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[DTM]ギターの音作りで間違いやすいアンプシミュレーターの使い方

ギターを打ち込むときに音作りの一環としてアンプシミュレーターは必要不可欠です。しかしギターアンプシミュレーターを使って音作りをすると次の問題が浮上する人がいます。

  • アンプシミュレーター単体で作った音を聴いたときはかっこいいけど楽曲に入れると音が抜けてこない
  • なんか音が痩せてしまった気がする

こんな煮え切らない経験をしている人多いと思います。これはアンプシミュレーターに頼り切ってしまう人が陥る「あるある」です。ですが、大丈夫です。この記事ではアンプシミュ間違った認識を改めるための方法について書いていますので、これを読んで「とりあえずアンプシミュ」という考えを卒業しクオリティの高いギターサウンドを手に入れられるようになります。

どのギターにどんなアンプシミュを通すか?

以外におろそかにしている人が多いのですが、アンプシミュを通すとき「Metal」「pops」といった名前でアンプシミュを選んでいる人がいます。たしかにそのニュアンスは得られるかもしれませんが、メタルであればメタルに強いギターでないとアンプシミュの効果は半減します。

逆に言えばギターさえあっていればDAW付属のアンプシミュであってもそれなりになってくれるものもあります。

強烈な歪がほしいからメサブギーのアンプシミュを通すという考えの前に!まず手持ちのギターとそのギターが得意とするサウンドの傾向を知っておく必要があります。

ストラト、テレキャス、レスポール、PRS、etcいろいろとありますが、大きく分けるとギターは次の2つがギターサウンドの7割を締めます。

  • シングルコイルピックアップ
  • ハムバッカーピックアップ

音の役割は

シングルピックアップは音がシャープで軽いハムバッカーは太くて甘く重い音になります。

アンプシミュより重要!DTMギターの音作りはピックアップが重要な理由

ポップスのクリーンカッティングの場合はハムよりシングルの方があっています。もちろんハムでカッティングをしてはいけないという話ではないですが、ハムだと重くなりすぎて曲に合わないこともあります。

ギターカッティングが埋もれてしまうときに注意したい3つのポイント

逆に歪ませたい場合はハムの方が圧倒的にキレイに歪みます。なぜならば、ハムバッカーはシングルコイルピックアップに比べ出力が高いのが理由です。出力が高いと歪を作ろうとするインプットの量が増えることになるので出力が高い方が歪に強い”歪ませやす”いというのが理由です

ギターでの音作り

ギターにはトーンコントロールというイコライザーの一種がついています。DTM的に言うとローパスフィルター的なものです。

これとボリュームを使って音作るのもギターサウンドにとってはとても重要な話です。「あとで、編集すればいいやん?」という話ですが、ギターで1番最初に通る回路はこのトーンコントロールです。ギターのポテンシャルが出る場所とも言えるので「あとでいいや」ではなくこの部分でイメージの音の基礎を作れるようになることが大切です。

歪みの量について

ラウドでヘビーな歪みサウンドを求めるためにドライブをフルテンで使いたくなる気持ちはわかりますが、

歪みをフルテンで使ってはいけません。フルテン使うということはいわばコンプレッサーでめちゃめちゃ潰している状態に近いためピッキングのニュアンスを出すことはできなくなります。

このギターサウンドでも重要なのはピッキングのニュアンスです。ピッキングの音というのは基本高音域の成分が多く含まれている音なので、ギターサウンドのぬけの部分に相当します。

ギタリストがピックに拘るのも自分の力加減によって音が変わるのを理解しているため少しでもピッキングする力が適切に弦に伝わるようにすることでギターのポテンシャルを上げることができます。たかがピックですがされどピックなのです。

高音域を多く含んだ音をもう少し分かりやすく説明すると、ドラムでいうところの「バチ!」というビーターが当たる音をきちんとなさないとKICKのサウンドとして感じにくいのと同じです。

ラウドなギターサウンドはコンパクトエフェクターを介しながら強く弾いたときに強く歪むそれ以外はきちんとピッキングのニュアンスを出せるようになっていなければいけません。

もしピックニュアンスを残したいけど歪のギターも両方欲しい場合は、ギタートラックを2トラックにして1つを歪み用もう一つをクリーンサウンドにしてそれらをBUSトラックでまとめて音作りをすればピッキングニュアンスを潰さないギタートラックを作ることができるのでアタック感を保持したいときは最適です。

パラレルコンプならぬパラレルアンプ的な音作りの方法です。

以下の2つを理解したのちであればアンプシミュレーターでの音作りは決して大きく間違ったことにはなりません。

  • ギターの持っている音の性質(ピックアップ、トーンコントロール)
  • ピッキングによる音色のコントロール

ダブルギターサウンド

一本のギターで同じフレーズを二回弾き、それを左右にふることでギターの壁を作るテクニックの一つですが、アンプシミュではこれを簡単に作ることができたりしますが、轟音の壁をつくるのかそれともステレオワイドにギターを聞かせたいのかでダブルの作り方は意味が変わってきます。

轟音の壁はそれこそ文字通りそこにギター以外は存在しないくらいの壁サウンドを作ることになりますが、ステレオワイドとなると、ダブリングよりリバーブとディレイ、コーラスといった空間処理を目的とした音作りが必要になります。

アンプシミュの種類

有名なところは

IKmultimedeiaのAmplitube4

Positive GridのBias Amp

wavesのPRS SuperModels

などがあります。これら以外にも無数のアンプシミュがあってどのメーカーもそれぞれの特色があるので使いやすいものを選ぶのよいですが。ひとつだけ言えるのはIRレスポンスが入っているかどうかで音質がかなり変わってきます。

キャビネットIRレスポンスとは

キャビネットから出たパルスを録音することで本物のキャビネットの音を再現できます。そこから得られるのは空気感です。我々がギターアンプシミュレーターを聴いてリアルかそうでないかを判断するのがこの空気感が大きな要因になります。

つまりより本物らしいアンプサウンドを作りたいのであれば空気感がリアルなキャビネットIRを使うことで最適なギターサウンドを底入れることができます。このキャビネットの空気感はIRでなくてもソフト上で作り出してしまうものもあります。

上記のアンプシミュでいうと

Amplitube4はIR非搭載

Bias ampはIR搭載となります。

さいごに

[大切なのは用途にあった使い方。ストラトを歪ませるならストラトサウンドを活かしきれる歪みをするのがその楽器のポテンシャルを発揮できます。もちろん予想もできないアグレッシブな使い方をするのも悪いことではないですが、大切なのは作ったサウンドの意図が聴いてくれるオーディエンスに伝わるかどうかが1番重要なので、「歪みスキー」になりすぎて聴いてくれる人が不快な気持ちにならないサウンドをつくれるようになりましょう。

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