[比較]RePitch StandardとMelodyneどっちが使いやすい?

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Melodyneが有名だけど、RePitch Standardも気にな。どっちを買うべきか迷うなぁ……。

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両方とも優れたピッチ補正ツールだけど、目的や作業スタイルによって選ぶべきものが変わるよ。ちなみに、僕はRePitch Standardを推したいね

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へぇ、Melodyneの方が歴史もあるし、多機能って聞いたけど、RePitch Standardの方がいい理由って何かあるの?

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Melodyneも素晴らしいけど、RePitch Standardには特にボーカル編集に特化した機能や、VocAlignとの連携みたいな独自のメリットがあってそれがボーカル編集のクオリティ確保と時短になるんだよ!

ボーカル編集にピッチ編集ソフトは必要不可欠です。今回はRePitch StandardとMelodyneの機能の違いからどちらが用途にあった使い方ができるかについて解説していきます。

UG
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RePitch Standardの特徴とメリット

RePitch Standardは、Synchro Artsが提供する高品質なピッチ補正ツールで、大きな特徴として別売りのVocAlignとの連携機能を備えています。

RePitchでピッチを調整した音声データをSynchroLinkを通じてVocAlignに直接ガイドとして送信し、タイミング補正を行うことが可能です。これにより、手動でのデータ転送を省略し、作業効率が向上します

VocAlignとのリアルタイム連携は一度使ったらやめられない

スケール指定することで自動でピッチをあわせてくれる

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Melodyneの特徴とメリット

Melodyneは、Celemonyが開発したピッチ補正ソフトウェアで、音楽業界で広く使用されています。その最大の特徴は、「音楽的インターフェース」「DNA(Direct Note Access)」という独自の技術です。この技術により、モノフォニックだけでなくポリフォニックな素材(コードなど)も個別に編集可能で、ギターやピアノなど複雑な楽器の調整も直感的に行えます。

また、ピッチ補正だけでなく、タイミング補正やフォルマントの調整、音量の微調整も可能で、プロの音楽制作に必要な細かい編集が一つのツールで完結します。音質面でも非常に優れており、補正後も自然なサウンドを維持できます。

多くのプロの現場で使用されている定番のPITCH編集ツール

DNA機能を搭載したモデルでは和音の編集も可能

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使いやすさの比較:初心者に優しいのはどっち?

結論からいうと、細かい違いはありますが、操作性について両者の違いはそこまで大きく違いません。使いやすそうな方を選択しても問題はないと思いますが、ただ機能性についてはRePitch StandardとVocAlignの同時購入を強くおすすめします。

では外見から見ていきましょう。

Melodyneは白基調としているのに対して、RePitch Standardは黒を貴重としています。

Melodyneのようなピアノロール表示も可能ですが、背景が黒いせいであまり視認性がよいとは言えません。

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Melodyneに慣れている人はこの鍵盤表示がないために今自分がエディットしている音程が何か一瞬で理解できないため、すこし戸惑う可能性があります。

しかし、Melodyneを使っていないのであれば、操作は慣れの問題なので、そこまで気にしなくても大丈夫です。

操作性については、操作できる項目は両者そこまで変わりません。しかし、Melodyneはピッチドリフトやモジュレーションのショートカットメニューを表示させるのに対して、RePitch Standardはピッチ情報の中にエディット情報をボックスで表示しています。

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メリットの項目でもお伝えしましたが、RePitch Standardの特徴は同社のVocAlignにRePitchでピッチを調整した音声データをSynchroLinkを通じてVocAlignに直接ガイドとして送信し、タイミング補正を行うことが可能という点です。

ボーカルエディットではピッチ編集と同じくらいリズム(タイミング修正)が重要です。

例えばメインボーカルの他にダブリングやコーラスが多用されたボーカルトラックの場合、それぞれの発音タイミングがバラバラだと、歌詞が聞き取りにくい場合や、ボーカルとしての一体感がないため、ごちゃごちゃした素人っぽいサウンドになってしまいます。

