音の太さに拘るトラックメイカーはSpark2を使わないと損する3つの理由

トラックメイカーはドラムサウンドに強いこだわりをもっています。しかし。こだわりだけではドラムトラックは作れません。そのためにはクオリティの高いドラムソフトマシンが必要です。DTMをしならが「かっこいいトラックメイカーになりたい」と考えているならば、Spark2を使うことで唯一無二のトラックメイカーになれる可能性もあります。

Spark2を使うこと「極太」の低音マシマシキックスコン!!と抜けるスネアの音、一風変わったFX系のドラムサウンドで人とは違うビートメイクが可能になります。

またスタンドアロンでも起動できるのでSpark2があればトラックメイクも可能です。

SPALR LEがなくても使える。

Sparkは外部MIDIコントローラーでリアルタイムに操作できるのが売りです。

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これがあればDAEを使わなくてもある程度ビートメイクができますが、「どうしてもリアルタイムでつまみやグローバルモードでフィルターサウンドやスライサーを堪能する」必要がないのであればSpark LEは必要ありません。

使いやすいプリセットのカテゴリと数

どのメーカーにも言えることですが、ドラム音源はプリセットが多い音源です。しかし大切なのはプリセットの多さではなく「使える音」です。Spark2は選ぶのに困らない量のプリセットでどの音も使いやすく、またカテゴリ分けされているカテゴリの名前に適したサウンドになっています。

909から作り込まれたEDM系キット、そしてVintagedrumマシンの音まで、とにかくすべてが使いやすいサウンドです。ただしキットの配列がGM配列ではなく中央のC3から並んでいるので少しなれが必要かもしれません。

音色エディットがドラムマシンの域を超えている

ドラムマシンは短いサンプルを扱うので、音作りに関しては各メーカーそこまで力をいれませんが、ArturiaはモデリングVAソフトシンセで培った音作りのノウハウをSpark2に導入しています。それがモジュラーシステムエディットです。

音のオシレーターはサンプルタイプとVAソフトシンセタイプのオシレーターです。サンプルだとあまり音の太さがないのでは?と思うかもしれませんが、極悪非道なキックの音がします。その重みで大阪湾に沈められるほど重くて太いです。

キックもスネアも太い

太い音、芯がある音はレイヤーによって作られることが多いですが、Sparkのキックはレイヤーなしでも十分に使える音です。

以前、909のモデリングキックが壊滅的にいけていないとお話していましたが、Spark2Factoryの中には本家よりも音圧がありそうな909Kickが存在します。こちらはモデリングではなくサンプルベースです。なぜモデリングの909があそこまでダメダメだったのかはわかりませんが、使える909キックの音色があってほっとします。

Spark2の音は立体感を残しつつも平面的つまり張り付くような力強さを持った音色です。それゆに「カラーが出すぎて使いにくい」と感じる人もいるかもしれませんが「もっと太い音を!!!!」と望む人にはどこまでも太さを提供してくれます。

キック同様に張り付くスネアサウンドなので、アクセントを明確につけてくれるのに役立ちます。モデリング系に関しては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、サンプルの質がよいので、はっきりとしたビートを刻みたいときにはSparkのキックとスネアは活躍すること間違いなしです。

エフェクトが音楽的

あまりここを評価する人はいないかもしれませんが、リバーブやコンプの設定が作り込まれたプリセットは単なる空間や音圧処理を目的としたものではなく、エフェクトを含めたサウンドが一つの音色になります。それゆえ「このリバーブのGate感が気持ちよいからそれを活かした曲を作ろう」と思わせてくれます。

エフェクトがかかっていない音の良さも大切ですが、大切なのは「それを使いたくなる」トータルなサウンドのクオリティです。

ドラッグアンドドロップによるオーディオ書き出しとMidiデータの書き出し

赤色がオーディオエクスポート、緑がMIDIエクスポートです。DAWにドラッグアンドドロップするだけでオーディオもMIDIも一発で書き出せます。「DAWで打ち込むのになんでこんな機能がついているのか?と思う人もいるかもしれません。理由はSpark LEとSparkをスタンドアローンで起動させることでDAWなしでもビートメイクができるためです。

スタンドアローンで立ち上げたSparkでオーディオを書き出してDAWにそのままドラッグアンドドロップできるのはかなり便利です。

サウンドデモ

808

909

生ドラム系

テクノ系

他にも、TR-727やリンドラ、シモンズなどのビンテージドラムマシンも山盛りです

フィルターの掛かりが音楽的

グローバルモードではフィルターサウンドやスライサーで遊べるのですが、このフィルターさすがArturiaだけあって音楽的に滑らかな変化をしてくれます。スライサーと同時にフィルターを使うことでカットアップ的なライザーサウンドを作ることが可能になります。

改善してほしい点

フィルターの選択

現状ではグローバルモードのフィルターは選ぶことができません。天下のArturiaですからフィルターモデリングを次期バージョンで組み込んでほしいと思っているのは私だけではないと思います。

マルチアウトの仕様

ドラムマシンなのでマルチアウトに対応していますが、すべてステレオアウトのみになります。特殊なエフェクトでも使用していないかぎりステレオで出す意味はあまりないので、できればBFDのように「8モノラル、8ステレオ」という仕様を追加してほしいです。

画面のリサイズ

最近のArturia製品は画面のリサイズが可能ですが、Spark2はまだリサイズに対応していません。現状ではモジュラーエディットが小さく見えにくいです。おそらくこの辺りはバージョン3で必ず搭載してくれると思っています(信じていますw)

Spark2の値段

代理店ではソフトだけは販売していなのか見つけられません。

LEがついているバージョンだと以下の価格になります。

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公式サイトArturiaでは149ドル16,380円です。(2020/01/15現在)

例のごとくデモがあるのでまずはしっかり試してみましょう。

出先でトラックメイクを作りたい場合などはSpark LEがあった方がよいとは思います。

さいごに

Spark2は今出ているドラムソフトマシンの中でもっとも拘れるドラム音源です。サンプル形式とハイブリッド形式から作られるドラムサウンドはとにかく肉厚的です。

そろそろSpark3が出てきもいい頃だと思っているのですが特に目立った発表はありません。極太なドラムトラックを使ってリスナーをアゲアゲにしたい人は一度使ってみることをオススメします。

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