
Roland Cloudって気になるんだけど、申し込み方法とか使い方がよく分からない



わかる。サブスクだけじゃなくて、好きな音源をLifetime Keyで買えるっていうのも最近注目されてるんだよ。



へえ、それなら自分に合った形で使えそうだね。実際どうやって始めるの?



この記事では、アカウント登録からインストールの流れ、さらにライフタイム購入の仕組みまで丁寧に解説してるよ。初めての人でもすぐに導入できるから安心。
Rolandの膨大なサウンド資産を手軽に楽しめるプラットフォーム「Roland Cloud」が、進化を遂げました。
サブスクリプションに縛られず、好きな音源を単品で購入できるメリットが印象的です。この記事では、実際に「申し込みたいけれど手順がわかりづらい…」という声にも応えるべく、アカウント登録からダウンロード、さらにLifetime Keyの購入方法までを丁寧に解説します。
導入のハードルを下げ、誰もが即戦力として使えるように案内していきますので、Roland Cloud未経験の方も、ぜひこのガイドを参考にしてみてください。
Roland Cloudとは
楽制作用の高品位なプラグイン音源やソフトウェアを提供するクラウド・ベースのプラットフォーム「Roland Cloud」。
50種類以上のローランドのソフトウェア・インストゥルメンツにアクセス。ZENOLOGYでソフトシンセの未来を体験。ZEN-Coreシステムでソフトウェアとハードウェア間でサウンドを共有。ジャンルに特化したパッチ、パターン、サウンドパックが制作楽曲に常に新鮮さをもたらします。
FreeのRolandアカウントに登録すれば、すぐにRoland Cloudを使い始めることができます。ZENOLOGY Liteソフトウェア・シンセサイザーを入手して、最新のサウンドを使えるだけでなく、ハードウェア用に使う新しいサウンドを入手したり、有料メンバーシップへアップグレードしたり、ソフトウェア・インストゥルメンツやサウンドなどのLifetime Keyを購入することができます。
Roland Cloudを扱うには専用アプリRoland Cloud Managerが必要になります。
Roland Cloud Manager対応OSについて
項目 | macOS | Windows |
---|---|---|
OS | macOS X 10.9 以降(Catalina / macOS 10.15 にも対応) | Windows 7 SP1 / 8 / 8.1 / 10 |
CPU | Intel® Core i3 / i5 / i7 / Xeon64-bit環境 | 64-bit環境 |
RAM | 4 GB(推奨 8 GB以上) | 4 GB(推奨 8 GB以上) |
HDD空き容量 | 使用するソフトによって変化 | 使用するソフトによって変化 |
用途に合わせて選べる4つのプラン
機能の違いによって使える4つのプランがあります。
プラン | 料金(月額/年額) | 含まれる主な内容 |
---|---|---|
Core | $2.99/月$29.99/年(17.8%お得) | – ZENOLOGY ソフトウェア・シンセサイザー- Lifetime Key 購入可- ZENOLOGY 用サウンドパック |
Pro | $9.99/月$99/年(19%お得) | – ZENOLOGY Pro ソフトウェア・シンセサイザー(公開前は ZENOLOGY 提供)- Model Expansion 機能(後日公開)- Lifetime Key 購入可- ZENOLOGY 用サウンドパック- TR-808 & D-50 ソフトウェア・シンセ- Anthology / Tera / Flavr / Drum Studio シリーズ- サウンドコレクション Patches and Patterns |
Ultimate | $19.99/月$199/年(17%お得) | – ZENOLOGY Pro ソフトウェア・シンセサイザー(後日公開)- すべての Model Expansion 機能- Lifetime Key 購入可- ZENOLOGY 用サウンドパック(全て)- Legendary シリーズ全て- SRX シリーズ全て- Anthology / Tera / Flavr / Drum Studio 各シリーズ全て- サウンドコレクション Patches and Patterns |
無料期間の登録は自動的にUltimateになりすべてのソフト が使えます。
各プラグインと単品購入できるライフタイム価格について
新しいRoland Cloudの特徴は気に入ったプラグインを購入できる点にあります。つまりサブスクが苦手な人には嬉しいですね。ですが、すべてのプラグインが購入できるわけではありません。そこで購入できるプラグインと価格を表にまとめてみました。
インストゥルメント名 | 概要 | 主な特徴・機能 |
---|---|---|
JUPITER-4 / JUPITER-8 | 1980年代を代表するポリシンセ(JUPITER-4は初期、JUPITER-8は高機能版) | 高DPIの美しいGUI、ユニバーサルパッチブラウザー、Circuit Mod(内部回路の揺らぎを再現)、Condition(経年劣化シミュレーション)を搭載 |
JUNO-60 / JUNO-106 | Warmなアナログ・パッド/リードで人気のJUNOシリーズ | JUNO-106は100%忠実なエミュレーション。高DPIインターフェイスやCircuit Mod、Patchブラウザー付き |
JX-3P / SH-101 / SH-2 | Rolandの初期シンセ(モノフォニックや初期ポリ) | ACB(Analog Circuit Behavior)エンジンによりオリジナルのサウンド特性を再現。追加エンベロープ/エフェクトあり |
JD800 / JV-1080 / D-50 | デジタル音源の代表格:JDはサンプル、JVはPCM、D-50はLA(Linear Arithmetic)方式 | D-50はオリジナル同様のUIに加え、Digital Circuit Behaviorを再現。プリセット+新音色収録 |
Promars / System 100 | レトロなアナログ・モデルをソフト再現 | フィルター/LFO/エンベロープ類など豊富なコントロール付 |
Sound Canvas VA | Roland伝統の音源モジュール「Sound Canvas」の仮想版 | 多彩なプリセット音色をソフトウェアで再現 |
SRX-シリーズ(Keyboards, Orchestra, World, Dance Trax, Studio) | Hardware SRXボードの名音色をソフトで供給 | 各ジャンルに特化した音色。特に SRX Studio は128パッチ、522ウェーブ、12リズムセット、78種のエフェクトを搭載 |
TB-303 / TR-606 / TR-808 / TR-909 TR-707/TR-727 | Electronicアイコン:ベースライン&ドラムマシン | 各種クラシック・リズム/ベース音色を忠実再現。Modernな機能強化もあり |
XV-5080 | 幅広いサウンドを収録したラック型PCM音源モジュール | DAW内でプラグインとして使用可能な高音質音源 |
やはりXV-5080は嬉しいですね。あと、地味にRoland Canvas VAがあるのも嬉しいです。実はRoland Canvas VA結構なオケヒマシンだったりもします。
バージョン | 構成内容 | 主な機能・特徴 | 利用可能な対象(サウンドパックなど) |
---|---|---|---|
ZENOLOGY Lite | • 無償(Rolandアカウント必要)• 約240トーン、10ドラムキット | • 基本的な編集(ADSR、MFXのみ)• 保存・書き出し不可• モデル拡張・効果設定など制限あり | • サウンド・パックやモデル拡張にはアクセス不可(Lifetime Key購入でも同様) |
ZENOLOGY(スタンダード) | • Core メンバーシップに含まれる• 約4,106トーン、109ドラムキット | • 基本的な編集機能(ADSR、MFX)あり• 保存・書き出し可能• 高度な編集機能(Advanced Edit)はなし(Lifetime Key購入者は可) | • サウンドパック(ZEZ、SDZ)、Wave Expansion(EXZ)利用可能• Model Expansion は Core メンバーシップでは不可 |
ZENOLOGY Pro | • Pro または Ultimate のメンバーシップ対象• 約4,106トーン、109ドラムキット(Liteとの差はなし) | • 高度な編集機能あり(Advanced Edit、保存/書き出し)• 上位エフェクト、音色エディット可能 | • サウンドパック、Wave Expansion、Model Expansion をすべて利用可能(Pro でアクセス) |
他にも様々な音源が揃っています。
無料期間の申し込み方法
Roland Cloudのページに行くとこんなひょうになっていますが、どれがどれの無料期間か悩みますよね。実はこれどれを申し込んでもUltimateプランの30日間の無料トライアルが適用されます。


