
映画で流れている壮大なコーラス音源を使いたい!



それならばHollywood Choirs Diamondがおすすめ!男女別になったコーラス音源でテキストを使って自由に歌詞を歌わせられるよ!



歌詞も歌わせられるの最強だ!



コレ使うともう普通のコーラス音源には戻れないよ!
メリット | デメリット |
---|---|
リアルで壮大な合唱表現 WordBuilder による歌詞入力機能 マルチマイク/柔軟な空間制御 | レガート表現・スタッカート表現の制限 歌詞の明瞭さ・発音制御の難しさ ソロ合唱部分なし |
Hollywood Choirs Diamond レビュー とは
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | HOLLYWOOD CHOIRS |
開発/販売者 | EastWest Sounds(Doug Rogers & Nick Phoenix がサウンド制作に関与) |
製品カテゴリ | 仮想合唱(バーチャル・コーラス音源ライブラリ) |
リリース年 | 2017年12月 |
主な特徴 | 男女合唱を再現可能- 内蔵の WordBuilder(歌詞入力 → 合唱出力)機構搭載 13マイクロフォン配置(メイン/クローズ/ステージ/ミッド/サラウンド等) |
エディション/容量 | Diamond Edition:59 GB(24bit, 44.1kHz)サンプル、複数マイクミックス付き Gold Edition:8 GB(16bit, 44.1kHz)、主マイクミックスのみ収録(簡易版) |
用途・対象ユーザー | 映画、テレビ、ゲーム等の作曲家/サウンドデザイナー、シネマティック音楽制作、壮大な合唱表現が必要な楽曲制作など (株式会社ハイ・リゾリューション) |
EastWest HOLLYWOOD CHOIRS は、映画音楽クオリティの壮大な男女混声合唱をリアルに再現できるバーチャル・コーラス音源です。
従来の Symphonic Choirs を大幅に刷新し、マルチマイク収録と改良されたWordBuilderにより、入力した歌詞を自然な英語発音で歌わせることが可能。力強いフォルティッシモから繊細なピアニッシモまで、幅広いダイナミクスを表現でき、シネマティック、ゲーム音楽、劇伴などに最適なプロ仕様ライブラリです。
壮大なコーラスで楽曲に迫力と荘厳さを出したいのであれば頼もしい音源になります。
Hollywood Choirs Diamond レビュー
- リアルで壮大な合唱表現
- WordBuilder による歌詞入力機能
- マルチマイク/柔軟な空間制御
- レガート表現・スタッカート表現の制限
- 歌詞の明瞭さ・発音制御の難しさ
- ソロ合唱部分なし
- WordBuilder の仕様により常に最初から再生される
手軽にかつ本格的なコーラスサウンドが手に入る!
Hollywood Choirs Diamondはサンプル音質が高く、男女合唱ともに豊かな響きとバランスの良さを備えているのが特徴です。
母音、子音に分けられているパッチとテキスト情報をもとに自由に歌わせられるWordBuilder用のプリセットがあり、好みによって使い分けが可能です。


同機能をもつ以前リリースされたSymphonic Choirsではソプラノ、アルト、テノール、バス、さらにソロ歌手・少年合唱などのセクション別に扱えるのにたいして、Hollywood Choirs Diamondは男性と女声のみに絞っているため、声楽的な和声アプローチは出来ませんが、その分素早く重厚なコーラスラインを作ることができるのも大きな特徴です。
実際WordBuilderでテキストを入力して歌わせたものがこちらになります。まずは女性から
続いて男性
両方重ねたもの
音質的には劇伴やゲームのサントラでも十分すぎる存在感を放つクオリティです。
近年ではシンフォニックロックと呼ばれるオーケストラとロックを合わせた楽曲もありそのような中で使うと楽曲の世界観が広がります。
使った感想として思ったのはダイナミクスの切り替えはベロシティではなくCC11のエクスプレッションによって変更します。なのでベロシティを変更してもまったく強弱は変わらないので注意が必要です。
WordBuilderでは自由にテキストを入力できますが、Synthesizer V2やボーカロイドのようにはっきりと歌わせるのは困難というかほぼ無理と考えて良いです。
あくまで、母音と子音によるそれらしい雰囲気をかんたんに作ることができるのがHollywood Choirs Diamondになります。またWordBuilderの仕様上、常にテキストは頭から再生されるため、途中から歌わせることはできません。なので、納得できるコーラストラックが完成したらバウンスしてオーディオデータとして扱うのが基本になります。
CPU負荷について
自由に歌わせられるコーラス音源というとものすごくメモリを潤沢に使いそうですが、実はそこまで重たいわけではなく、WordBuilder用のプリセットのメモリ使用量は両者とも830MB程度です。ただWordBuilderのスクリプト処理に問題があるのか、音が再生されっぱなしになったり、再生時にうまく発音されない場合があります。
トラックを選択したままだとシングルCPUの負荷が高まり、なにもないオーディオトラックを選択するとうまくCPU負荷を分散できます。


あと、WordBuilder用のプリセットを選択したあと、母音や子音だけのプリセットを選択するとCPUの負荷が90%を超えて再生できなくなります。これは私の環境だけの可能性もありますが、OPUSのバグの可能性もあります。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Intel Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey
Audio/IF Focusrite RED 8PRE
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.7
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
まとめ
メーカー | EastWest / SoundsOnLine |
システム | Mac OS X 10.7 (or later) Memory: 8 GB Disk: 59 GB CPU: Intel Core 2 Duo Processor 2.7GHz or higher Plugins: VST-2, VST-3, AU, AAX Windows Windows 7 or later with ASIO sound drivers Memory: 8 GB Disk: 59 GB CPU: Intel Core 2 Duo, or AMD Dual Core 2.7GHz or higher Plugins: VST-2, VST-3, AAX |
認証方式 | シリアル認証 |
マニュアル | ソフト内で呼び出し可能(英語のみ) |
価格 | ¥19,369 |
自由に歌わせられるのは楽しいですし、仮に適当な歌詞であっても母音や子音だけのコーラスだけとは世界観が違います。WordBuilderの仕様の制限で使い勝手が一部好ましくないものもありますが、こだわり抜いた楽曲にしたいのであればHollywood Choirs Diamondは絶対に使ったほうがよいでしょう。
劇伴からゲームのサントラ、シンフォニックロックなどに説得力を持たせたいならばおすすめです!