします。

一見DTMとは関係ないようにも見えますが、「考える」というプロセスはミュージシャンもサラリーマンも同じです。目的が「作曲」なのか「新しい企画を出す」という違いです。

マインドマップを知るまでの私の失敗談

頭の中で作曲しようとするものの、イメージがまとまらなずに気がつけば「もういいや!やめた」って経験ありません?これ私の経験なんですけど、頭の中だけで作曲に挑戦してもうまく言った試しがありません。

ゲーム会社にいるときに30曲〜40曲のプロジェクトの場合、使う音色1つとってもゲームの展開に大きく影響します。これを頭の中だけでやろうと思うと「曲Aはシンセリードは〇〇をつかった」「曲BはFMベースを使った」「曲Cは壮大なストリングス」みたいな感じで認識できないと、BGMのバランスがおかしくなります。

もちろん曲の中には何十という音色を使っています。もうとてもじゃないけど覚えられません。これを頭の中だけでやろうとした私は、ゲーム中盤に出てくる戦闘シーンの曲に序盤の戦闘シーンの音色を使ってしまい、上司から「これ最初の方にも使ってたよね」と指摘され、作り直しになりました。

こういう場合にもマインドマップでしっかりと今やっていることを可視化しておけば防げたトラブルです。

マインドマップのメリット

頭の中のごちゃごちゃがすっきりして作編曲、ミキシングに関して無駄な迷いがなくなります。しかし誤解がないようにいっておくとマインドマップを使ってできるのは今の能力以上のことはできません。今の能力をフルに発揮するためのものです。

しかし、「出来ない=才能がない」と落胆するのではなく「出来ない=原因がはっきりする」ためにもマインドマップは使えるので、無意味な落胆はなくなりますし、やるべきことが明確になるので、スキルアップもはやくなります。

思考の可視化

作曲をするときはイメージで作ります。そのイメージを保持しようとすると脳はすごく集中力を使います。集中というのは言い換えれば実は「選択」です。人は一日に9000回の決断をしていると、いわれていますが、

実際のところは、35000回以上の選択と決定を繰り返しているというデータがあります。

1日の決断回数は9,000回じゃない〜研究では1日あたり35,000回〜

本当に自分たちがこれくらいの決定を決めているかどうかはわかりませんが、ものすごく膨大な選択と決定を繰り返しているのは間違い有りません。

運動していなくても疲れを感じるのは決定疲れが原因です。

SNS,ツイッターをただ見ているだけなのに疲れるのも「見る/読む」といった決定をしているからです。小さいことのように思いますが、地理も積もればマウンテンです。知らない間に集中力が削られているわけです。

さて、音楽の場合は凄まじい数の決定をこなします。シンセの音色選び、楽器演奏、DAWの操作、ミキシング、これら中にはさらに無数の選択肢が存在していることになります。普通の人が9000回という決定をしているならばDTMerは3倍4倍は決定をしていることになります。そして、この段階ではまだ「作曲」というプロセスに入っていない可能性もあります。シンセの音作りで疲れるのは才能の有無ではなく普通に疲れているのです。

そこで重要なのが「思考の可視化」です。つまり作りたいものを目に見える形にしてしまうことで、決定疲れや不必要な思考の時間を省略するためにマインドマップを使います。

マインドマップは思考の迷子を防ぐ

作曲する前の準備として使うマインドマップは可視化することで思考の迷子を防いでくれます。「でもそれって時間の無駄じゃない?」と思う人もいるでしょう。私も準備に時間をかけるのは逆に時間の無駄と思っていました。

しかし、書き出すことで思考の迷子にならないために、結局のところは時短になります。イメージ的に言えばDAWのテンプレートを作るようなものです。それにマインドマップを使いなれてくると、書き出さなくてもある程度思考の迷子を防げるようにもなります。

マインドマップを作る時間は慣れていないと1時間近くかかる場合もありますが、なれてしまえば頭の中のイメージのキーワードを書き出すだけなので、20〜30分程度で出来てしまう人もいます。

思考の迷子になって数日かかって作った曲が「なんか違う」となるより最初の1時間をしっかりと準備に割り当てて「満足するものができた」と思える方が幸せになれます。

おすすめはGoogleアプリのmindmup

Googleドライブのアプリにmindmupという無料のマインドマップアプリがあります。

デフォルトの状態ではアプリはインストールされていないので、新規ファイルからアプリを追加で「mindmup」と入力すれば画像のようにアプリが追加されます。

他にのマインドマップのアプリはあるのですが、これの便利なところはスマホでも使えるということ。つまり外出中に「あの曲のあの部分はそうだったよな」という一瞬のひらめきをmindmupに入力しておければ家に帰ってPCの画面で続きを確認/編集できます。

mindmupの使い方

アプリを起動すると中央に一つのボックスだけの画面になります。

中央のボックスがメインテーマとしてそこから枝葉をわけるようにテーマを細分化していくのがマインドマップの基本的な使い方になります。使い方は上記のバーのアイコンを操作していきますが、一通り触ってみると使い方はすぐにわかるほどシンプルで単純です。

ということで、アイドル曲作ってみる前提でマインドマップを作ってみました。今回はオリジナルの曲に対してのイメージ抽出という目的で使っていますが、例えばコンペで参考曲がある場合などはその曲の要素を抽出することで思考の迷子にならずにすむので重宝すると思いますし、ソフトシンセの使い方などをマインドマップにすることで、より効率的に使えるようにもなります。

まだまだ追い込める要素は多いですが、これを参考にしながら曲を作り始めることはできます。書き出すポイントはリズム(ジャンル、テンポ感)メロディ(メロディレンジ)楽曲構成要素、音色 これくらいを書き出しておけば作曲するうえでの道標になってくれると思います。

慣れていない人は書き出すのが難しいかもしれません。とにかく最初の間は出来る限り書き出すことをオススメします。

さいごに

作曲をとまらなくするためには「思考の可視化」と「思考の迷子」をふせぐことです。言い換えれば無駄を省き集中力の浪費を防いでくれます。

これでツイッターを見ながら作曲しても目の前には作曲のための地図が手に入ったから大丈夫!なんって思わないでくださいね。マインドマップはするべきことに集中するためのツールであってサボりを推奨するものではありませんw

今まで「マインドマップは聞いたことあるけどやったことない」という人も自分の好きなところから使い始めることで、思考の可視化を実感できるようになると思います。「自分はできる」と思い込んでいる人ほど思い込みが激しいので、ぜひこの機会に頭の中を書き出してみると2020年新しい自分に出会えるかもしれません。