斬新な機能でドラムパターンを作るDrumComputer使い勝手とレビュー

DrumComputerを使えば通常のパターンを簡単で協力なクリエイティブなパターンに変えられます。その理由はループパターンの作成方法が今までのドラム音源とは違うからです。

具体的にはキット個別にループが組めるというのが非常に特徴的です。他にもありきたりなループにはならない独創的な機能が満載のドラムマシン音源それがDrumComputerです。

まず音色面から確認していくと、特化するような音色の太さはありません。音作りの幅はかなり広く設定でかなり深いところも追い込めますが、音の第一印象としてのインパクトはArturiaのSpark2やUVIのBeat Boxと比べるとかなり細い印象です。また、デフォルトを含め多くのキットはロールボタンがオンになっているので鍵盤を押すと設定されているロール(一定パターン)が鳴り続けます。

これをオフにするのは上記の画面の左端の「RND スネアのアイコンの下」にあるRollボタンを押すと止められます。

ドラムパターン生成機能がすごい

グリッドにデータを貼り付ける普通のドラムパターン作成画面ですが、ここがDrumComputerの一番の魅力です。

ありそうでなかった。私が今までしる限りこの発想でパターンをコントロールしているドラム音源は初めてみました。それが個別キットのループパターンのレンジ指定と、ループ指定機能です。一つ一つ見ていきましょう

個別キットのループパターンのレンジ(Tempo)指定

通常のドラム音源でパターンを組むときは当然ながらキックやスネア、ハイハットが一つになった文字通りのドラムパターンです。(8beatだとか16beatだとかのパターン)しかし、DrumComputerは特定のスネアやキックだけを16分音符に設定するつまりキットごとに「レンジを設定」できるのが特徴的です。

このおかげで、単調になりがちなパターンを簡単に再構築できます。方法はドラムグリッドの右側近くにあるTempoと書かれた場所をクリックします(画像では1/16となっています)ここで1/1から三連も含めて1/64まで変更できます。

ループの指定方法の変更

通常のループは4小節であれば、また1小節に戻ります。しかし、DrumComputerの場合は特定のキットのループを4小節目に到達したら、そこから逆戻りでループさせることができます。さらに個別のキットの拍指定ができます。つまりハイハットだけは3拍目でループ、FXは2拍でループして逆戻り、というかなりフレキシブルなループを作れます。

こういう発想でキット単位でループをコントロールできるのはかなり珍しいと思います。

個別のキットを指定した16小節単位でずらしていける↔もかなり便利です。

そして何かパターンが思い浮かばないのであればサイコロボタンを押せばランダムなパターンを作り上げてくれます。しかしランダムなパターンは「スネアはよくてもキックが気に入らない」こともあります。そういうときはXマークで任意のキットだけ削除できます。

この辺りかなりパターンの新規作成と再構築の手順がストレスフリーで行えるので、「オリジナルなドラムパターンに拘りたい人」には向いていると思います。

ドラム出力について

ドラム音源なので、DAW上に個別出力が可能です。ただしこちらも先日お話したArturiaのSpark2同様Stereoアウト10出力になります。いろいろな音源を見ていて思うのですが、モノラルアウトというのはそれほど技術的(プログラム的)に難しい仕様なのでしょうか?

DrumComputerは音の出力小さい傾向があるので個人的には個別主力でDAW上で音作りをする方がよいと思います。

MIDIエクスポート機能

DrumComputer上で作ったループをDAWにエクスポートする機能もあります。ただ、キットのループ設定などを無視する「単なるドラムパターンの出力」なので、あまり意味がないようにも思います。

DrumComputerの値段

お値段は13,104円です。誰しが「よしこの値段なら買いだ!」とは思わないかもしれませんが、クオリティの高い唯一無二のループを速く作り上げるためのプラグインの値段としては決して高いとは思いません。

Audio Plugins from Pluginboutique.com

DrumComputerを制作したSugar Bytesは色々とユニークな音源を作っているデベロッパーなので、他の音源も独自性の強いプラグインが揃っています。

DrumComputerも含めてすべてデモ期間があるトライアルソフトがDL可能なのでしっかり使ってみて判断するとよいでしょう。

さいごに

DrumComputerはありそうでなかったループの作成及び編集機能を盛り込んできたドラムマシンです。音色の幅がそれほど広くないのと、音質については賛否両論がわかれるものがありますが、ループ作成機能がそれらをカバーできるほどの実力を持っています。

誰でも使える万能音源がほしいのであれば、こちらの記事を参考にしながら使いやすい音源を探すのよいでしょう。

DTMで一番使えるドラム[リズム]マシン音源はどれ?

ですが、テクノ系や独自のループパターンに作曲の意味を見出しているエレクリック系サウンドのアーティストはDrumComputerは強い相棒になってくれそうです。

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