このページではDTMに必要なVSTプラグインの使い方や種類の説明等について解説しています。
VSTプラグインとは
VSTプラグインとはSteinberg's Virtual Studio Technologyを略してVST(ブイエスティー)と呼ばれており、DAW(デジタルオーディオワークステーション)で使うことができる音源及びエフェクト機能の一つです。
VSTはいくつかあるプラグインの規格でVST以外にも次の3つがあります
- Appleが提唱しているAU(オーディオユニット)プラグイン
- MOTUが提唱しているMAS(モツオーディオシステム)プラグイン
- AVIDが提唱しているAAX(Avid Audio eXtension通称エーエーエックス)プラグイン
各プラグインはそれぞれ使えるDAWが決まっています。
Logic Pro | Cubase | StudioOne | Live | Digital Performer | Protools | |
VSTプラグイン | ✕ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ |
AUプラグイン | ○ | ✕ | ○ | ○ | ○ | ✕ |
MASプラグイン | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ | ✕ |
AAXプラグイン | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ○ |
DAWによって使えるプラグイン規格は異なりますが、ViennaEnsembleProというブリッジソフトを使うと、例えばLogic ProでVSTプラグインが使えたり、ProtoolsでもAUプラグインやVSTプラグインを使用することが可能になります。
またVST/AUプラグインによって若干動作内容が異なり、「AUよりVSTの方がCPU負荷が少ない」「VST2より3の方が軽い」というタイプのプラグインもあります。
VSTプラグイン64bitと32bitの違いについて
VSTプラグインの64/32bitはDAWは使えるメモリ量との関係になります。32bitでは上限4GBまでしかメモリが使えなかったのに対して64bitではそれ以上使えるようになります。
これはDAWのバージョンとも関係してくるのですが、現在のVSTプラグインのほとんどは64bitに対応しています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
VSTプラグインの種類
VSTプラグインには主に次の3種類に分類されます。
VST i(iはインストルメント) | ソフト音源と同じく音色を有しているもの |
VST e(eはエフェクト) | コンプやリバーブ等のエフェクトプラグイン |
VST MIDIエフェクト | アルペジエーター等のMIDI情報を変化させるもの |
ただ、VST iは多くのDTMerからはあまり厳密に呼び名が区別されていることはなく、音源の場合は「VST音源」であったり「ソフト音源」と呼ばれています。
VSTプラグインは上記のエフェクト、インストゥルメント、MIDIエフェクト、の他にも初音ミクなどのボーカロイドもVSTプラグインの一種と言えます。
チャンネル・ストリップ
チャンネル・ストリップとは、マイクプリ、イコライザーやコンプなどを一つのプラグインにまとめたものです。
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サチュレーション
サチュレーションはデジタルでは得られない歪みを加えることを目的としたプラグインで音に暖かみと存在感を与えます。
ここでは
- テープエミュレーション
- オーバードライブ
- ビットクラッシャー
- エキサイター
- プリアンプ系
などをすべてサチュレーションというカテゴリにまとめています。
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イコライザー
イコライザーは周波数帯域別にブーストカット行うものです。
ギターアンプシミュレーター
ギターアンプシミュレーターはギターやベースにアンプの質感/空気感を与えるためのものです。またギター専用のストンプやエフェクターについてもこちらでまとめています。
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マキシマイザー
マキシマイザーは楽曲の音圧を最大化するものです。単体トラックで使う人もいますが、おもにバス・トラックやマスタリングツールとして最終音圧調整に使う人が多いです。
サチュレーションと一部かぶる部分もありますが、クリッパーの類もこちらにまとめています。
リバーブ&ディレイ
リバーブ&ディレイは残響(エコー)を作り出すことでホールやルームなどの空間の余韻を与えます。
また逆にリバーブ(残響)を取り除くものもこちらに纏めています。
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マルチFX
マルチFXは様々なエフェクトまとまったものです。
チャンネル・ストリップと似ている部分もありますが、チャンネル・ストリップは、フィルター、コンプ、イコライザー、マイクプリ、などの機能をまとめたものに対して、マルチFX はモジュレーション機能や、リバーブ、など様々なエフェクトを組み合わせたものになります。
またカテゴライズが難しいものもこちらにまとめています。
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フィルター
フィルターにはLPFやHPFなどがあり、特定の周波数帯域のみを通すまたはカットすることを目的としています。
モジュレーション
ピッチ編集
ピッチ編集は主に、ボーカルの音程や音の長さなどを調整できるツールです。
アナライザー
アナライザーはスペクトラム表示をすることで帯域の動きを視覚的に判断できるようにするものです。
VSTプラグインインストール&アンインストールの方法について
基本的な方法としてはインストーラーを使ってインストールします。多くの場合はインストール時にVST,AU,AAXを一括でインストールもしくは個別でインストールが可能です。
個別でインストールする場合はフォルダに直接ドラッグアンドドロップします。
Macの場合はライブラリ→Audio→Plug-Insフォルダの中に規格別のプラグインフォルダがあるのでそこにドラッグアンドドロップします。
ライブラリは上記のファインダーの中にある移動を選択しますが、通常は表示されていないのでoptionキーを押しながら移動をクリックすることでライブラリが表示されます。
プラグインによっては次の画像のようにファイルをのエイリアスを作ってそこにドラッグするだけでインストールが可能なものもあります。
アンインストールする場合はインストールされたフォルダからプラグインを取り出すことでアンインストールになるパターンがほとんどですが、中にはアンインストーラーを内蔵しているものもあります。
VSTプラグイン一覧
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