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SSL Native Channel strip2レビュー 真似できない本物のSSLサウンド

プラグインを使ってミックスや音作りをするときに複数のプラグインをまたぐのは地味に億劫なものですね。その切替で思考が途切れてしまって困っている人もいます。

そんなときに便利なのがイコライザーやコンプ、マイクプリを1つの画面にまとめたVSTプラグイン チャンネルストリップです。

いろいろなメーカーが様々なチャンネルストリップをモデリングしてリリースしていますが、今回お話するNativeChannel strip2は世界標準ミキサーとして名高いSSLシリーズを開発したSSL本家がガチで作り上げたチャンネルストリッププラグインです。

今日はNativeChannel strip2のレビューとwavesからリリースされたSSLプラグインと音質比較をしながら、SSL Native Channel Strip2の魅力をお話していきたいと思います。

メリット
・デメリット
  • 世界トップレベルのEQサウンド
  • 音像が広い
  • 音がタイトになる
  • 曲によっては低域の量感が気になる
タップできる目次

SSL NativeChannel strip2とは

メーカー&製品名SSL/SSL Native Channel Strip 289%オフのバンドルセットはこちら
エフェクト・タイプチャンネルストリップ
エフェクトユニットイコライザー
フィルター
コンプレッサー
ゲート
特徴SSLの伝説的なコンソールチャンネルストリップデザインに基づく
EシリーズとGシリーズの音色特性を切り替え可能な4バンドパラメトリックEQ
可変ハイパスおよびローパスフィルター
カスタマイズ可能なシグナルフロールーティングにより、プロセッサの注文方法を選択できます
シンプルだが強力なレシオ、スレッショルド、リリース、ファストアタックのコントロール
ソフトレシオコンプレッションは、ピークを均等にする間、ダイナミックなキャラクターを無傷に保ちます
周波数依存の圧縮アプリケーションのサイドチェーン処理
スムーズなリリースレスポンスを備えた自然な響きのゲート/エキスパンダー
SSL 360と統合し、UC1およびUF8ハードウェアから制御可能
システム要求マック
macOS 10.12 Sierra-macOS 11 Big Sur 
(M1 Macはまだサポートされていません)(64ビットのみ)
2.4GHz以上で動作するIntelデュアルコアMac
最小4GBのRAM(8 GBのRAMを推奨)
AU、VST2、VST3、AAXネイティブ
ウィンドウズ
Windows 7-Windows 10 
(Windows 11はまだサポートされていません)(64ビットのみ)
2.4GHz以上で動作するIntelCore2(または同等の)CPU
最小4GBのRAM(8 GBのRAMを推奨)
VST 2、VST3、AAXネイティブ
バージョンv 1.0.55(2022-04-15)
認証方式iLoアカウント認証方式
インストール容量125.6MB
マニュアルV6.5のMANUAL
価格メーカー価格¥45,573円
備考体験版あり
M1への対応はしていますが、公式サイトによるとRosetta環境での動作確認になっています。
SSL Native Channel strip2
画像
公式サイトより画像引用

SSL NativeChannel strip2はSSL 9000Kコンソールチャンネルストリップを再現したエフェクトプラグインです。NativeChannnel strip2をひとつプラグインスロットに挿しておくだけで世界品質のイコライザー、フィルター。コンプレッサー、ゲート、を自由に扱うことが可能になります。

SSL Native Channel Strip2はSSL本家から出されているということもあり、どのSSLモデリングプラグインよりも、本腰を入れてよりらしさを追求しています。

SSL NativeChannel strip2レビュー

このレビューではwavesのSSLプラグインと比較します。どちらが優れているというよりかはどちらが自分の好みの音になるのか?という点で見ていくことで必要な音質を理解することができると思います。

音質
機能性(オリジナル性)
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格(購入のしやすさ)
総合評価
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音質

両者の音質の違いはwavesの場合アナログボタンを押しているかどうか大きく変わります。

waves EV2 channelの場合はアナログボタンをオフにすると倍音は出なくなります。一方でSSL Native Channel strip2はINPUTを10dB近く上げることで第3倍音が発生します。カラーを付けやすいwaves EV2 channel 無味無臭で素材の良さを余すことなく伝えるSSL Native Channel strip2という見方ができそうです。

シンセピアノで比較してみます。

piano dry
waves EV2 channel
SSL Native channel strip2

設定は両者とも同じにしています。

8kHzを3dB

フィルターでLPを6kHz

コンプはスレッショルド-10dB

RATIO 1:4

Release0.1

画像

両者を同じ設定にしても、SSL Native Channel strip2の方がコンプのかかり方が深いために圧縮感が強くなります。またイコライザーに関しても、広域の伸びみたいなものがSSL Native Channel strip2の方が少しハイがきつめの印象があります。

wavesの方は良い意味で落ち着いている感じがあります。

両者とも同じものを比較しているわけではないので、比較の結果にはそれほど意味はないのかもしれませんが、そもそも同じモデルであっても音が必ず変わってきます。(まったく一緒というのはありえませんし、あればそれはそれですごいことですw)

個人的にはwavesの落ち着き感は好みです。しっとりとしたバラードなどにはwavesの方が出番が多くなるのかもしれません。しかしSSL Nativeのバージョン1から使い続けているヘビーユーザーの私にとってはバージョンアップの度に音質の改善が進み。V2になった今、今まで以上に使いやすい印象を受けました。

