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DTM歴3年の8割が失敗するリバーブの使い方と考え方

リバーブを使ったら音の抜けが悪い。音の効果はわかりやすいけれど、パラメーターの意味がイマイチわからない!そんな人いませんか?

この記事ではリバーブのパラメーターの意味を知るより前に「どうやって使えばかんたんに良い結果が得られるのか?」という視点でお話します。

つまりこの記事に書いてあるとおりのことをすれば「なんか違うなー」という雰囲気をなくすことができると思います。

今日はDTM初心者のためにリバーブお作法として失敗しないリバーブの使い方についてかんたんにお話します。

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UG
作編曲家(DTMブロガー)
作編曲家/DTMブロガー&講師 /テレビ番組/CM、映画、よさこい、ゲーム、などのBGM及び効果音を作成

リバーブの正しいかけ方&考え方

リバーブを使うときのポイントは次の3つです。

かけ方(量)

リバーブの意図

各楽器の配置

この3つを意識するだけでも脱初心者です。それくらい多くの人がこの3つのポイントを軽視している部分があります。そしてその中でももっとも大切なのは「かけ方(量)」です。正直この「量」だけを意識するだけでも良いと言い切れます。

リバーブのかける量

どんなによいリバーブもかけすぎては曲の魅力は引き出すところかマイナスです。しかし、慣れていないと、「最適な量」がわかりにくいと思います。

そこでオススメするのが「自分の中で気持ちよい!と感じるリバーブ量の半分」にすることです。なぜなら自分が気持ちよいと感じる時はすでにそのリバーブサウンドに酔っている可能性があります。

お風呂などで歌っているときは気持ちよいのは主観でしかものを見れていなからです。客観的になるとお風呂の残響音はそれほど気持ちよくないですからねw

そしてもう一つ半分以下にしなければいけない理由があります。

それは、最終的にマスタリングをするとすべての音量が上がってきます。つまり、埋もれていたリバーブサウンドも上がってきます。

こうなると大げさにかけただけのうるさいリバーブサウンド楽曲になってしまう可能性が高いです。だから「自分が気持ち良いと感じた量の半分以下にする」ということが大切なのです。

コーラスやディレイなどのモジュレーション系もとにかく客観的に見て「ちょっとかけ過ぎかな?」と思ったらすぐに半分以下にしましょう。

リバーブの種類と使う意図

効果的なリバーブサウンドを得るためにはリバーブの種類と意図をしっておくことが大切です。

リバーブには大きく分けて次の3つです。

ホール

プレート

チェンバー(ルーム)

ホールとチェンバー(ルーム)イメージがあると思います。ちなみにチェンバーとは「間、とか房、とか部屋という意味があります)

ざっくり説明すると

ホールとルーム大きい会場、小さい部屋(部屋)

プレートは残響が明るい感じ(響きの明るさ)

ホールやルームは部屋にマイクを立てればその部屋の残響を録音できますが、そのような部屋がない場合でもリバーブをサウンドをかけたいという思いで作られたのがプレートリバーブです。

なので、部屋鳴りを作るというよりは残響自体を作り出すことを目的にしたのがプレートリバーブなのでホールやルームの響きより人工的な響きがするため音が抜けもよくなっています。

ホールとルームは部屋の鳴りをつくるのに対してプレートは部屋ではなく響きの明瞭を作る

こんな感じで覚えてください。

リバーブは多くのプラグインがありますが、最近でいうとizotopeのNeoverbは価格、クオリティ(ルーム、プレート、ホール)、機能、どれをとってもよくできていて、AIアシスタントの結果からリバーブの勉強にもなるので、おすすめです。

部屋の存在は臨場感となると最初にお話しました。

例えば、広大なバラードを歌い上げる時小さい部屋と大きい部屋で歌った場合どちらが自分に突き刺さるかを考えたときおそらく大きい部屋(ホール)で歌った方が心地よく感じると思います。

なぜなら、広大という場面を演習できるのが大きいホールだからです。つまりリバーブは演出したい場面を想定すればそれほど大きく使い方を間違えることはありません。

逆に広大なバラードをまったくリバーブがかかっていない状態で聞くとものすごく嘘くさいというか感情がない印象を受けます。

しかし部屋で小さく彼女に語りかけるようなバラードの場合は広大なサウンドは必要ありません。その方が現実感があります。

ロックでテンポが速い曲の場合はリバーブが多すぎると他の楽器に残響が干渉して音の輪郭をぼやけてしまう可能性があります。自分がリバーブをつかう時に注意するのは、リバーブの演出がどこにあるのか?これを常に意識するようにしましょう。

画像

余談だけど、リバーブを除去するというプラグインもあるよ

リバーブと各楽器の配置の関係

例えば、楽曲全体(2mixファイル)にリバーブをかけるとどうなるか、小さい音ほど埋もれていく、つまり音像が遠くなっていきます。ミックス時のバランスとは音像調整であり、リバーブはそれをさらに大げさにできるものと言えます。

なので、予めしっかりとどの楽器はどの場所にあって、どれくらいの音量で聞かせたいか?ということを考えながらミックスすることでわずかなリバーブでも全体の音像を破綻することがなくなります。

しかしここを守らないと無駄にに響いた現実感がない楽曲になってしまいます。

何をどう響かせたいのか?

リバーブをもっとも多様するのはボーカルです。なぜなら、メロディをよりわかりやすく伝えるために歌詞というあるからです。つまりよりダイナミックによりエモーショナルな演出としてリバーブを使います。

ボーカルにリバーブを使うときに注意したいのは次の2つ

リバーブサウンドを聞かせたいのか

ボーカルの歌詞を聞かせたいのか?

そのバランスを考えて量を決める。という考え方が大切です。また他の楽器の場合、ギターの場合は分厚い壁サウンドをリバーブで作ることもできますし、ソロのときだけリバーブをかけることもあります。

このときずっとギターにリバーブがかかっていてソロになってもかかっているのとソロだけリバーブがかかっているのではどちらがソロの存在感があると感じるか?という疑問をもてるかどうかです。

目的別にリバーブを使い分けるなどの理由は「どう演出したいのか?」という意図から生まれます。

画像

演出の数だけリバーブがある!という感じです。

低音パートはリバーブはいらない

ジャンルにもよりますが、基本的に低音にリバーブは必要ありません。低域にリバーブを使っても響きを感じる高音部が少ないと響きを感じにくいですし、低音部に響きが多いと音の明瞭度は下がりサウンドに切れがなくなります。

エフェクティブな処理をする。

キックなら大きなリバーブを掛けて効果音的に使うなどの方法で使うことはありますが、常用させる意味はあまりありません。

まとめ

色々と話しましたが究極はリバーブはかけすぎ注意!これを最優先にすることでリバーブを使ったサウンドのクオリティは上がります。

ここに書いたことをしっかり守れば有償のリバーブプラグインなどに頼る必要性はありません。

もちろん有償のリバーブプラグインはそれなりの魅力や機能があるのでその価格になっているわけですが、リバーブの本質をしっかりと理解することの方がよっぽど大事だと私は思います。

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