MERCURIALL SS-11Xレビュー 粒の細かい歪みを得られる

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粒が細かくキレイな歪みを得られるプラグインを探しているならばMERCURIALL SS-11Xは触ってみる価値が非常に高いプラグインです。SS1-Xの使い方は説明するまでもなくシンプル!と言いたいところですが、地味にこだわった音のエディット方法などについても詳しく説明しています。とにかく歪み大好き人は虜になるサウンドです。

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UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
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SS-1とは?

AMT Electronicsというメーカーが作ったチューブプリアンプペダルSS-1AとSS-1Bの2つをmercuriallというデベロッパーがモデリングしました。それがSS-1Xです。その精度の高さからSS-11Xモデリングは、AMT Electronicsによって公式に認証および承認されています

MERCURIALL SS-11Xの魅力

 SS-11Aと11Bを切り替え可能

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SETUPボタンにてSS-11AとSS-11Bの違いはSS-11Aのハイゲイン・バージョンがSS-11Bであること以外基本同じです。実機であるSS-11Aは廃盤となりました。SS-11Xはその両方のタイプを切り替えるることができるハイブリッド方式です。

音作りの幅の広さ

Clean Drive CRUNCH LEADの4種類の音色 CleanとDriveでそれぞれ独立した3バンドイコライザー装備

真空管(交換式)ドライブサウンド

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こちらもSETUPボタンにて真空管を12AX7と6N2P-EVとの切り替えが可能。巷では付属している真空管(6N2P-EV)がダメすぎて使えないという声を開発が聞いたのかわかりませんが、12AX7から選べます。ちなみに6H2П-EBとは12AX7/ECC83等の類似球です。しかし音は12AX7を使った方が絶対いいと言われています。

ノイズゲート

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非常にかかりがよいノイズゲートでデフォルト設定数値が5なのですが6になるとかなりかかっている感じがするので、あまり大げさにかけなくよいノイズゲートです。

ストンプボックス

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フルチューブ・プリアンプ・ペダルというのがSS-1A(B)なので別途歪みペダルをつないで音作りをすることでよりSS-1のポテンシャルを発揮できると言われています。それをきちんと考慮したのか有名な実機のモデリングを含む6種類のドライブペダルを選択することができます。

  • banez®TS-808ベースのオーバードライブ
  • Ibanez®TS-808 Lower Drive Modに基づくオーバードライブ
  • Ibanez®TS-7 Hotに基づくオーバードライブ
  • Ibanez®TS-7 Modに基づくオーバードライブ
  • オーバードライブベースのMESA /BOOGIE®Grid Slammer
  • Boss®Super Overdriveに基づくオーバードライブ

キャビネットエミュレーター

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IRキャビネットエミュレーターを装備しています。ここは好みによって分かれるところだとは思いますが、適度な空気感が得られて音にリアリティを与えてくれます。

  • 1.ジョージコンスタンティンクラタス-メルクリオールオーディオアーティスト
  • 2.モートンスタジオ
  • 3. NC-REC
  • 4. NRQのスタジオ
  • 5. OwnHammer
  • 6.サウンドウェイレコード
  • 7. TAプロダクション
  • 8. USOUNDWORKS
  • 9.レオン・トッド

IRリバーブ

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アルゴリズムリバーブではなくIRなのか空間の密度がほどよい響きを得られます。

オーバーサンプリング

2〜8倍までオーバーサンプリングかけることができます。負荷の環境については

  • パソコン         :Macmini2018
  • CPU          :Corei7(i7-8700B)6コア HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
  • メモリ          :32GB
  • システム         :OS10.14.6 Mojave
  • Audio/IF         :Motu896HD
  • バッファー    :256
  • DAW                :LogicProX10.4.8

オーサーサンプリングOFFとON(X8)との差は以下のようになっています。

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SS-11Xのコアをフリーでダウンロードできる

地味にすごいことなんですが、実はこのデベロッパー高いクオリティのストンプボックスや真空管エミュレートプラグインをフリーでダウンロードできます。その中にはSS-11Xで使われている歪ペダルもあります。知っている人はしっているのですがここのストンプペダル本当に音が良いです。

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サウンドデモ

同じ設定で聴き比べをしてみます。

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SS-1Aモードでのバッキングです。

続いてSS-1Bモードです。

クリーンギターでかき鳴らしてみました。

個人的には歪みよりもTUBEっぽさが出ているクリーンサウンドが使いやすくて良いように思いました。

誰のためのプラグイン?

ソフトギター音源でもそれらしい雰囲気にはなりますが、やはりギタリストが喜べそうなサウンドです。とくに粒が細かい歪みを求めている人にはニンマリできるプラグインのように思います。

値段

ストンプではなくかなり細かいエディットができる歪みプラグインですが、メーカー価格は$39.99お値段は39$実機の値段はSS-1Aが54,800SS-1Bが59,800円でしたがすでに販売は終了しています。

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10秒程度で一旦音が途切れるデモもあるので気になる人はチェックしてみましょう。

mercuriall

まとめ

もっと細かいエディットをしたいのであればBIASPedalがよいかもしれません。ですがストンプボックスを集めるような楽しさを与えてくれるそんなGUIのプラグインです。また個別でダウンロードできるストンプペダルもかなりクオリティが高いので使いがってがよいと思います。

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