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DTM部屋のレイアウトは最良のスピーカーセッティング方法で決めよう!

イコライザーもいじってないのに低音が大きすぎる気がする。ある周波数だけ音が聞こえにくい気がする。そんな場合はモニタースピーカーの位置を正しい場所にセッティングすることで回避できるようになります。「なんかややこしそう」と思うかもしれませんが大丈夫です。誰でもわかるように説明しているので、書いてあるとおりにしてもられば、音質の改善が見込めます。

目次
UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師 /
日本シンセサイザー協会準会員/
テレビ番組/CM、映画、よさこい、
ゲーム、などのBGM及び効果音を作成

正しいスピーカーの設置するメリット

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正しいとされる位置にスピーカーをセットすることでモニタースピーカーが持っているポテンシャルを最大限発揮できます。いくら解像度が高いモニタースピーカーを持っていてもそれを邪魔するのが部屋鳴り(定在波)です。その定在波を最小限にするためにも正しくモニタースピーカーを設置することが重要になります。モニタースピーカーのセッティングでは「インシュレーター」や「スタンド」などのオーディオアクセサリーによって音質改善の効果を得られるものもあります。

それらにお金をかけるまえに定在波についての理解することでシンプルに音質改善をできるようになるかもしれません。

「良い音で鳴らそうと思ったら小さい部屋では無駄!」というエンジニアさんもいます。これはある意味当然なのですが、限られた環境の中でツールのポテンシャルを発揮するための思考は決して無駄とは思いません。もちろんそこに囚われすぎて音楽が作れなくなるのは本末転倒です。

部屋の鳴り(定在波について)

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定在波とは。部屋の鳴りみたいなものと思ってください。何も置いていない部屋で手を叩くと音が反響してしまうのも部屋の鳴りです。この鳴りが多すぎると音の解像度を下げる原因になってしまいます。

例としてはそれほど低音を出していないのに低音が大きく感じたり、逆に感じなかったり、高域が耳についたりするのも定在波が原因の可能性があります。

モニタースピーカーがフラットな音であっても部屋の中で反射し続けた音で新しい音を作り出してしまう厄介な問題です。しかし、これは取りすぎると今度は「味気ない音」と評される音になってしまいそれはそれで聞きにくくなる場合もあります(音量が小さく感じる)

奇数分割法

奇数分割法はアメリカのスピーカーメーカーがVandersteenが論文で発表した最低なスピーカーの配置方法です。(Vandersteenセッティングとも言われています)モニタースピーカーを奇数(3.5.7.9)で割った場所に配置することで反射波と逆相波形をぶつけて定在波を減らす事が出来るというものです。

しかしこの方法では天井高による定在波の影響が考慮されていないということなので、ある程度の目安として使うのがベストとも言われています。

イメージ的にはこんな感じです。分割は均等でなくても、大丈夫です。

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音の解像度について

解像度が低いモニタスピーカーでは正しい音を判別することができません。いくら高い音源を使ってもいくらチートとよばれているプラグインを使っても解像度の低いモニタースピーカーではその効果を正しく認識することはできません。

スピーカーの正しい設置とはこの解像度の高さを落としてしまわないためのセッティング方法が奇数分割法でしたが、ここで「解像度」という言葉について説明します。

音の解像度とは何か?

解像度が高いと何がよいのか?そもそも解像度とは何かというところから説明したいと思います。まず厳密な意味での解像度は

解像度には「レンズによって出来る像」の解像度「撮像側」の解像度2つ

「二つの小さな黒点」の距離が、どれだけ近付くと「1つの点」の様に見えるのか?

「等間隔の白黒の線」の距離が、どれだけ分離して見えるのか?【 本数/mm 】などで表します。

よって、解像度は「どれほど細かく像が見えるのか?」を示す値であり、画素数とは別の値なのです。

DTPソフト&広告デザインの参考書 【 画素数と解像度 】意味や違いは? vol.1より引用

画素数とは画像を構成する画素(点・ドット)の数です。テレビなどでは画素数と解像度の関係は次のようになります。

画素数解像度
2Kテレビ(200万画素)1920X1080=2,073,600
4Kテレビ(800万画素3840X2160=8,294,400
8Kテレビ(3200万画素)7680X4320=33,177,600

よく言われるのが「拡大してもドットが細ければ細かいほど絵として判別できる」というのが解像度の高さです。

これをモニタースピーカーに例えると解像度の高さとは音の大きさであり、音量を大きくしてもドット(音の粒)が確認できる。というのが解像度が高いモニタースピーカーと言えます。決して高域が目立つから解像度が高いというわけではありません。

しかし、ここで「レンズによって出来る像」というのはどう捉えればよいのか?という疑問を思い浮かぶ人もいるかもしれません。

この場合、レンズとはマイクにあたります。映像の世界で像を認識するのは「目」ですが音の世界で像を認識するのは「耳」にあたります。この場合の耳とは対象を録音するために必要な「マイク」「ケーブル」「オーディオインターフェイス」これらが耳にあたります。

