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これだけは覚えたい!DTMベースサウンドを簡単に太くするお作法

太いベースサウンドを作りたいけど、

上手くできない

 

やっぱり高い専用音源が必要??

太いベースは楽曲安定感を作ります。土台がしっかりとすると聞いてるリスナーも安心して音楽を楽しめます。

「ベースを太くって具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。今日は太いベースサウンドを作るための方法についてお話します。

目次

音の太さとは何か?

音の太さとは基音と倍音のバランスが良い音のことです。低い音を「太い音」と形容するのは基音に対しての倍音を感じやすいからと言えます。具体的にはベースの最低音はE1(41.023Hz)ですが、オクターブ上の82Hzをベースの最低音と感じている人も大勢います。

これは基音ではなく倍音を聞き取っているからです。このときベース処理で定番のローカットを100Hzまで入れてしまうと当然E1の基音である音はカットされます(実際ゼロにはなりませんが)これで太い音の定義である「基音+倍音」の音にはなりません。

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DTMではこの低音を正しく処理することで太い音が手に入るだけではなく楽曲の印象もメッセージ性も強くなるので、低音の意識をもつことを強くオススメします。

今回はDTMのベース音源での太さについて言及していますが、ベースで宅録し音作りをする人も基本的には同じ考えです。

太いベースサウンドを作るための方法①「低音の主役を決める」

ベースとキックは譲り合いの精神の関係とお話しました。キックとベースが同じ太さを手に入れると当然、お互いが干渉しあって音の輪郭を感じられなくなります。エレクトリックなキックとアコースティックなキックではローエンドも、ミッドも全然違います。なので、低音の主役を決めることから初めます。この主役とは「音色を吟味する」という意味です。

太いベースサウンドを作るための方法②「フレーズを見直す」

太い音にはどっしりとした存在感があると思います。一つ一つのフレーズをしっかりと感じられるフレーズでないと低音がごちゃごちゃとしているだけの印象になります。

基本的にはベースが動くときには他の楽器等も動かさないというアレンジ視点でベースサウンドを聞かせる方向で考えます。

DTM ベースのイコライザーとコンプの設定

ベースサウンドだけで聴いているときにはそれなりに良くても、ドラムや他のパートがのってくると途端に聞こえが悪くなるという経験をしたことってあると思います。なのでベースの音作りで「太さ」を求めるのならば常にキックと一緒にするのが良いです。そうすることで最低でも、キックとの棲み分けは可能になります。

ではベースのイコライザーです。ベースは多くの人が誤解しているのですが、ベースの一番低い音は(実音)は40Hzあたりにあります。

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つまり闇雲にローカットで100Hzくらいまで切ってしまうとこの実音部分も切ってしまうので、注意が必要です。

以下の画像はベースとドラムを同時に鳴らしたものをスペクトラム・アナライザーで表示したものです。

緑がキック、ベースが白です。

このキックはすでにある程度作られているのですが、緑と白がかぶっていない部分がありますよね。その部分がベースの抜けの部分です。この部分にキックがかぶさってくればくるほどベースのらしさは感じられません。

この画像では、ベースの実音40Hzあたりはキックとかぶっていませんし、倍音であるオクターブ上の80Hzあたりの音もキックより抜けています。つまり太いベースがキックに邪魔されていない状態です。

そしてキックはキックで50Hzあたりをピークにしながらも、キックのアタック感である5kHzあたりも確保されているので、両者とも非常にバランスの良い状態になっていると言えます。

イコライザーでこのよう形にする簡単な方法は、キックの150Hz〜300Hzあたりを5dBくらい削ることでベースの帯域を譲ってあげるとこのような棲み分けになりやすいです。

dtmベース太い音を作るコンプの設定

コンプについてはイコライザー棲み分けをしたあとに音量差を整える程度で大丈です。エフェクトのプリセットを参考にしてもいいですが、大切なのはこのキックとベースの音量的な棲み分けをキレイに作ることが目的なので、プリセットを使ってそのままではなく、ボリューム調整をしっかりとするようにしましょう。

基本的にはゲインリダクションが-3dB程度になるようなセッティングです。ここで大切なのはコンプのプリセットを使っても必ずしも-3dBのゲインリダクションにはならないということです。なぜならばコンプにとって重要なのは入力される量で決まるからです。入力される音をどれだけコンプ(圧縮)するかはスレッショルドとレシオで決まります。

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ここまでの話を理解しながら、具体的なベースの音色作りの説明をしていきたいと思います。

ベースは2トラックに分ける

マルチ音源に入っているベースはあまり低音がないどちらかというとDI的な音が多いです。そういう音源はハイ抜けは良いのですが、低音感に関しては今一歩という感じです。

「じゃあベースにベースアンプシミュレーターかければいいやん」ということなんですが、そうするとハイがなくなってしまい抜けが悪くなる。

  • 1つはDIの音
  • 1つはアンプの音

というイメージです。

実はこれ老舗ベース音源TrilianやモデリングベースのModoBassでも使われている方法です。

そして、生録のベース音源でも使われることがあります。

今回はLogicproXを使ってお話していますが、他のDAWでも似たような感じになるので参考にしてもらえれば嬉しいです。まずはベースとドラムだけの音を聴いてください。

ベースはEXS24のPick Electric Bass

ドラムはDrumkit SoCal Kit です。

これらをノーマルの状態でならすと

まぁこんな感じですよねーっていう音質です。

ここで先程ベースのトラック分けをします。このとき注意したいのはEXS24のBUS送りをプリフェーダーにします。こうすることでEXS24のメインフェーダーをゼロにすることができます。

なぜゼロにするかというと、EXS24にエフェクトプラグインをかけるとそのままそれがBUSに送られてしまいます。そのため、何もかけていな音をBUSに送る必要があるためプリフェーダーを選択します。

プリフェーダーの選択方法

センドのところでBUSを選択後BUSボタンを右側あたりをクリックすると上記の画像の項目が出てくるのでプリフェーダーを選びます。デフォルトではポストパンが選択されています。

プリフェーダーを選ぶとセンド量が青色に変わります。

こうすることでEXS24のフェーダーをさげてもセンド量できめた分だけBUSに出力されます。そして先程決めた1トラックをDI1トラックをアンプといった感じにするためプラグインエフェクトかけます。

DI側はアバロンのDIを意識したと思われるDIとエキサイターをかけることでDI特有の高域が抜ける音を作ります。次にアンプ側は任意で選んでいいと思います。

そしてこの2つのトラックさらにBUSにまとめて最終的にダイナミクスを調整します。

そうやって出来たものがこちら

1トラックだけのものと比べると気持ちのよいドンシャリ傾向になっています。そしてもし必要であれば、ここに原音であるEXS24のフェーダーをあげてもいいかもしれません。

さいごに

ぶっちゃけてしまえばこれはライブやレコーディングでよく使われる方法です。DIの抜けの良いサウンドとアンプの低音をミックスすること出来上がったベースサウンドはかなりリアルな低音感になると思います。

ベース音源で有名なTrilianやModoBassを始めリアリティを追求するベース音源の多くはこの手法が使われています。

よいベース音源を使えばそれでもいいのですが、そういう音源がないのであれば創意工夫!見よう見まねでやったことが案外上手く行くのもDTMの面白いところです。

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