DTM効果的なVSTコーラスエフェクトプラグインの使い方&選び方

音に広がりをつけるとダイナミックな印象になりそれだけ曲がエネルギッシュな印象になります。そこで最近よく使われるのがステレオイメージャーですがあまりに自然過ぎてどこか冷たい無味無臭な広がりになることがあります。音をただ広げるだけではなくそこにエネルギーを与えることで音楽に命が吹き込まれます。

DTMerの多くは「音の広がり=リバーブ」と考えがちですが、実は音の広がりはコーラスで作ります。奥行きを作るのはリバーブやディレイです。

コーラスはその独特のゆらぎを持って音を広げるため非常にリッチで心地よい広がりを作り上げてくれるとても便利なものです。

今日は音楽に心地よい広がりをもって命を吹き込む「コーラスエフェクト」の紹介をしたいと思います。

昔のコーラスとは広げるものであった

さきほども軽く説明しましたが、1つの音を2つ分離して片方をピッチの異なった音にすることで音を広げるのがコーラスの役目です。今でこそ、コーラスを使わずに音を広げるプラグインがたくさんありますが、その昔は音を広げるためにはピッチをずらすことでしかモノラルトラックをステレオトラックにしていました。

2本が世界に誇るギターアンプローランドのJC120も同じです。あれが気持ちよく感じるのは2つのスピーカーからピッチが若干ずれた音が再生されるのが理由です。

つまりもしJC-120がスピーカー一発だったら正直JC-120のコーラスの魅力は1/10も伝わらないと思います。もちろんコンパクト・エフェクターなどえモノラルにコーラスをかけて「揺らす」ことだけを目的に使うこともありますが、せっかく一本のギターを2本に見せることができるのであればステレオワイドで使うことが魅力だとは思います。

すこし話がそれましたが、

今あえてコーラスを使うのであればただ広げるためではないコーラスの使い方を意識する必要があります。そのために何が必要なのか?答えはコーラス特有の揺れをどこまで意識できるかです。ゆれずに音が広げしまったあらそれはもうワイドパンナー的なエフェクトプラグインの出番です。いかにも「コーラス!」といった音色をしっておくことた大切です。

コーラスの音の違い

コーラスと言っても奥が深くメーカーによってまったく音が異なります。まず何もコーラスをかけていない音源を聴いてください。

このシンセのバッキングにコーラスをかけていきます。

StudioOne付属のコーラス

ちなみにどのDAWにもコーラスは100%入っています。非常にオーソドックスなコーラスです。

TAL-CHORUS-LX

TAL-software

私が大好きなメーカーTAL-softwareのコーラスですS1のコーラスに比べて操作できるパラメーターが少ないですが、コンプかけたように音が前にでてきます。ローランドの昔のシンセJUNOシリーズについてコーラスをエミュレートしているのですが、非常にアクが強い個性的なコーラスといえます。

UVI Thorus

個人的に世界一美しいコーラスエフェクトだと思っています。最大で8本のコーラスを作り出すことができますが、とにかくそのピッチの精度が細かいため「いかにもコーラス!」といったものでもなく「広がるだけのワイドパンナー」的なものでもない最強のコーラスです。クラシックなコーラスからモダンなコーラスまでこれ一台あればもうコーラスはいりません。そう言い切れるコーラスプラグインです。

created by Rinker
UVI
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使い方のポイント

ギターをダブリングしたい時はコーラスを使うと「コーラスのアクの強さ」が先に際立ってしまい80年代に流行ったロックギターみたいなサウンドになります。あくまで「揺らすことで得られる広がり」を使う目的はしっかりもっておくべきです。

  • 自然に広げたい場合はステレオイメージャー
  • 人工的に広げる効果を与えたい場合はコーラス

という考え方で使うとより効果的です。全面に押し出されるパートにコーラスをかける場合はさり気なく、ボーカル・コーラスなどの場合はゴージャス感を出したい(多人数感)場合は

多少深めにかけてもいいですが、ピッチがずれている音源にコーラスをかけるとさらにズレが大きく感じるのでチューニングはしっかりと意識したほうがいいです。

iZotope Ozone Imagerを使えば自然なダブリングギタートラックができる!

さいごに

コーラスの音質を理解したうえで使うことでより楽曲のエフェクティブな広がりや浮遊感を作り出すことができます。大切なのは「コーラスの揺れ幅」です。ここに書くメーカーの維持と誇りがありますす。

無味無臭のステレオイメージャーではどこか味気ないと感じているならばコーラスは心地よい揺れと広がりを得られるプラグインなので隠し味程度に使うことであなたの曲はグッとよくなります。

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