安いマイクで録音した音を安いケーブルに通って安いオーディオインターフェイスでAD化するのと高いマイクで録音した音を高いケーブルを通り高いオーディオインターフェイスにでAD化するのでは、どちらが録音対象の情報を高解像度で取り込めるか?と考えれば結果は当然後者になります。

解像度の高いモニタースピーカーを使うメリットはより録音した対象の情報を聞き漏らすことなく認識するためといえます。

つまり解像度が高いということは下記の2つの状態を含んだものとも言えます。

  • 定位性(音の広がりがわかりやすい)
  • 音の距離感(奥行きがわかりやすい)

個人的に解像度の高さを図る1つの目安として「倍音の感じ方」を目安にしています。倍音は実音でないので音が鮮明ではありません。しかし解像度の高い音はその倍音の音が鮮明にとらえることができます。

スピーカーの位置

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多くの人が壁ピッタリにDTMデスクをくっつけてその上に

スピカーを載せているというパターンが多いのではないでしょうか。

そしてスピーカーと壁の間に吸音材

ミニソネックスなどを貼っているのではないでしょうか?

スピーカーはコーンがついている全面からしか音がでていないと思うひとが多いですが、

実際はスピーカー全体から音が出ています。

こんなイメージと思ってください。

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スピーカーからは放射状に音が出ています。

その音が後ろの壁に反射すると音が増幅されて出てきます。

壁の材質などで音は変わりますが、強調されるのは低音域です。

まるの部分は低音が強調されている部分と思ってください。

これが壁に近づけば近づくほど音の反射量が増えて

低音が強調されます。

バスレフポートない場合でこれです。

あった場合はさらに低音が増強されます。

低音があると迫力があるので

ミックスしていると自分の曲に迫力があるように

勘違いしていしまいます。

ミックス環境に大切なのは

すべての帯域がフラットにきこえること、

高音から低音まできちんと再生されることが

ミックス環境では大切です。

壁に音が当たると大きくなることがわかる方法

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なぜそうなるのか、という話は

難しいお話にになります。

簡単にその効果を確かめる方法があります。

それはIphoneをiphoneが入るコップの中に入れて音楽を再生してみましょう。

やってみました?

音がかなり大きくなったと思います。

また低音の存在を通常より大きく感じることができたと思います。

iphone程度のスピーカーでもこれだけ音が大きくなる

これがDTM用のスピーカーだったら想像はできますね?

吸音材では解決にならない

吸音材は基本低音に対して効果は弱いです。

部屋のフラッター効果(手をたたくとバイン!と変な音の跳ね返りがある音)

を改善する、つまり中広域あたりの音の改善を得意とします。

部屋全体に分厚い吸音材を張り巡らせるならば

低音域の再生に多少効果はあると思いますが、

壁ギリギリにスピーカーをつけて後ろに吸音材をはっても

正直あまりミックスに有効的な効果はありません。

改善方法1スピーカーのレイアウト

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DTMにおけるベストなスピーカー配置は

再生した帯域まんべんなく聞こえること

つまり再生音がフラットに近ければ近いほどよいです。

そのための方法として

ARCなどの音響を改善ソフト

Sonarworks/Reference 3や

Ikmultimedeia のARCを使う方法もありですが、

もっと単純な方法がありますが。

それがレイアウトから見直すことです。

この離す距離はスピーカーの大きさよっても変わりますが、

それはまず壁から15〜30cm離すことでも

低音域の再生が改善されます。

正直EQでLOWを3〜4dbくらい切ったような印象を受けます。

改善方法2インシュレーター

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スピーカーを机に直接おいておくと低音を増強し

スピーカーに不必要な振動を作り出します。

低音は強調されスピーカーは無駄の振動をしていると

スピーカー本来のポテンシャルは発揮されません。

インシュレーターを使うことで不必要な振動を抑え得ることができます。

よくインシュレーターを使っても音が変わらないという人がいますが、

音が変わるのではなく必要のない振動をカットすることです。

その結果再生音はクリアになることがあります。

よくオーディオパーツを使うと

音がよくなると思い込んでいる

人がいますが、厳密には違います。

音がよくなっているのではなく

スピーカー本来の能力を引き出せているかどうかです。

いくら部屋中に吸音材をはってもスピーカーが持っている

以上の能力は発揮されません。

そのあたりはしっかり意識しておきましょう。

さいごに

機材のポテンシャルを活かしたスピーカーの配置方法は奇数分割法が今の所最良の方法といえます。しかし、その方法は決して魔法の杖ではありません。それでいきなりミックスレベルがよくなるわけではないことは理解しておく必要があります。

ただ最良のセッティング位置から出てきた音は学ぶべき価値が高いものなのは間違いないです。

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