次にベースを比較してみます。

こちらも設定は両者とも同じにしています。

コンプはスレッショルド-10dB

RATIO 1:5

Release0.1

100Hz 3dBブースト

画像
bass dry
waves EV2 channel
SSL NativeChannel strip2

wavesの方が低音が下に気持ちよく潜っていく印象があり、SSLの方はwavesに比べると低音感が多少少なくなっている感じがあります。

単体にして聞くと、ボリュームの減衰カーブが違うのがわかります。

waves bass only
SSL Bass only

スピード感のあるドラムやロック系のベースにはSSLが向いていて、EDM系などのベースはwavesの方が相性が良いように感じます。

最後にキックを比較してみます。

設定は同じです。ポイントは50Hz付近のブースト感です。

画像
kick dry
waves EV2 channel
SSL Native channel strip2

これもwavesの方が低音の質感が好みです。ただ、低ければいいということでもなく全体的なバランスなので、適材適所の使用方法が求められると思います。

低音にスピード感を求めるならばSSL NativeChannel strip2の方が適しているように私は感じます。

周波数帯域の見る両者の違い

これは、DDMFのPlugin doctorといって、耳で確認しきれないプラグインのイコライザーのカーブや特性を可視化できるソフトです。

DDMFのPlugin doctorは「とーくばっく~デジタル・スタジオ」の話の著者でおなじみのDavid Shimamotoさんも使用し解説本もリリースしているので測定の結果も信憑性のあるものです。

次の設定でどのような違いがでるかを計測してみました。

LPを6.3kHz

LFで50Hzを6dBブースト

上側(ピンク)がSSL NativeChannel strip2で下側(紫)waves EV2 channelです。

画像

聞いた感じでは、wavesの方が低音が出ていたように感じますが、計測結果ではSSL Native channel strip2の方が1dB程度ですが、大きく出ています。

LPの方では6.3kHzにしていますが、SSL NativeChannel strip2の方が高域の沈み込みが早く、ガッツリとハイカットしている印象があります。

pluginDoctor参考動画

関連リンク

DDMF公式サイト

Studio Gyokimae 公式サイト(David Shimamoto)

バスコンプについて

SSLには有名なBus Compressorがあり、それもwavesに限らず多くのメーカーが再現しています。ここではwavesとSSLのバスコンプのかかり方を少しだけ見てみたいと思います。

画像
dry
waves G-Master Buss Compressor
SSL Bus Compressor 2

ここでも同じ数値にしていますが、同じリダクションにしようとするとSSLは13.4dB wavesは11.5dBとなります。チャンネルストリップでもあったようにバスコンプでも低音のスピード感がSSLにはあるように気がします。

ローの出方に両者それぞれの個性があるので自分が求めるサウンド感を明確であればあるほど両者の特性を活かせいた音作りができるように思います。

バスコンプに関してはこちらの記事で多くのバスコンプの比較を行っています。

機能性

SSLの機能性については、他のSSLモデリングプラグインと大きく変わるのは外専用の部コントローラーを使えるということです。

これによってミックスの操作性から音作りまで手元のコントローラーでできてしまうので非常に便利です。

この機能のためだけにSSLを購入する価値はあると言えます(UC-1にはSSL Native channel strip2とBus Compressor2は付属しています)

wavesは大量のプリセットがあるのに対してはSSL Native Channel Strip2のプリセットはかなり少ないです。そのため

プリセットを多様する人にはSSL Native Channel Strip2は少し不便に感じる部分もあるかもしれません。

ただバージョン1から使い続けている立場からするとこれでもプリセットは増えましたw最初はプリセットすらなくて「臨機応変にするのがイコライザーだろ?」と言われているような気分だったので、SSLにプリセットの多さはあまり求めなくなっていました。

操作性(オリジナル性)

DAW付属のイコライザーに慣れている人にとっては自由度が少ないように感じる人もいるかもしれませんが、逆に迷いがないため音作りの速度やミックス速度が速くなります。

両者の違いといえば、

SSLではフィルターやイコライザーの順番を切り替えることができますがwavesはできない。

wavesではインターフェイスのサイズを変更できるが、SSLはできない。

などの細かい違いはありますが、それが両者を「使用/不使用」の理由はあまりならないような気がしています。

安定性(CPU負荷)

1つだけ使っている状態の負荷ですがほとんどかわりません。どちらも軽量なので全トラックに使える印象です。

価格(購入のしやすさ)

メーカー価格は非常に強気です。さすがSSLです。1つちゃんとしたチャンネルストリップ&バスコンプを持っておきたい人は高くても購入検討の価値が十分にあると言えます。

まとめ

音質
機能性(オリジナル性)
操作性(使いやすさ)
安定性(CPU負荷)
価格(購入のしやすさ)
総合評価
リンククリックで読みたい内容の箇所に飛ぶことができます!
メリット
・デメリット
  • 世界トップレベルのEQサウンド
  • 音像が広い
  • 音がタイトになる
  • 曲によっては低域の量感が気になる

非常に優秀でどのジャンルもそつなくハイクオリティにこなすちゃんねるストリッププラグインです。さすが本家といったところです。

クリーンな音質で楽曲に品格を与えたい!そんな人はSSL Native Essentialsおすすめです!

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