NEXUSが7年越しにバージョンアップされました。近年のダンスミュージックの要とも言えるソフトシンセでJPOPでも使われまくっているソフトシンセのバージョンアップです。
「NEXUS3は音がよい」「NEXUS3は軽い」「プリセットが豊富」「アルペジエーターが死ぬほどよい」など言われています。一方でAvengerと呼ばれるソフトシンセもEDMやダンス系にはめっぽう強いソフトシンセといわれています。
ではEDMやダンスミュージック系をした人にはどちらが使いやすいのか?こんな疑問を持っている人は多いと思います。
結論から言うと、複雑な音作りをシたいならばAvenger完成度の高いプリセットを使って速く曲を仕上げたいならばNEXUS3と言えます。
それらを踏まえたうえでNEXUS3とAvengerを比較していきたいと思います。
現在AvengerはPluginBoutiqueで半額セールを行っています!
nexus3 Avenger価格
nexus3 Avengerはどっちが安い?
refx nexus3の価格はパックによって価格が異なります。Starterキットと言われる入門キットでの価格差はAvengerの方が5,000円程度やすいです。
3のときと比べると。価格は少し上がっていますが、プリセットとサンプル容量がかなり上がっています。
NEXUS3 | NEXUS4 | |
価格 | 価格250ドル | ¥34,988 |
プリセット | 2750 | 3811 |
サンプル容量 | 18GB | 26.5GB |
拡張音源 | 147(30ドル〜270ドル) |
Avenger
AvengerはNexus3のようなパックはありません。必要な分だけ拡張音源を購入していく形になります。
Avenger | |
価格 | ¥30,887→¥15,304 |
プリセット | 930 |
サンプル容量 | 5GB |
拡張音源 | 現在56(価格は€65) |
Nexus 3 Avengerはセールをやっているの?
Nexus3は例年12月の頭からのクリスマス期間にセールをしています。
Nexusのセールではおよそ50ドル〜65ドル程度のセール割引があります(日本円で5,000円〜6,500円程度)
エクスパンションパックも10ドル程度(日本円で1,000円くらい)割引されます。
Avengerのセールは不定期に行われることが多く、30%〜最大50%のセールになることもあります。
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Nexus 3 Avenger購入方法について
Avengerは日本の代理店でも購入可能Avengerは公式サイトから日本の代理店まで幅広く購入できますが、
PluginBoutiqueで購入すると、月替りの1万円相当のプラグインがもらえるのでそのおまけが欲しいものであれば圧倒的にPluginBoutiqueで購入する方がお得です。
公式サイト
Nexus 3は公式サイトで購入することになります。
ここまでの結論
価格差だけで見るとAvengerの方が5000円安いが、プリセット数、容量ともにNexus3の半分以下
少しでも多くのプリセットから好みの音を選ぶという使い方をするならNexus4の方が便利!
AvengerとNexus3の認証方式の違いについて
オーソライズするのにiLokキーやE-Licence Keyは必要か?
NEXUS4 USB-eLicenserやその他のサードパーティのハードウェアやソフトウェアは必要なし30日に1回 短時間接続という方法で認証するAvenger も基本ドングルキーは必要としません。
また両方のソフトのオーソライズはNEXUS3 AVENGERともに3台まで使用可能
使用(システム)環境
Avenger
Mac:
IntelMac 2.5Ghz
8GB RAM
Mac OSX 10.11
VST 2.4/AU compliant host 64Bit
OSX High Sierra (10.13) supported!
Windows:
Intel Core 2.5Ghz,
OpenGL 3.2 capable GPU
8GB RAM
Win7/Win8/Win10 64Bit
VST 2.4 compliant host
64Bit versions only
VST2 and VST3 versions
AU version
AAX version
– WIBU CodeMeter installer
Nexus4
Mac:
AudioUnit, VST, VST3 or AAX host software
Intel 2.0 GHz processor
8GB of RAM (16GB or more highly recommended)
Display with 1024-by-768 or higher resolution
macOS 10.11 and later including macOS Big Sur
Internet connection to download license
64-bit only
Windows:
VST, VST3 or AAX host software
Pentium class 2.0 GHz processor with SSE3 support
8GB of RAM (16GB or more highly recommended)
Display with 1024-by-768 or higher resolution
Windows 8 and Windows 10
Internet connection to download license
64-bit only
音色の作り込みや操作性について
AvengerとNexus3どっちが使いやすい?
音をゼロから作り込むならAvenger!サクッと音作りをしたいならNexus3
Avengerはプリセットも素晴らしいですが、音作りに特化したソフトシンセでもあります。
Nexus3も簡易な音作りは可能ですが、オシレーターレベルから作り上げることはできません。
Avengerは音作りに関してすば抜けて高い音色エディットを可能にします。ADSRやフィルターにシェイプなどを最大で4つまで拡張し音作りができます。当然操作する箇所が多ければ多いほど手間を有するわけですが、使いこなせば「メインマルチシンセ」はこの1台でも十分とも言えるレベルの音作りが可能です。オシレーターは同時に8つまで使用でき、ドラムトラックを合わせると9つのオシレーターを使って音作りが可能です。
しかし、ある程度このあたりの機能がどう音作りに影響しているかどうかをわかっている人でないと多少のオーバースペック感があるのは事実です。圧倒的なシンプルな操作性で良い音をコンセプトにしているのがNEXUS3です。選ぶだけで良い音がでるのに対して、選んだ音に磨きをかけるのがAvengerです。
あとは手軽さをどう考えるかにもよります、AvengerはSequenceというプリセットがあってこれを使うと簡単にそれっぽい雰囲気を作れてしまいます。
こういう機能がNEXUS3にもあるかは確認していませんが、指2〜3本程度で簡単に雰囲気を作れてしまうのは作曲になれてはいないけどEDMを楽しみたいダンスミュージックを楽しみたい人には使いやすい音源と言えるのではないでしょうか?
NEXUS3になってからシーケンサー、アルペジエーターが格段によくなりました。
NEXUS3やAvengerのデモ版はある?
NEXUS3のデモ版は現在ありませんが、Avengerのデモ版は公式サイトにあります。vengeance-sound.comやはりどれだけ良いと噂されても「自分の耳と目で確認したい」という人にはデモ版の存在は大きいですよね。しっかりと試してみることをオススメします。
まとめ
個人的に使っているのがAvengerなのでAvengerよりの記事になってしまいましたが、「音をめっちゃ細かく作り込みたい」「日本の代理店やプラグインセールサイトで買いたい」のならばAvenger「サクッと良い音を選んで作りたい」「豊富なプリセットからあれこれ選びたい」「世界で使われ倒しているあの音を使いたい」といのならばNEXUS4だと思います。
どちらも極上のEDM、ダンスサウンドを集まった良質なソフトシンセであることには間違いないです。