VocAlignはそれぞれメインボーカルのリズムに自動で合わせてくれるプラグインなので、ボーカル全体の一体感が向上し、楽曲のクオリティが桁違いになります。

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Melodyneの場合はこのような機能がないため、ダブリングとハモリトラックのリズム調整はすべて手動になります。この作業にかかる時間は制度にもよりますが、何時間、なれていない人だと何日もかかる作業です。

なので、個人的にピッチ編集だけであるならば、最初にお伝えしたように使いやすそうな方を選んで良いと思いますが、リズム編集までを効率よくしたいのであれば、RePitch StandardとVocAlignとセットの購入を強くおすすめします。

定価は$438.90ですが、現在$262.90というブラックフライデー価格です。この価格でピッチ修正からリズムタイミング修正まですべてできるので、Melodyneよりお買い得と私は思います。

Melodyneの特徴としては、DNA機能があります。DNA(Direct Note Access)はポリフォニックな素材(コードなど)も個別に編集可能で、ギターやピアノなど複雑な楽器の調整も直感的に行えるものです。

文字通りコードやギターなどの和音楽器のコードの1音だけを調整できる機能ですが、ボーカルエディットという点でいうならばこの機能が活躍することはありません。

また、ピアノやギターを打ち込み音源を使って制作する場合、かりに間違えていた場合でもMIDI情報を修正すれば問題ないので、ピアノやギターなど和音楽器を生録する人にとっては便利な機能かもしれませんが、歌ってみたやDTMでソフト音源を多用する人にはそこまで必要不可欠な機能ではないように思います。

音質について

音質についてはRePitch Standardのほうが若干自然なように感じました。Melodyneではどうしても補正感が出てしまうケースがありましたが、RePitch Standardではその補正感が少ないように感じます。

RePitch Standardの使い方(VocAlignとの連携)

両者の違いについてもう少し深堀りすると、RePitch Standardは取り込み時により修正をスムーズにするためのマクロが用意されています。また、スケール指定をすることで、スケールを指定することである程度の自動調整も可能になるのはボーカル編集にとっては時短につながります。

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マクロを使った取り込み方法の例

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スケールを選択
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STEP
マクロの適用
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NormalPitch RangeからSnap Notes to Selected Scaleを選択

これで指定したスケールに合わせて自動でピッチ修正が行われます。

VocAlignへの取り込み方

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RePitch Standardをガイド元、ダブリング先にVocAlignを立ち上げる
STEP
RePitch StandardのSynchroLinkボタンをクリック
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VocAlignでGUIDEキャプチャー→DUBキャプチャーボタンの順にクリック
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これでRePitch StandardとVocAlignはリンクしている状態になり、RePitch Standardでエディットすると、その結果がダブリングトラックに反映されるようになります。

ただ、ピッチ情報を反映させるためにはVocAlignでMATCH PITCH情報をONにする必要があります。

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VocAlignと連携のメリット

RePitch StandardとVocAlignを組み合わせるメリットは、ワークフローの効率化にあります。

例えば、Melodyneでピッチやタイミングを修正したオーディオをVocAlignのガイドトラックとして使用する場合、通常は以下の手順が必要です:

  1. Melodyneで修正後、オーディオデータとして書き出し
  2. 書き出したデータをVocAlignにインポート
  3. さらに編集が必要な場合、再度Melodyneで修正し、再び書き出し・インポートを繰り返す

一方、RePitch Standardを使用すれば、オーディオを書き出す手間を省けます。RePitchはリアルタイムでVocAlignと連携するため、修正内容が即座にVocAlignに反映されます。その結果、書き出しや再インポートの工程を完全に省略でき、効率的かつスムーズに作業を進められます。

このリアルタイム連携は、特に細かい修正を何度も行う必要がある場合や、スピードを重視したいプロジェクトで大きな利点となります。

Melodyneにはスケールによる自動補正機能はありませんが、DAWのようなリズムクオンタイズ機能、音量のバランス、ピッチのクオンタイズといったマクロが用意されているので、どちらも直感的な操作で最大限の効果を得られるようにはなっています。

