Eas音源を買って所持できても、作曲ができないと嘆いている人はサブスクがオススメです。なぜならサブスクをしていない人はセール時に音源を安く買うことを目的としている人が多いです。一方サブスクは月額なので「作ることが目的」の音源の所持の仕方です。
サブスクはつくらなければお金がどんどん減っていきます。これを「損」と見るか「得」とみるかは人それぞれですが、買ってDAWの肥やしになるのなら「作るためのサブスク」は得と言えるのではないでしょうか?今日はDTMerにとってサブスクのメリット・デメリットについてお話したいと思います。
サブスクリプションって何?
簡単にいえば月額制の音源レンタルです。
定期的に利用料金が必要なソフトウェアやサービスの販売方式と説明しているところもありますが、販売は所有権を移転するという意味があります。しかし、定期的な利用料金をの支払いを止めれば所有権はメーカーに戻ってしまうので私の解釈としてはレンタルのイメージが強いです。
DTM界隈では単体で買えば何百ドルもする音源をいくつも販売しているメーカーの音源をすべて買い揃えると何十万…下手をすると何百万になる可能性もあります。それらを「月額これくらい払ってくれたら全部使わせてあげるよー」というのがDTMerがサブスクリプションとして受けられるサービスです。
ただサブスクリプションは月額の支払いをストップすればそれ以上使うことはできません。継続して使うためにはまた次回使う分の月額を支払うことで翌月も使用可能になります。
多くの人は「それって何か損している気がする」と思うかもしれません。確かに購入すると300ドルだった音源を月額のサブスクが30ドルで1年間支払い続けた場合360ドルになるので買った方が安くなります。
しかし、それは本当に損なのでしょうか?
サブスクを考えられるDTMerは合理的
DTMerは音源情報に敏感です。それは少しでも安く良い音源を手に入れたいからです。それが度をこすと「無料ソフト音源」「無料VST音源」などのフリー音源をむやに探すだけになり本来の目的である作曲より手段である音源を探すことを目的としてしまいます。それについての危険性の無駄についてはこちらの記事でお話しているのでよければ参考にしてください。
2020年になってもあなたはまだDTMフリーソフト情報難民でいますか?
さて、少しでも良い音源を安く手に入れたい。というのであればサブスクはまさにその願いを叶えるものです。音源の中でも特にクオリティが問われるのが生楽器系です。とくにストリングスやブラスなどのオーケストラ音源やコーラスといった生楽器専門的な音源のクオリティにはそれなりの開発費が必要になります。なのでそれらの音源を月に数千円で使えるとなると無駄な音源探しに時間をかけることを考えればかなり安いです。
創作モチベーションが維持できる月額のメリット
サブスクは一見すると「所有できない」というデメリットに目がむきます。しかし、多くのDTMerは買ったことで満足してしまう人が多いです。なぜなら所持してしまったことで目的を遂げたからです。「作曲するために必要な音源を買ったんだよ?」と思うかもしれませんが、実はセールで音源を買っている以上はその目的は作曲のためではなく「安く買うため」という目的が先になります。
人間は目的を叶えてしまうとそこで満足する心理的な働きがおきます。それ以上にはかなり強い意識をもって現状を変えようと思わないといけません。この「買って満足」に心辺りのある人はこのブログを読んでいる人でもいるのではないでしょうか?
