[プロに憧れたら読みたい]プロ作曲家とアマチュア作曲家の違い

DTMを始めたらだんだんと「曲を作ってプロになりたい!」という気持ちが出てくる人もいるかもしれません。ですが、ここで1つ自分の心に聞いてみてください。

「プロになってどうするの?」

「ってかプロって何?」

今日はDTM初心者が漠然としている作曲プロについて詳しくお話したいと思います。

作曲プロとは

文字通り音楽を作ってお金を稼ぐことです。しかし音楽制作プロの中には

  • 作曲
  • 編曲
  • ミキシング
  • マスタリング
  • マニピュレーター

というカテゴリにわかれます。

  • 作曲:主にメロディを作る人。トップライナーという言い方をします。
  • 編曲:作曲家が作ったメロディをさらにかっこよく見せるためにアレンジを施していく仕事
  • ミキシング:一つ一つの楽曲のバランスや音圧を仕上げる人
  • マスタリング:ミキシングされてまとめられたものの最終調整をする仕事
  • マニュピュレーター:シンセを使った音色作りやライブでの打ち込み音源のアシスト業務

音楽を聴いて「このメロディかっこいいな!」と思う人は作曲向き「このギターの音とかシンセの音かっこいいな」と思う人は編曲向き、と言えます。

ちなみに今はこのDTMのおかげで、上記の仕事を一人でやるのが通例になっています。もちろん最終的にはミキシングの専門家が担当するわけですが、予算のないプロジェクトの場合などは上記を一人でするケースもあります。

音楽事務所に所属したらプロ?

プロになるためには事務所などと契約して作家になる方法が収益を上げる方法として言われていましたが、今は違います。事務所に所属してコンペに出られる権利があっても結果がでなければ収入はなりません。コンペに100回でても通らなければ1円にもなりません。一方でストックビジネスと呼ばれるタイプのビジネスで自分の曲を月に30万や40万近く売り上げている人もいます。

この場合は「音楽で稼ぐ=プロ」という見方だけをすれば結果を出している方が一応プロになるので音楽事務所で登録作家をしている人はプロではなくなりますし、稼げているという点だけを見ればストックビジネスをしている人の方がプロになります。

しかしこの言葉をつけたらどうでしょうか?「趣味で音楽作ってるだけだよ」

趣味で利益を出している。それが40万であっても50万であっても趣味ですと言われたら「プロじゃないの?」と思いませんか?「いや、それプロだって!」と言いたくなるかもしれませんが、私からみてもそれは趣味だと言えます。なぜならばそこには対人関係が存在していないからです。

プロに求められる資質

プロとは事務所に所属したとか、いくら稼いだではなく責任が生まれる人間関係にあるものだと私は思います。収入を出すことを求められる人がいます。

それは自分が生きていくうえで必要であったり家族を養うものであったり会社を大きくするためのものであったりと理由は様々ですが「稼ぐこと」の重要性が明確です。

そしてその理由を持っているもの同士が仕事をするときには両者がその目的にそった形での関係性を求め結果を出していきます。これがプロです。

しかし、例えばストックビジネスといった一人で作って一人で売るとなった場合上記の関係は必要ありません。プロとしての対人関係を必要としないのであるならばそれは趣味と言えます。

昔はプロだから稼げるという考え方をしていましたが、今では趣味でも稼げるという価値観があり、そこに人間関係はさほど重要ではなくなりつつあります。よって「いくら稼いだらプロ?」という判断基準も必要なくあくまでお互いの利害の一致を考えたうえでの人間関係であるならば、極論のところ「100円であってもプロの関係は築ける」ということになります。

つまりプロは「両者が求める結果に責任をもてる」かどうかともいえます。そしてその関係性を発展させたところに楽曲のクオリティであったり制作の速度などの価値が問われ始めます。

プロとはスキルではない

リアルなストリングスを打ち込めるミックスができるどんなジャンルでもアレンジできるこれらはプロのスキルではありません。なぜならばこれらのスキルを必要としない仕事においては重要ではないからです。

たとえば、ヘッドサロンの音楽を聞いたことがある人はわかるかもしれませんが、それほど打ち込みスキルが求められません。しかし。一曲10万や20万でも求めている人はいますし、私もそういう仕事をしたことがあります。

そこで求めらているのは「求めらているものを提供するアンテナを持っているか」それと「相手と自分の利害を一致した仕事ができるか」の意識です。つまり互いの関係性に責任を持てるかどうかが重要になります。

ちなみに私はその仕事は2時間で終わらせとくに相手からも問題なくお礼まで言っていただけました。時給10万の仕事です。言い換えればで趣味であっても利害の対人関係を結んでしまった場合相手からは「プロ」として見られ「プロとプロの」関係の土俵に上がる意識を保つ必要はあります。

さいごに

プロとは稼いだ金額ではなくプロとは作編曲スキルではないお互いの利害を一致した対人関係であるDTMベースのお話とは少しそれましたが、プロでなくてもお金は稼げます。今後はそういう人もどんどん増えてきます。

煩わしい対人関係を気にしなくていいいのです。しかしそのうえで「プロ」としての仕事には何よりも「刺激」があります。趣味でも刺激をもつことができますが、それを生み出すのは自分であってプロの仕事は対人関係から生まれる刺激なので責任の必要性の分「刺激」も強いものになります。

どちらが良くて悪いと言う話ではありません。プロとアマチュアのその差はスキルではなくそこに築ける人間関係の深さであるという話でした。