クランチサウンド愛好者必見!GENOMEで体感する本格的なアンプの歪み

<景品表示法に基づく表記>当サイトのコンテンツには、広告を掲載している場合があります。

音の温かみや迫力を持つクランチトーンは、ギターやベースの演奏に深みを与え、ジャンルを超えて活躍しますが、Two Notesの「GENOME」はそれだけに留まりません。

CODEXエンジンによるAI生成のアンプやペダルモデル、さらに真空管ステージモデリング(TSM™)を搭載し、ただのクランチサウンドにとどまらず、スムーズなクリーントーンからハードなディストーションまで、あらゆるトーンを自在に作り出せるのが特徴です。

DynIRエンジンによる600種類以上のバーチャルキャビネットも加わり、アンプやマイクの細かい設定を通じて、スタジオクオリティのリアルなサウンドが手に入ります。GENOMEを使えば、理想のクランチトーンだけでなく、音作りの新たな可能性も開けるでしょう。

Two Notes Audio Engineering
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

タップできる目次

GENOME 主な特徴

Two Notes Audio Engineeringの「GENOME」は、ギターとベースのトーンを専門的にシェーピングするためのハイエンドなエコシステムです。

インザボックスとハイブリッドリグ両方に対応し、リアルなアンプ、ペダル、キャビネットのエミュレーションが特徴で、直感的なインターフェースにより簡単にトーンを調整できます。

主な機能には、AI生成のアンプとペダルモデルをリアルタイムで再生するCODEXエンジン、真空管パワーアンプモデリング豊富なオーバードライブやディストーションペダルライブラリ、600種類以上のバーチャルキャビネットとスタジオマイクの組み合わせを制御可能なDynIRエンジンが含まれます。

さらに、並列処理が可能なデュアルレーンや、多様なスタジオFXも備え、あらゆる演奏スタイルに対応する設計です。

GENOME 使用感と評価

主観的な評価ですが、使ってみた印象を解説していきます。

クランチ系からメタルまで幅広い歪みが得られる

アンプは実機名こそありませんが、GUIを見ればなにかすぐ分かるアンプが数多く取り揃えられており、アンプトーンのバリエーションに困ることはありません。

ディストーション系はバランスがよい8種類のペダルエフェクトが用意されています。この他にもディレイからモジュレーション、イコライザー、フィルター、ワウペダルまでギターの音作りに必要なものはすべて揃っています。

ストンプの中でSTU EQ、STU COMPと名前がついたものは視認性のよいアナライザーを装備したもので、音色作りがはかどります。

キャビネットは2点A/B収録の二点方式によるマイキングが可能で、マイクの種類もダイナミックマイクからリボンマイク、コンデンサーマイクまで広く揃えられています。このあたりは他のメーカーのアンプシミュと似ている印象です。

ただGENOMEはマイクをキャビネットの裏に配置することもできるので、マイクキングによる音作りをさらに深堀りできます。

画像

Two Notes Audio Engineeringが得意とするIRを多数収録しています。その質感はNeural DSPやBIAS FX、IK Multimediaなどとは毛色の違うサウンドが得られるので、使い分けも可能です。

画像

GENOMEを触ってみて思ったはほどよいクランチ系サウンドが使える印象でした。アンプシミュレーターではメタルで使えるような歪みはわりとどのメーカーも使いやすい印象なのですが、クランチ系となると微妙なタッチによるトーンの違いが活かせるものが少ない印象がありました。

しかし、GENOMEはその絶妙なクランチトーンがしっかりと出せるので、ジャキジャキと刻む系のカッティングにマッチングしやすいサウンドを作ることができます。

Two Notes Audio Engineering

プリセット等の変更で若干もたつく

GENOMEでは左上にリグ(GENOME のレーン ベースのアーキテクチャ全体にわたって編成された、事前に指定されたコンポーネントの選択で構成される主要なプリセット)があり、クリックすると一覧が表示されますが、他のアンプシミュではシングルクリックでプリセットが変更されますが、GENOMEでは、ダブルクリック方式なので、少し慣れが必要です。

また、キャビネットを変更する箇所では、表示されている名前をクリックしても反応がありません。切り替えは矢印ボタンで可能になります。これがバグなのか、仕様なのかはわかりませんが、あまり操作性が良いように思いませんでした。ワンクッションおいてプリセットが変更されるような感じなので、その部分では若干ストレスに感じました。

このあたりは私の使用環境がLogicでIntel Macという部分もあるかもしれません

改善要望

ストンプ系のクオリティは良い感じでその中でもワウペダルの音色が気に入りました。

GENOMEでは各パラメーターをDAWのオートメーションで操作しやすいようにオートメーションボタンが設けられています。

画像

A1〜A10の任意の箇所にパラメーターをアサインすると、DAWのオートメーションでも同じ番号が用意されているのですぐにオートメーションを描くことができ便利です。

画像
画面はLogicのオートメーション

ただ、個人的に気に入っているワウペダルなのですが、できればMIDIペダル等で操作したいのですが、MIDI制御エフェクト機能は搭載していないため、MIDIペダル等を使って操作はできません。

できれば、この部分はアップグレードで対応してほしいところです。

システム要件

マック

macOS Catalina 10.15以降

Intel i5 または Silicon プロセッサ

4GBのRAM

メタル対応GPU

外部のCore Audio対応オーディオハードウェアを強く推奨

ウィンドウズ

Windows 10 (64 ビット) 以降

Intel i5 または AMD 同等のマルチコア 64 ビット プロセッサ

4GBのRAM

OpenGL 2.0 互換 GPU

外部ASIO互換オーディオハードウェアを強く推奨

まとめ

ギターアンプシミュレーターの音はユーザーが求める音の数ほど正解があると思っています。GENOMEがすべてのユーザーにとって正解かどうかはお約束できませんが、私にとってはこのクランチ系のサウンドは正解であり、もっと音を作り込みたくなる要素にあふれたアンプシミュレーターだと感じました。

機能面においてMIDI制御エフェクトに対応していないのは残念ですが、MIDIペダルを持っていない人(使わない人)にとってはとくに問題はないと思います。

また、GENOMEには4段階のオーバーサンプリング機能も搭載されているので、必要に応じて使用できるのも嬉しいです。

画像
画像
ULTRA MAXにおいては画像のような警告が表示されます。
Two Notes Audio Engineering
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次