登録ボタンをクリックしたあとには案内に沿って進んでいくだけの簡単作業です。支払い用のカード番号を登録して購入ボタンをクリック。
ちゃんと右側に丁寧にトライアル期間の内容が提示され、金額も0円になっているのがわかります。こういう決めこまかいサービスはユーザーとしても安心してためそうと思えます。


支払いが終わればサブスク有効化の画面が出ます。なぜか「ゲームに戻る」という表示の謎のリターンボタンですが…w


再度登録ボタンを押すとちゃんと認識していますから必要ないですよ。といった感じにサブスク内容が表示されています。
キャンセルする場合もここからキャンセルボタンを押すだけの簡単仕様です。


Roland Cloud ManagerをDL
公式サイトでRoland Cloud Managerをダウンロード後、Roland Cloud Managerインストールするとアプリが起動するので、左側の一番したのライブラリを選択するとダウンロードできるすべての項目が表示されています。
ハードウェアとソフトウェアがありますが、ソフトをダウンロードする場合は、上記のタブ「すべて」をクリックしてソフトウェアを選択し、かたっぱしからダウンロードしていきますが、
正直めちゃめちゃ遅いですし、一気にダウンロードができません。一つ一つにシステムの許可を求められるので、「空いている時間でダウンロード」というのもできません。そして私の環境では何度かダウンロードが止まりました。結局すべてのダウンロードが終わるまでに5〜6時間くらいかかりました。
当時のRoland Cloud Managerは遅かったですが、最新バージョンではだいぶ速くなっています。


すべてのインストールが終了したら再起動してDAWを立ち上げれば、読み込まれているはずです。




あとは1ヶ月間使いこなすだけです。
まとめ
一ヶ月の無料期間ですからぜひともすべての音源を触り込んでほしいですが、1つだけを気をつけたいのはダウンロードしたらその時点でカレンダーを開いて無料期間が終わる数日前にアラームをセットしておきましょう。案外忘れて気がつけばサブスク料金を支払う人が私の周りにもちらほらといますww
今までRoland Cloudの製品は公式サイトであるRolandからしか購入できませんでしたが、今ではPluginBoutiqueでも購入できるようになっています。
PluginBoutiqueで買えば月替りのプラグインプレゼントや購入時に給付されるキャッシュポイントを使うことで安く購入できるようになります。