Oxfordは最近のプラグインに比べると決して使い勝手が良いわけではありません。しかし、海外エンジニアを含めて著名なエンジニアは「これが一番慣れている」という理由で使い続ける人が多いプラグインです。
言い換えればプロの厳しい使用にも耐え続けてくれるプラグインそれがOxfordです。
sonnox oxfordプラグインとは
Oxford EQ | 数千万円の業務用コンソール SONY OXF-R3のコンプ |
Oxford DYNAMICS | 数千万円の業務用コンソール SONY OXF-R3のイコライザー |
Oxford REVERB | 新旧のリバーブアルゴリズムを搭載デジタルリバーブ |
Oxford LimiterV2 | 『限りなく透明に近いリミッター』としてトゥルーピーク標準規格にも対応 |
Oxford Inflator | レベルを超えた仮想ヘッドルームを生み出しさらに音圧をあげる |
Oxford TranceMod | 楽器のトランジェントを自由に扱える |
Oxford SuprEsser Native | 単なるディエッサーではなくダイナミックイコライズとしても使える |
Oxford Envolution | 特定周波数帯に対応するエンベロープ・シェイパー |
Oxford DeClicker | (ポップノイズの除去)(クリックノイズの除去)、(クラックルノイズの除去) |
Oxford DeBuzzer | ハム・ノイズ、バズを効果的に除去 |
Oxford DeNoiser | 高度なアルゴリズムによる、高品位なノイズ処理を得意 |
Oxford Fraunhofer Pro-Codec | 圧縮コーデックを再現 |
という11のプラグインがOxfordプラグインと呼ばれるものです。下の写真がOXF-R3。バブル期の究極のミキシング・コンソールのひとつです。二枚目にはコンプとイコライザが見えます。なんかちょっと違和感がありますw
バージョンアップ内容
VST3 support and GUI enhancements
The updates, available free of charge to registered G5 owners and included with all new qualifying sales, provide:
VST3 support
External side-chain functionality
GUI enhancements
High resolution graphics
High DPI/Retina display support
Larger GUI
Clarification of licence and installer naming
ちょっとわからないのが今回のバージョンアップのV3という文字はVer3を略してV3なのかVST3版を略してV3なのかちょっとわからないです。EQとDAYMICSとREVERBがV2だった記憶がないんですが、知っている人いたら教えてください。
今回のバージョンアップでGUIが変わりました。Oxford Limiter V2と同じで落ち着いた感じです。VST3に対応になりVST2よりパフォーマンスが改善されるわけですが、Oxfordシリーズは特別重いわけではないのであまりパフォーマンスが改善された感じはしません。
あとGUIのリサイズが可能なはずですが、今のところGUIのサイズを変更する箇所は見当たりません。
OXFORD EQは以前のバージョンではある程度ブースとしていくとイコライザの周波数表示が変わるバグ?(仕様?私ん所だけ?」がありましたが今回のバージョンでそれは治りました。地味ですが私にとって大きな改善です!
見にくかったんで非常に助かりました。あとなんとなく、イコライザの効き方が変わったような気がしますが気のせいだと思いますw
OXFORD EQ
OXFORD REVERB
OXFORD DYNAMICS
あとコンプのかかり方の表示が変わりました。以前の圧縮表記が上下反対になりました。それと左の上の色のついたマークをクリックするとプリセットが表記できます。SO3ではAU を使わないとプリセット表示ができなかったので嬉しい機能です。(ちなみにこの機能はoxford LimiterのV2にもあります)
まとめ
アップデートはNative/AAXユーザーなら無料でできます。Sonnoxはwavesや他のメーカーと違い現在まで最初に出したコンプやイコライザー、リバーブを新しく作り変えませんw
「性能と音質は問題ないレベルのものを作ったんだ。あとは君たちのスキルの問題だよ!」と挑戦してきているようにも思いますwどのプラグインもプリセットは少なくoxfordEQに関してはプリセットすらありません。プリセットがでるようになりました(2018/4/16加筆)
そういった意味ではDAWに付属しているプラグインの次のステップとしてoxfordプラグインを選ぶのは少し敷居が高いかもしれませんが、これを使いこなせるれば下手な色物プラグインを使うより遥かにミックスの奥深さを理解していることになります。
自分のミックススキルをあげるために1ランク上のプラグインであるoxdordプラグインを使ってみるという選択はいかがですか?