おすすめイコライザー設定では音楽の感動は得られない3つの理由

携帯プレイヤーで音楽を楽しむ時に

  • 「自分の好きな音楽をもっと楽しみたい!」
  • 「もっと感情を揺さぶられたい!」

そんな気持ちでおすすめイコライザー設定を使っている人は多いですが、個人的には過度なEQ設定によって音楽を聴くというスタンスは作り手側からするとあまりオススメできるものではありません。

「なにそれ?原音重視最強!それ以外はダメとかいうやつ?」と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。詳しく本章でお話しますがオススメしない理由は以下の3つです。

  • 聴覚披露を起こす
  • 音楽が気づかないうちに騒音になってしまう
  • 音楽が聴くから聞くになってしまう

こうなってしまうと音楽からパワーや感動を得るのは難しくなります。

おすすめイコライザー設定とは何?

携帯プレイヤーで設定できるイコライザーのことで低域、中域、高域などの音量を変化させアクティブな質感にしているものを「おすすめイコライザー」と呼ばれています。

左がPerfect、右がEargasm Explosionと呼ばれる設定です。

6dB以上の過度なEQによる音質変化によるイコライザーの設定で通常より「派手に聞く」ことを目的としたイコライザー設定です。

おすすめイコライザー設定の問題点

最初にも書いてありますがユーザーのEQ設定についての是非を問うものではありません。ユーザーが音楽を聴く環境はそれぞれです。造り手が側が望む環境で音楽を聞いてくれるわけではありません。なので上記の設定でどうしても音楽を聞きたいのであれば無理には止めません。

ですが、そこにはいくつかの問題点があることだけは知っておいた方がよいです。

過度なEQ設定から引き起こされる聴覚披露とは

携帯音楽、若者11億人に難聴の危険 WHOが音量基準

世界保健機関(WHO)が世界で11億人が難聴になる可能性があると警告するニュースがあります。これは大音量のライブなどの影響もありますが、それ以上にヘッドホンやイヤホンでの過度な音量による音楽の聞きすぎが原因とされています。

音響外傷について

自分の好きな行為(音楽を聴く)をしているわけですから意識的には外的ストレスとしては受け取りませんが、確実に耳への披露は蓄積していきます。過度なEQ設定したものを大音量を長時間聞き続けると「聴覚疲労」の原因になり音響外傷(ヘッドホン難聴)と診断されるケースもあります。

音響外傷(おんきょうがいしょう、または音響外傷〈おんきょうせいがいしょう〉、Noise-induced hearing loss、Acoustic trauma)とは、強力な音波によって内耳の蝸牛が障害を受け難聴などが生じる聴覚機構の損傷を受けることである。 音響性聴器障害とも呼ばれる。wikiより

聴覚疲労の症状

  • 体の不調
  • 神経が疲労
  • 集中力の低下や
  • 気分の苛立ち
  • 難聴

好きな音楽を聞いてリフレッシュしたいのにこれらの症状を促進する原因になることを知っている人はあまりいません。多くの人は「体調不良=ストレス」と考えます。自分の好きなことでこれらの状態を引き起こすというのは受け入れがたい話でもあります。

過度なイコライザー設定で聴く音楽も騒音??

聴覚疲労の具体的な回復は、どれだけ長く大音量の音楽の聞き方が関係しますが、街の工事の音などのいわゆる音楽ではない騒音などがストレスになるのはわかりますが、音楽も必要以上の音量で聞きすぎで身体にかかるストレスは騒音と同じになります。騒がしい音を長時間聞き続ければそれだけ聴覚披露からの回復に時間がかかるということになります。

音楽が聴くから聞くに…

聞くと聴くの違いは意識的か無意識的かによる違いです。「遠くで何かがなっているけど何かはよくわからない」これが聞くです。逆に人の話を真剣に聴くというときは意識が働くので「聴く」になります。大音量で音楽を聴くという行為は意識しなくても脳に音という大量の情報量が流れ込むことなので聴いているようで聴いていない状態になっています。

なぜ「大音量で聴くのか?」と自分に聞いてみてください。おそらく「だってその方が気持ちいいでしょ」と言った単純なものから「アーティストのメッセージをもっと感じたい」など理由は様々です。アーティストのメッセージを強く感じたいならば大音量ではなく「耳をすまして聴く」ことの方がもっと伝わります。

「大音量できかなければ楽しくない」という場合は「そうしないと気持ちよくなれない」ほどのストレスを感じている場合も多いですし、すでに聴覚披露からの障害は発生している可能性もあります。

聴覚疲労にならないために

  • 過度なイコライザー設定をやめる
  • 大音量で聴かない

基本的ではありますがこの2つです、つまりありのままの音楽を受け入れる自分を作ることからスタートします。

逆に言えば小さい音楽でも楽しむためには音楽に耳を傾ける必要があります。つまり「聴く」ですね。小さい音量で音楽を聴くことで

  • 集中力の増加
  • 物事の細部への関心

が得られます。「そんな聞き方していたら音楽楽しめないでしょ」と言いたい気持ちもわかります。音楽の聴き方は人それぞれです。何が正しいか間違っているかではなく。その音楽の聴き方の目的があなたにとって本当によいものかどうかを考える必要性についてのお話です。

1ランク上のイヤホンやヘッドホンを買ってみる

スマートフォンに付属しているイヤフォンはとりあえずの音質で再生することを目的としています。なので小さい音量で良い音質で音楽を聴くためには少しばかり良いイヤホンやヘッドホンを使って見ることで大音量ではない「音楽の聴き方」を手に入れることができるかもしれません。

ポイントはノイズキャンセリング機能のあるなしで選ぶのがよいでしょう。音楽を聴かなくても騒音を打ち消す効果が高いのでそれだけも「静」という音が手に入ります。

こちらのヘッドホンはノイズキャンセリング機能も良く騒音がうるさい場所でも小さな音量で音楽を楽しめると評判のヘッドホンです。

BOSEのイヤホンは音質ノイズキャンセリングともにクオリティも高く高評価です。付属のイヤホンから切り替えたときに「こんなに違うの?」と驚く人も多いです。

ちょっと高いですよね?でも自分の大好きな音楽を楽しむために、「聞く」から「聴く」を得るために、ちょっと頑張ってみることで得られる「聴く」の世界の素晴らしさは一度経験すると元には戻れません。

自然の音に触れる

人工的な音に耳を傾けるのではなく自然の音に耳を傾けます。できれば「THE自然!」と言えるような丘や山や川がいいです。イヤホンをつけずに自然の音に体を預けることで人工的な音楽を浴び続けた耳をリセットすることができます。

自然にはヒーリング効果があるとはよく言われますが、ヒーリングは求めるものではなく無意識に感じるものです。自然に学術的な意味など見つけずに気ままに自然の音に耳を澄ますという行為を楽しみましょう。

さいごに

おすすめイコライザー設定の怖さはそれ自体がストレスにならないと思いこんでいるところです。ですが、楽しい音楽を聴きながらも「どこかイライラするような気持ちがある」場合はおすすめイコライザーの設定を含む大音量の音楽による聴覚披露の可能性が高いです。

音楽を作る私達は常に普通の人よりも大きな音に接している時間が長いです。その結果その音量に慣れてしまい正しい判断がしにくいときがあります。この記事で作り手もリスナーも音楽を楽しむための「聴く」という行為の大切さについて考えてみるきっかけになれば嬉しいです。

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