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システム

RePitch Standardの必要システムは以下の通りです。

macOS

  • macOS 10.11.6 or higher
  • Intel Processors and Apple Silicon
  • Audio File Format: As supported by host editor
  • Works with all Pro Tools hardware

Supported DAWs:

  • Pro Tools 2020.5 to 2021.12
  • Logic Pro X 10.7.3 to 10.7.4
  • Ableton Live 11.1.1
  • Studio One Professional 5.4 to 5.5.0.85116
  • Cubase Pro 12.0.40
  • LUNA 1.2.11.2684
  • Reaper 6.51 to 6.66
  • Nuendo 12.0.40

Windows

  • Windows 10 (64-bit only)
  • Audio File Format: As supported by host editor.
  • Works with all Pro Tools hardware.

Supported DAWs:

  • Pro Tools 2022.6
  • Ableton Live 10.1.35 to 11.1
  • Studio One Professional 5.4.0.66465
  • FL Studio 20.9.2.2963
  • Cubase Pro 12.0.40
  • Reaper 6.51

AppleMシリコンを使用時にLogicでARA機能を使いたい場合はRosetta環境にする必要があります。

まとめ(価格セール)

機能性の違いを表にしました。

RePitch Standardのブラックフライデー価格は$163.90($82.50)と半額でかなりコストパフォーマンスが良いです。

そしてぜひ一緒に使ってほしいのRePitch Standard + VocAlign Pro Bundleセットですが、こちらは現在$262.90となっています。定価は$438.90。

定番を取るとか超時短ツールのRePitch Standardですが、

機能Melodyne EssentialMelodyne AssistantMelodyne EditorMelodyne StudioRePitch Standard
ピッチ補正基本的な補正詳細な補正詳細な補正詳細な補正自動および手動でのピッチ補正
タイミング編集対応しない対応対応対応タイミング補正
フォルマント編集対応しない対応対応対応フォルマント調整
ビブラート編集対応しない対応対応対応ビブラート調整
DNA技術 (ハーモニー編集)対応しない対応しない対応対応対応しない
マルチトラック編集対応しない対応しない対応しない対応対応しない
スケール検出・スナップ基本的な検出のみ高度な検出高度な検出高度な検出スケール検出とスナップ
ARA2対応 (DAW統合)対応対応対応対応対応
使用環境シングルトラックシングルトラックシングルトラックマルチトラックシングルトラック
特長初心者向け基本機能コストパフォーマンス高度な音符編集プロ向け完全機能シンプルで直感的な操作性
主な用途基本的なボーカル補正ソロトラック編集複雑な補正や編集高度なアレンジシンプルで高速なピッチ補正
価格$108.90($53.90)$271.34($107.80)$433.02($217.80)$758.15($327.80)$163.90($82.50)

RePitch Standardは

  • 自動および手動でのピッチ補正
  • シラブルやブレス音の個別編集
  • フォルマントシフトによる音色調整
  • スケール検出機能
  • SynchroLink技術を活用したVocAlign Ultraとのリアルタイム接続
  • ARA2対応によるDAWとの統合ワークフロー

といった機能が目立ちました。

Melodyneとの比較で言えば、次のポイントでの比較がわかりやすいでしょう。

  • Melodyne Studioは複数トラック編集やDNA技術を活用して和音を個別に編集可能で、アレンジ作業に最適。
  • RePitch StandardはDNA技術のようなハーモニー編集機能を持たないが、簡単で効率的なピッチ補正を特徴とし、VocAlign 6 Proと連携することでタイミング修正を高速に行えます。

個人的にどちらが便利なのかは使用環境次第ですが、RePitch Standard + VocAlign Pro Bundleによる操作性および機能性はボーカル編集にといて最良の結果と時短効率を確保できるので、それらの結果を強く望むのであればRePitch Standard + VocAlign Pro Bundleがおすすめです。

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