wavesのプラグインって実際どうなんだろう?ネットではオワコンって言われてるけど?
こんな疑問を持っている人には今回の記事は参考になります。
本当にwavesは使えないのか?役に立たないのか?使うだけでミックスはうまくなったりするのか?とういDTMerたちの欲求を満たすものなのかどうかについてお話します。
wavesとは?
マスタリング用のプラグインなどを開発、販売するイスラエルの企業。正式名称は「 Waves Audio Ltd. 」である。業務用途での使用も多く、高品質プラグインソフトウェアの代名詞として地位を確立した。かつてはすべてがバンドルされた製品は50万円を超える非常に高価な製品だったが、相次ぐ価格改定やキャンペーンで今ではアマチュアでも普通に買える価格の製品になっている。 マキシマイザーの L1、L2、L3 などは特に有名である。
https://www.g200kg.com よりwaves
最近ではエフェクトだけではなくピアノやベース、VAシンセやFMシンセなどのソフト音源も開発しています。
waves Gold中身
41種類以上のプラグインが入っています。
- AudioTrack
- C1 Compressor
- C4 Multiband Compressor
- DeEsser
- Doppler
- Doubler
- Enigma
- Eddie Kramer Drum Channel
- Electric Grand 80 Piano
- eMo F2 Filter
- eMo Generator
- eMo Q4 Equalizer
- GTR3 Amps
- GTR3 Stomps
- GTR3 ToolRack
- GTR3 Tuner
- H-Comp Hybrid Compressor
- H-Delay Hybrid Delay
- IR-L Convolution Reverb
- L1 Ultramaximizer
- MaxxBass
- MetaFlanger
- MondoMod
- MV2
- PAZ Analyzer
- PS22 Stereo Maker
- Q10 Equalizer
- Renaissance Axx
- Renaissance Compressor
- Renaissance Equalizer
- Renaissance Reverb
- S1 Stereo Imager
- SuperTap
- TrueVerb
- UltraPitch
- V-Comp
- V-EQ3
- V-EQ4
- Vitamin Sonic Enhancer
- VU Meter
- Waves Tune LT
ここからは私の経験談ですので、参考程度にお聞きください。
私は上位版のwaves dyamondを持っています。買って何年くらい使ったかわかりませんが、EQに関してQ10はほとんど使っていません。もちろんQ10が悪いわけではありまんせんが、私の力量でQ10を使わなければいけない現場に遭遇しないんです。
EQのほとんどはR-EQです。と同時にコンプはR-compまたはH-compです。モデュレーション系に限っては使ったことすらないです。確認程度に触ったことはありますが、使う必要性は見いだせませんでした。
こんな感じで振り分けていくと使っているのは
- Rシリーズ
- Hシリーズ
- PAZ
となります。DIAMONDシリーズも安くなった時期に購入しているのですが費用帯効果してはずいぶん割高な気もしています
waves Gold購入のメリットは
時代を作ったプラグインの数々が収録されているのでこれらを適切に使えばプロのレベルのミックスが可能です。プロの人でも2020年でもwaves goldを使っている人はたくさんいます。最新のプラグインと比べると音質のクリアさにはかけますが、使用者が多く動画にtips系が多くあるので勉強しやすいプラグインと言えます。
基本的にコンプもイコライザーも同じ数値であれば近い結果を得ることができますが、勉強するうえでは同じものを使った方が理解は速いです。
プロから盗んだ使えるキックの音作りと3つのドラムMIXテクニック
上記の記事でDAW標準のプラグインとwaves Goldに入っているコンプの音質さを確認することができます。
wavse Goldにできないこと
これはGoldに限ったことではありませんが、これがあれば「かんたんにプロの音になるか?」と言われたら答えはNoです。そのためには対象となる音に関して多くを学ぶ必要があります。なぜここで「イコライザーが必要なのか?」「ここでのコンプはR-CompなのかC-Compなのか」といった使い分ける意味など考えて使わないと宝の持ち腐れになることがあるかもしれません。
また、プラグインレベルの有無でいうと、一世風靡したマキシマイザーのL1は入っていますが、最近ではあまりこれをメインのマスタリングで使う人は少ないです。もちろん、そこに意図があるならば問題はありませんが、後に発売されたL2やL3のようなクオリティには及ばない部分があるので、より自然なマキシマイザーを求めるのであればGoldのスペックは少しだけ見劣りするかもしれません。
waves goldは買いなのか?
DAW標準のエフェクトプラグインでできないことがwaves Goldでできるようになるのか?というのが一番の疑問だと思いますが、wavesの特殊なプラグインではない普通のコンプやイコライザーとDAW標準のプラグインの違いはそこまであるかと言われたらないかもしれません。
しかし、コンプのかかり方やイコライザーのかかり方一つにしてもそこに「そうそうこういう音がほしかったんだー」というクリエイティブのきっかけになることは多いです。
なので購入ポイントとしてはDAW標準をしっかり使いこなしたあとであればよりwavesの良いところが見えてくるので「買ったけど何がよくなったかイマイチわからない」なんて問題からは開放されるでしょう。
期間限定おすすめはHorizon
Goldは一昔前から比べると非常に安くなりました。
しかし、もしどうしてもwavesを買いたい!というのであれば個人的にはwavesのdiamondをおすすめします。
差額は15,000円ですが、diamondにはL3 Multimaximizerをはじめアナログの質感を与えてくれるNon Linear Summerやノイズ除去プラグインなどが入っています。
こういうところを上手に使えばさらに1ランク上のミックスサウンドを作ることができるので個人的には15,000円程度の差額を払うことができるのであれば
Diamondをオススメします。
2020年8月31日までDiamondの上のHorizonがとんでもないセールをやっています。80のプラグインを一つに纏めたHorizon定価480,000円が34,000円です。
とりあえずこれがプラグインに困ることはありません。
少しでも安く買いたい
wavesのサイトで「YN23」と打ち込んでもらえれば10%オフのクーポンが発行されます。これは常に有効なクーポンなので使うことをオススメします。
まとめ
waves Goldを買う理由は明確でしょうか?企業は売るために美味しい文言をぶら下げまくってあなたの財布の紐を緩めようとしてきますが、緩める価値をキチンと見出してから購入しましょう。
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