CASIO / Privia PX-5SWE打ち込みMIDIキーボードのダークホースだ!

打ち込み用MIDIキーボードで88鍵盤のタイプがほしい。でもふにゃふにゃな鍵盤じゃなくてちゃんしたピアノタッチのやつ。そんな贅沢な願いを叶えてくれるのがCASIO / Privia PX-5SWEです。「CASIO?おもちゃみたいなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はかなり本格的MIDIキーボードであり、シンセサイザーでありクオリティの高い88鍵盤です。もし88鍵盤の打ち込み用キーボードを探している人はちょっと気にした方がよいレベルですよ。

とにかく弾きやすさすごい

まず一番プッシュしたいのが鍵盤です。とにかくめちゃめちゃ弾き心地が良いです。88鍵盤、3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ(象牙調・黒檀調鍵盤)という何やらすごい感じの技術で作られているみたいです。

いや、これが本当にすごい。打鍵による16,256段階の繊細な強弱表現が可能なハイレゾリューションベロシティという実はすごい精度を持った鍵盤とセンサーが売り物。しっかりと「鍵盤で弾いている」という気持ちにさせてくれます。ハンマーレスポンスの速度も7段階選べるので自分の好みのレスポンスで弾くことができるのもよいです。

コントローラー完備

6連スライダー、4連ノブ、2連ホイールを完備しています。必要最低限のコントローラーは装備してあります。ただ気になるのはこれらのコントローラーがCCのアサインが可能なのかどうかというあたり、たぶんできそうな気はするのですが、ここは調べてあとで追記させていただきます。

奥行きが小さい

88鍵盤でありながら1,322×286×135mm重量は11.1kgかなりコンパクトです。そしてPX-5SWEは電池駆動可能です。ライブするときに便利という話かな?とも思いましたが、外で弾き語りをするときは電源確保は必要なので、電池駆動可能の意味は今の所見いだせていません。

単3形アルカリ乾電池×8本使用(消費電力:5W、電池寿命:約3時間

ピアノ音源がよい

マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiRという音源名ですが、おそらく基本はサンプリングでしょう。音色の傾向としてはエレピレベルでみた場合かなり力が入っています。ピアノ音源に関しては、レゾナンスペダルの再現つまり倍音同士の共鳴を再現しています。まぁソフトウェアの専用音源には勝てませんがまぁまぁ頑張っている部類には入ります。

音色エディットが本格的

実はCASIOはシンセ開発メーカーとしてヤマハやローランド、コルグに引け劣らない実力を持っています。今回その部分の能力を遺憾なく発揮しているとも言えます。コントローラーがあるということは音色エディットをある程度することも目的につけられているわけですが、そのエディットの項目が結構すごいです。

エンベローブポイント

正直ありすぎですw普通のシンセでもこんなにありません。ソフトシンセなみのポイント数です。

フィルターの数がすごい

普通こういうタイプのキーボードにはLPFだけついていてもすごいのに Privia PX-5SWEはなんと5種類搭載しています。

 

レビュー動画

 

さいごに

打ち込みキーボードとしてもプレイヤーのキーボードとしてもかなりグレードの高いキーボードではあると思います。この他にも、アルペジエーターやオーエディオ録音機能などとにかくCASIOがキーボードとして考えられる機能をすべて詰め込んできた本気の製品というのが伝わってきます。

ただ、CASIOというブランドネームが「いまいち感」を作ってしまっているところもあるかもしれません。しかし、一昔の前のzoomも「安物」イメージだったのが、今ではそのイメージを払拭しオーディオインターフェースやエフェクターで新しいブランドイメージを築き上げています。CASIOもそうなってほしいところです。

楽器屋さんというよりはヨドバシカメラみたいな電気屋さんのエレピコーナーにおいてあることが多いかもしれません。一度試奏することをオススメします。