DTMソフト音源をインストールしたら一番最初にやっておきたいこと

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DAW内蔵のソフト音源をインストールする時やあとから買い足した音源をインストール場合気をつけたいことがります。それはソフト音源の保存先の変更です。これをやっておかないと下手したらパソコンの買い換えを余儀なくされてしまう行為を気づかないうちにやってしまっている可能性があります。

ウン十万円もかけて購入したパソコンが目の前で動かなくなるのなんて見たくないですよね?

メインシステムストレージににソフト音源をインストールするとそのリスクが高くなります。なぜそれが問題なのか?どうすれば対処できるのかについてお話します。

UG
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どうして保存先を変更するのか?

いくつかの音源はインストール時にメインのシステムストレージに保存されます。最近のMacはシステムディスクがSSDです。そしてそのSSDはメインボードに直接つけられているので取り外しができません。つまりSSDが死んだ時点でパソコンの買い替えが必要になるというわけです。

「最近のSSDは寿命が長くなったから大丈夫」という人もいます。確かに一昔前よりは寿命が長くなっていますが、それでもある日突然前触れもなく動かなくなるのがSSDです。なのでSSDの使い方はできるだけ空き容量を確保した使い方をするほうが良いと思われます。

SSDの容量が小さいとSSDの空き容量が減ります。実はこれにはちょっとだけ問題があってSSDの空き容量が少ないとパフォーマンスが低下し寿命が縮むと言われています。SSDの寿命を縮めないための空き容量の確保はおよそ25%程度と言われてます。つまり512GBの場合125GB程度は空き容量として確保しておくのがSSDにとって良いとされています。

SSDの空き容量が少なくなるとどうなるのか?

アクセス速度が遅くなる可能性がある

まず速度低下が起こります。SSDの空き容量が少なくなると、読み込み書き込みともにスピードが遅くなります。なぜならSSDの特性の1つとしてデータを上書きできないからです。SSDはHDDと違ってファイルを上書きしません。空いている場所に書き込み空き容量が少なくなると、以前のデータを消して再び使うという方法をとります。SSDの書き込み回数が増えるとこの処理回数が増えるため時間がかかりその結果スピードが遅くなってしまいます。

 寿命を縮める可能性について

少しまえまでSSDはHDDに比べて寿命が短いと言われてきましたが、最新のSSDは一概にそうともいえなくなりつつあります。これはSSDの書き込み方法が進化しているからです。しかし、不必要なデータで空き容量を圧縮する必要はないでしょう。可能であれば、システムで使用するSSDに必要以外のものを入れない方が安定動作にもつながります。

音源移動の方法

LogicProXの付属音源の保存先を変更する

LogicProXは最大で63GBほどの音源データがあります。これを移動するのは簡単です。LogicProXをインストール後に

LogicProX→サウンドライブラリ→サウンドライブラリの場所の変更をクリックすれば任意の変更先が選べます。

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移動後は自動的に元あったファイルを削除してくれます。

MuiscLab RealStratの保存先を変更する

手軽で簡単にリアルなギターを打ち込めるギター音源で有名なMusicLabnoRealシリーズもインストールはメインシステムにインストールされてしまいます。この場合の移動方法は

Finder→移動→コンピュータでメインシステムを表示し ライブラリ→ApplicationSport→MusicLabの中に音源データが保存されているのでメインシステム以外のストレージに移動します。

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移動後はもとあったファイルを削除しReal音源を立ち上げると次のようなエラーメッセージが表示されます。

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ここで移動先のファイルを選択しなおせばOKです。

外部ストレージはSSDとHDDどちらがおすすめ?

速度面で言えばSSDです。いまなら512GBでも1万を切っています。DTMでは音源の読み込み速度の遅さはそのままストレスになるのでできるだけSSDがよいでしょう。

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メインシステムから音源を移動した結果

私が使っているマシンはMacMini2018でメインシステムには512GBのSSDを積んでいます。当然取替はできないのでSSDが死んだらマシンの買い替えが必要になります。

LogicProXの音源63GBとRealStratの音源5GBを移動した結果は次のとおりになりました。

移動前

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移動後

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WRITEの速度がかなり上がりました。といっても基本システムは読み込みで使われるのでWRITEが速くなっても直接なにかの音源を受けるわけではありませんが、精神的に楽になります。

まとめ

音源によっては最初からインストール先を指定できるものもあるのでインストール時にしっかりとチェックするのをおすすめします。SSDが取り替えがきくのであればメインシステムがインストールされているストレージを酷使してもよいかもしれませんが、そうでないのであれば、メインストレージはできる限り長く使える環境を構築するのがよいと思います。

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