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[販売終了]iZotope Trash 2 あらゆる歪みはコレ1台で作れる最強ディストーションプラグイン

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楽曲の存在は歪みで決まります。ギターのディストーションやオーバードライブサウンドはロックの代名詞です。また音のあたたかさをくれるサチュレーションも歪みの一種です。歪を制するものはかっこよさを制する。と言えばちょっと大げさですが、その意図に頷く人は多いです。

Trash2の魅力はその歪の音作りにかけて変態的といえるほどのパラメーターの多さですが、決して複雑なわけではなくDTM初心者であっても扱いは簡単です。

しかし歪みのプラグインは無料(フリープラグイン)でも色々とあります。「えーお金出さなくてもいいのあるしー」と思う人は一度Trash2を使ってください。おそらく二度とフリーの歪み系プラグインには帰れなくなるほど機能とサウンドが素晴らしいです。

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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Trash 2とは

Trash2はいわば究極サウンド・デザインツールです。60以上の異なるディストーションアルゴリズムから選択してサチュレーションレベルの歪からFuzzレベルの歪までミリ単位の音作りが可能になります。

自分専用のギターストンプを作るもいいですし、ステムミックスでコンプ的に使うのもOK、とにかく、これさえあれば

今後歪み系のプラグインは一切必要ないと言い切れるほどの究極のエフェクトプラグインです。

システム要求

オペレーティングシステム:

  • Mac:OS X 10.8.5 Mountain Lion – macOS 11 Big Sur
  • * IntelベースのAppleコンピュータのみ(まだARM / M1ではありません)
  • PC:Win XP(32ビットサービスパック3)– Win 10

プラグイン形式:

  • AAX(64ビット)、AU、RTAS(32ビット)、VST、VST3

サポートされているホスト:

  • Ableton Live 9–10、Cubase 9.5、Digital Performer 9、FL Studio 12、Logic Pro X、Nuendo 8、Pro Tools 10–12、Reaper 5、Reason 10、Studio One 3–4

日本語マニュアルを読まなくても直感的に触れるGUI

外国の製品を扱う時誰もが欲しいのが「日本語のマニュアル」ですが、Trash2は日本語マニュアルは必要ないほどシンプルです。「えーめっちゃ難しいんですけど?」って思う人もいるかもしれませんが。

後述しますが、基本的にはチャンネル・ストリップです。またこれらの製品を触っていてわからなくなるのは「自分が何をしたいかわからないとき」つまり「なんか適当に触ってみよう」といった動機で触るとたしかに「よくわからない日本語マニュアルがほしい」と思ってしまいますが、そういうときはプリセットを選んでそこから各パラメーターを1つずつチェックしていくと音の成り立ちが簡単に理解できます。

これは他のシンセやエフェクトにも言えることがですが、プリセットは理解を手助けするものでもある。という見方ができれば音作りのプロセスをシンプルかつ素早く理解できるのでおすすめです。

実は一般的な音の良いチャンネルストリップ

Trash2は歪み専用のイメージが強いですが、アナライザー付きのEQ(FILTER)が2つにマルチバンドコンプも搭載したチャンネル・ストリップでもあります。FILTERの効果izotope特有のなめからで癖のない質感。あまりにも質感が自然すぎて「もっと過激にかかってほしい」と思う人もいるくらいですが、そのクオリティはイコライジングの本来の意味である「等化」するという意味に疑う余地なしのクオリティです。

これで一台あれば、音作りから音を整えるまで余裕でこなせるかなりクオリティの高いチャンネル・ストリップとして使えます。

FILTERはEQではなく本当にFILTERだった

なぜTrash2ではEQのことをFILTERと書いてあるのか疑問でした。EQも言ってみればFILTERみたいなものですから「このプラグインでは何かそういうネーミングにしているのかな?」程度に思っていましたが違いました。本当にFILTERです。文字通りにシンセについているFILTERという意味です。

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見た限りでは6バンドのイコライザーなのですが、実はTrash2は1バンド毎にFILTERのタイプを変更できます。

Clean Low Shelf、及びClean Peakと書かれた箇所をクリックすると次のタブが表示されます。

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Cleanは文字通りEQ的なものです。基本はPeakを使うことになると思います。Cleanの中にも他の項目と同じようにHP、BP、LPがありますが、RezやRetroなどはカーブの違いから周波数の持ち上がり方に違いでます。

CleanBP

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Rez BP

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Retro BP

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そしてこれだけではなく、この設定したカーブをモジュレーション(エンベロープorLFO)で操作することができます。つまりワウやトレモロといった効果を作り出せます。なぜTrash2はEQではなくFILTERという名前が付いているのか何故2台もFILTERが付いているのか?という理由を考えたとき、1つは率先した音作り用でもう1つがEQ的な等化目的に使うためだと私は考えています。ちなみにFILTER1とFILTER2はまったく同じものです。

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TRASHの歪みの幅がプラグイン業界No1!

歪みは音の太さからあたたかみまで幅広い音作りに重要な要素です。Trash2はあらゆる歪に対応しています。またギターなどで使いやすいストンプボックスレベルの歪みを作りたい場合も中央のウィンドウに表示されているカーブの設定を変更するとファズからディストーションやオーバードライブサウンドまで簡単につくれます。

そしてこの歪みのカーブ自体の6種類から選べそのカーブの調整も細かく設定できます。それだけでもすごいのですが、3マルチバンドに異なった歪みの設定を割り当てられます。

低域は真空管的に歪みで高域はコンデンサー的な歪が作れます。そしてさらにそれをもう一つ別のステージ2として音を作り込めます。究極にカスタマイズされたオーバードライブ&ディストーションストンプボックスを作り上げるようなものです。

CONVOLEによるIRアンプシミュが実は実はすごい

アンプシミュのクオリティはIRに影響される部分が大きいです。マイクモデリングでもリアルな空気感を出しているアンプシミュも最近は多くなりましたが、Trash2は実はIRによるキャビネットシミュも搭載しています。その音は最新のキャビネットIRと比べると見劣りする部分もありますが、決して使えないわけではありません。

むしろ下手なキャビネットIRを使うならばTrash2を使った方がよっぽど良い!と思えるレベルです。

キャビネットIRだけならば「すごいねー」だけで終わるのですが、キャビネットIRだけにとどまらずとにかく扱えるサウンドはヘンタイ的です。

DELAYのサウンド幅がおまけレベルではない

余ったからDELAYでもつけておくか!という程度のものと思っていましたが、すみません違いました。

Tapディレイ、tape/tubeディレイ Analogディレイ Lo-fiDigitalディレイ Broken Bitディレイ Digitalディレイと6種類のディレイサウンドを堪能できます。

ディレイはホストシンクも可能なのでDAWのテンポ設定に同期できます。そしてこのディレイにもLPとHPが搭載されているので、ディレイサウンドの細かな音作りが可能です。

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まとめ

前からよく使っていたんですが、改めて音作りの幅の広さから純粋なチャンネルストリップ的な役目までこなしてくれる万能なタイプだと思っていましたが、いざ歪みの世界にコントロールすとほぼ無限の歪みサウンドをコントロールすることができます。正直音作りになれていない人は難しい部分があるかもしれませんが、そういう人はとりあえずプリセットから選べばTrash2の底力を堪能できます。

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