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DTM サブベースとは?作り方やSubBassプラグイン比較!

ローエンドがスカスカで迫力がでないもっと重く太い音を作りたいそんな問題を解決するには「サブベース」について知ることです。

「知ることっていっても難しいんじゃないの?」と思うかもしれませんが大丈夫です。サブベース自体はシンプルなものです。

この記事では

「サブベースの意味」

「サブベースの作り方」

「サブベースをカンタンに作れるプラグインについて説明します。

目次
UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師 /
日本シンセサイザー協会準会員/
テレビ番組/CM、映画、よさこい、
ゲーム、などのBGM及び効果音を作成

サブベース(Subベース)とは?

解釈は人それぞれありますが、基本は20〜60Hz付近のベース音と言われていますが、音域だけをサブベースと呼ぶとエレキベースとの違いがありません。

なぜならば、エレキベース(4弦)の最低音はE1(41.2Hz)5弦のエレキベースの場合、最低音は約30.9Hzになります。周波数的に見ればエレキベースの最低音域付近は「世間が認知しているサブベースの音域」になりますが、エレキベースの最低音域を「サブベース」として認知していません。

ではサブベースと普通のベースの違いは何か?という話になります。一言で言うならば「音色の違い」です。

「サブ(Sub)」という言葉の意味は「代わり、代理」です。つまりベースの代理的な音であるそれがサブベースです。同じ音色では「代わり」にはなりません。そこでエレキベースの音域と同じで代理となる音色は倍音をすべて取り払ったサイン波が望ましいことになります。

ちなみに一般的な88鍵盤ピアノの最低音はラ(27.5Hz)

ベーゼンドルファーの96鍵盤になると最低音はドの音(16Hz)

パイプ・オルガンででは1オクターブ下のド(8Hz)まででるものもある。

倍音が存在しないと確実に聞こえませんね。

サブベースで有名な曲

サブベースの役割

サブベースの役割は「補強」と「虚無感の演出」ではないかと考えます。

サイン波は倍音が含まれていない「基音」と呼ばれる音で低い音ほどその音程を認識できなくなります。それゆえにキックの補強に使う場合もありますし、ベースの補強に使われることもあります。またサイン波だけでベースをサウンドを作ることでそこに存在していることはわかるが何かはわからない。一種の虚無感を演出できます。

アコースティックのキック(バスドラム)で一般に使用されるサイズが22インチ音程はおよそ54Hzになります。

もしアコースティックキックをサブベースで補強しようと考えると27Hzにするのが倍音との兼ね合い上もっともきれいになります(もちろんオクターブの関係は絶対ではありません)

サブベースの作り方

実機の808を手に入れられば最高ですが残念ながら808は中古であっても状態がいいものは30万近くで取引されているのでに誰でもカンタンに手に入るものではありません。しかし、ソフトシンセの多くはサイン波を搭載しているのでそれを使ってサブベースを作れば問題はありません。

もしサイン波がない場合、三角波をフィルターで閉じることでサイン波に近くなりサブベースとして使用できます。

ベースエンハンサーとは?

ベースエンハンサープラグインとは基音となる音に倍音を発生させることでより基音をより認識しやすくなるプラグインです。

  • サイン波で基音だけを加えるのがサブベースプラグイン、
  • 基音に倍音を加えるのがベースエンハンサー

このように覚えるとわかりやすいですね。

また発生する倍音はプラグインによって

偶数倍音であったり奇数倍音であったりもします。

これらの倍音は次のように例えられます。

  • 偶数倍音=音が暖かい
  • 奇数倍音=音が冷たい

サブベースを使うメリット/デメリット

サイン波によって実音を加えることができるので、特定の周波数を加えることができます。サイン波が許す限りどこまでもローエンを付け足していくことが可能です。

その一方で、実音を加えることでリリースの長いキックやベースに使う場合は認識できる音のうねりが発生する場合があります。

超低域は人が音程として認識しにくいのでキックの基音の音程とベースの音程にズレがあってもあまりに気になりません。ですが、楽器が少ない曲などではサブベースの音程とリリースの長いキックの音程がズレているとうねりが当然発生します。このうねりが気になる人もいるので、注意が必要です。

ベースエンハンサープラグインのメリットデメリット

サブベースと違い基音に整数倍音を加えることで超低域であってもその音を認識しやすくなります。私達はベースの最低音E1を聴いているつもりでも実際はE2つまりオクターブ上の倍音の音を実音のように聴いています。

その倍音を加えることで感じることしかできにくいローエンドを耳で認識できるようになり、タイトでファットな低域を作り上げることが可能です。

しかし、倍音を足していくこと若干のドライブ感のあるサウンドになり、ミックス時に音が飽和しやすい原因にもなります。

ベースエンハンサープラグイン聴き比べ

ベースエンハンサープラグインといってもプラグインよって倍音の出方が異なることで音のキャラクターが変わります。まずは倍音の出方を比較し最後に動画でドラムに使った場合の音の違いを確認します。

Waves R Bass

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ベースエンハンサープラグインといえばこれ!というくらい定番の低音増強プラグインです。Freqで基音の周波数を決めて、Intensityを上げることで付加される倍音の量が変わります。画像ではこうなるとドライブ感がかなり強くサイン波と呼べるものではなくなります。

Waves Maxx Bass

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R-BASSが出てくるまでは低音補強プラグインといえばMaxxBassでした。しかしMaxxBassの方が倍音の出方やダイナミクスについての設定が可能なので、こちらの方を好む人も多いです。

DOTEC-AUDIO DeeSub

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ナウいGUI(死語)がイカしてる(死語)ベースエンハンサープラグインです。このプラグインのユニークなところは鍵盤を押すことでサブベースの帯域を決定できます。

また発生する倍音が奇数倍音のみなので、硬く抜けのよいベースエンハンスサウンドになります。

Apple Sub Bass

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LogicProX純正のベースエンハンサー(サブベース)です。使い方が少し使い方がややこしいですが、しっかりとサブベースを鳴らしてくれるベースエンハンサーです。

倍音はHighと書かれた上端のBandwidthを右に回すことで増やせます。こちらもDOTEC-AUDIO DeeSubと同じく奇数倍音のみの付加になります。

Waves LoAir

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基音の倍音を付加するのではなく、基音より低い音を作り出す変わっったベースエンハンサーです。より重くより太いローエンドを作れます。

Boz Digital Labs Little Foot

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音がかなり揺らぐベースエンハンサープラグインです。Little Footの特徴はスレッショルドによって倍音の付加を変更できる点にあります。

サブベースプラグイン

BBE Mach3 Bass

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サブベースは実音のみを加えるものなので、倍音は付加されません。

それではこれらのプラグインをドラムにかけて比較してみたいと思います。

さいごに

ベースエンハンサーとサブベースプラグインの違いは以下の通りです。

  • 基音を付加するのか
  • 基音に倍音を付加するのか

また偶数倍音と奇数倍音の音の違いは次の2つ

  • 奇数倍音はルートと5度による倍音なので音抜けがよいが冷たい印象
  • 偶数倍音はハーモニー感が出て音に暖かみを感じる

ベースエンハンサーと一言で言ってもいろいろなサウンドに変化するので、使う場合はその意図をきっちりと理解したうえで使うようにしましょう。

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