メラミンフォーム激落ち君で作る吸音材の効果は??

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どうも防音グッズ大好きなUG(@96bit_music )です。

DTMerなら一度は考える部屋の防音対策!そこでまず気にするのが「吸音パネル」じゃないでしょうか?

なんか部屋に飾ってあったらそれだけで「できるDTMer」みたいなテンションになります。

しかし、吸音パネルって正直いって価格もピンきりですし、効果がどれくらいのものかもイマイチよくわからなかったりします。

そんなときに見かけたのが「激落ちくん」です。激落ちくんは台所とかをきれいにしてくれるメラミンスポンジという材質

実はこれ吸音材で使われている材質と同じらしいんですよね。

「激落ちくんを使えば吸音材に作れるのでは?」と思って作ったみた経緯、そしてその結果についてまとめたのがこの記事です。

結論から言うと、時間と労力に見合った効果は期待できません。その労力の内容と結果について解説していきます。

UG
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吸音材とは

吸音材は音を熱エネルギーに変換し音量感を減衰させてくれるものを言います。

吸音材とひとくくりで言っても、グラスウール、ロックウール、ウレタン、など素材は様々です。ざっくりと言ってしまうと「音を吸ってくれるものはすべて吸音材になりうる」という解釈が可能です。

また吸音材は厚みと密度によって吸音効果が異なり、分厚く、密度が高いものほど低音を遮断してくれる効果が得られます。

吸音材は本来であれば部屋の壁の中に取り付けることで壁と吸音材の相乗効果によって防音性能を発揮します。

もちろん壁の外(部屋側)にはることで音がある程度吸音され外にもれる音はわずかにへるので防音効果がゼロとはいいませんが、その効果はほぼないと考えるくらいでちょうどよいです。

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よく見かけるDTMerの部屋のあちこちに張り巡らされている吸音材では防音効果はほぼなく、主に吸音効果を目的としたももになっています。

音楽スタジオを作るときは分厚いコンクリートなどでかこった部屋にすることでやっと防音効果ができるわけです。密度も低く薄い吸音スポンジを部屋に張り巡らしたところで得られる防音効果は期待できません。

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じゃあ吸音パネルは無駄なの?

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吸音材の役目はフラッターエイコー(定在波)を防ぐ方法でも使用するよ

ではつぎにフラッターエコーについて解説していきます。

フラッターエコーとは

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フラッターエコーはエコーというだけあって音が反射することで発生します。

フラッターエコーを解決する方法は吸音と乱反射です。

乱反射とは音が一定方向で反射し続けないためのものです。部屋の形によってフラッターエコーが防げるといったのもこれが理由です。音は反射を繰り返すたびに弱くなります。反射させて吸音材で吸う。これがフラッターエコー対策になります。

フラッターエコーとは並行する2つの平面の間で発生した音は、反射を繰り返しながらなかなか減衰せず、残響を生じるもの

わかりやすく言うと

マイクのフィードバックが部屋で起きているものと思ってください。部屋の中で手を叩いたときに「バチィン バチィン」と叩いた音に高音域で発生する残響音みたいなものです。

フラッターエコーはオーディオルームの音を最も悪くする大敵として知られています。どのような影響が発生するかというと

スピーカーの音が広がらない(立体感がなくなる平面的になる)

音量を上げると音がうるさく感じられる

音が濁る

などがあげられます。

これらの問題をDTMerがほっておいていいはずはありません。

これらのフラッターエコーはバチンバチンと高音が響くものから、特定の周波数だけ低音が大きくなるようなものまで部屋の形、大きさ、などによって異なります。

そしてフラッターエコーを防具にはフラッターエコーにあった吸音材を選択しないとほぼ無意味になってしまいます。

フラッターエコーを防ぐために必要なもの

有名なのは吸音材です。

DTMerの8割が使っているのではないかと思われるのがMini-SONEX系の吸音材です。

これらは高音域を吸い取るのに有効で音をデット(響かない)にしてくれます、ここでおまたせしました。このブログのタイトルでもある激落ちくんの登場です。

その理由がネットで見つけた次の噂です。

「MINISONEXいいよ。激落ち君と同じ材質みたいなもんだから激落ち君的に使えばいいよ」

これは逆説的に考えれば「激落ちくんはMini-Sonexになりる!」

「激落ち君みたいに使えばいいよ」

「激落ち君みたいに使えばいいよ」

「激落ち君みたいに使えばいいよ」

心のフラッターエコーが響きますw「なら激落ち君で作ればいいやん!」

早速近くのホームセンターへ走ります。

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これに小さいブロック上の激落ち君を両面テープで貼っていきます。

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そして出来上がるとこんな感じになります。

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見た目それっぽくないですかw1つ吸音材を作るのにかかる時間およそ20分1つあたりお値段700円弱

これを必要な分作り続けます。

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どれくらい作ればいいかわかりませんが、とりあえずスピーカーの後ろとスピーカーの音を出す方向に貼ってみました。

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なんとなく部屋に貼ってみた結果!

気持ち音は吸われているが、労力に見合わない

ってかこんな張り方をして音が変わる訳がないw

しかし張り方と量を作れば変わって来る感じはあります。実際高音域の音はある程度吸ってくれます。部屋銃敷き詰めれば効果は出そうな気がしますが、実は地味な問題が激落ち君は両面テープとの相性がかなり悪いです。

強烈なやつを使っても一晩で全部落ちていました。とりあえず激落ち君は主夫の強い味方!としての激落ち君として使うのが1番よいと思いました。w

ちなみに最初にもお伝えしましたが、吸音は密度によって変わります。

激落ちくんの密度はというと8~11kg㎥、で吸音周波数効果はおよそ1000Hz付近、一般的な防音対策として使われるグラスウールは32kg㎥なのでグラスウールと比較しても1/3程度、高域のフラッターエコーには若干効果があっても低域にまったく効果なしです。

部屋の音を整えるという目的で激落ち君をつかうのはあまりオススメしません。

吸音対策で考えるならばスピーカーのレイアウト等から見直す方が効果が高いです。

効果が発生しやすい吸音スポンジについて

検索する人の中にはスポンジでも吸音効果があると思っている方もいますが、スポンジで吸音できるのはせいぜいで1kH以上です。厚みにもよりますが、10cmくらいのスポンジを使ってやっと1/3程度くらいの効果です。

それを部屋中に敷き詰める労力は大変ですし、スポンジは両面テープがつきにくいのですぐに落ちてくる可能性も大きいです。夜に設置した吸音材が次の日、全部床に落ちているのを見ると心折れます。

吸音チェックで気をつけたいこと

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youtubeでたまにスマホを吸音ボックスの中に入れてチェックしているものがありますが、スマホのスピーカー周波数特性は300~3500Hz程度、その周波数帯域の音量ならば、布団にくるめても小さくなります。

なのでスマホによる防音対策では通常のスピーカーでの防音対策としては効果が弱い。ということをしっておくと正しい測定が見えています。

まとめ

主夫の味方!激落ち君で作る吸音材の効果は??

いかがだったでしょうか?

着目点はよかったと思ったのですが、

作る手間と時間を考えればMINISONEXを買った方がよい結論でした。

とりあえずは余った激落ち君で家中を磨きますw

参考記事

連続気泡構造について

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