もしどうしても作曲で必要ならば求めたその瞬間に購入しています。「それができないから…安いときに」と思っている人にとってやはり「安いときが買い時」という目的を持っていることになります。
サブスクにすると、月額に数十ドルを支払い続ければ使えますが、支払いをやめれば、使えなくなります。つまり試用期間が決まっているため「〇〇までに作らないと」という意識が働きやすい可能性があります。もちろんそれでも作らない人はつくらないわけですが、買ってしまったらそれで満足して使わなくなる可能性を「サブスク」という条件をつけることで創作モチベーションが維持できる可能性があります。
「わかったなんとなくサブスクのメリットがわかっていいなーっていう気にもなってきたけど、実際どこのサブスクがいいの?」という人はEAST WESTのサブスクがよいです。そのメリットとデメリットについてこれからお話したいと思います。
EASTWESTのサブスクがおすすめな理由

月額30ドルでハリウッドクラス音源が使用可能
150万円分の66のハイクオリティな音源が月額約30ドルで使えます。ハリウッドクラスのオーケストラ音源やシネマティックなパーカッション、ヘビーなドラムとベースの専用音源、民族色の強い専用コーラス音源に、ボカロレベルで歌わせられるオペラ音源、さらに最近では大注目のPOPS専用ブラス音源にPOPSでよく使われるバックコーラス音源など
そのクオリティは世界のトッププロが認めているサウンドクオリティです。そのクオリティを月額30ドルなんの制約なしに自由に使え、最新音源がでればサブスク期間中には自由に使えます。所持するという目的さえ手放してしまえばサブスクはかなりお買い得なシステムです。30ドルというのは一ヶ月で解約可能な金額ですが、「最低でも1年は使うなー」という人には年間サブスクプランを適用すれば月額は19ドル(およそ20ドル)になります。年間240ドルで150万円分の音源を扱えるようになります。
EAST WESTのサブスクは日本の第てんハイレゾリューションから登録が可能です。
ハイクオリティな音源が必要なだけだけ使える
66すべての音源を使う必要はありません。用途に応じた音源だけを使うのもありです。150万円相当の66の音源を全部使わないともったいないと思うのはセンスの良い使い方ではありません。必要なものを必要なだけ使うことで、一つの音源のポテンシャルを高める音楽作りができるようになります。
なので「とりあえず、気になるバックシンガーコーラスと、ポップブラスだけ使いたい」というのでも全然ありだと思います。
さらにそこからどうしても必要であれば単体として購入すればよいのです。「それだったら最初から買えば良くないですか?」と思いますよね。そうです。そのとおりです。「買える人は最初から買えばよいのです」ですが、お金をキープしておかないと本当に必要なときに必要なものが買えなくなります。
オーケストラ系や生音系はクオリティがモノを言います。どれだけリアルな打ち込みをしても、音源のクオリティが弱ければリアルさは半減されます。
世界レベルのハイクオリティなオーケストラ音源を好きなだけ使えるEAST WESTのサブスクは魅力がいっぱいですが、デメリットと感じる要素もありますそれをこれからお話します。
デメリット
所持できないという感覚
いくら「自由に扱える」メリットとして考えても所有する目的を第一に考えている限りEAST WESTに限らずすべてのサブスクはデメリットになります。しかし「所有」を「クオリティの高い曲を作るためのサブスク」という考えに切り替えられるとサブスクはかなりコスパの良いサービスになります。
3TBのストレージが必要
EAST WESTはクオリティが高いサンプリング音源です。そのため一つ一つの音源の容量が何十ギガバイトというのが当たり前の単位になり大きいものでは500GB近くのものもあります。そのため総容量が3TBになるためそれらの音源すべてを保存するためのストレージは最低3TB必要になります。また1つ1つの音色もかなりの容量になるので快適な使い方を望む場合は読み込み速度が速いSSDなどが求められます。
しかし、3TBのSSDはまだまだ高価です。HDDでも使えないことはありませんが、「快適性をとるために高価なSSDを選ぶか」「快適性を若干犠牲にしてでも安いHDD」を選ぶかは使い方次第になります。
ダウンロードに時間がかかる
3TBのダンロードはおそらく数日かかります。公式サイトも「寝ている間にDLしてね」と言っているくらいです。そうなると速いネット環境が欲しくなります。
解約手続きについて
利用しなくなったにもかかわらず解約の手続きを忘れていると、当然、自動的に更新されて毎月利用料金が発生してしまう可能性があります。なので常にカレンダーに支払い日時を登録するようにしておくとよいです。
まとめ
逆も真なりといい、メリットはデメリットにデメリットはメリットになるのは「目的」によって変わります。サブスクもネガティブな印象を持たれているサービスですが、音源そもそもの目的は「音楽を作るため」であって「コレクション」ではないはずです。セールで安いときに買いたい気持ちは多くの人が共感するところですが、そもそもの目的を達成しその結果である音楽に共感してくれるファンを見つける方が健全なDTM活動だと私は思います。
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