Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collection レビュー

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最近、アンプシミュ使ってるんだけど、どうも自分が求めてるサウンドにピッタリこないんだよね。いろいろ試してるのに

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それ、キャビネットの違いが原因かもね。アンプシミュのサウンドって、キャビネットの質がめちゃくちゃ重要なんだよ。メーカーごとに個性が全然違うから。

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なるほど、じゃあキャビネットを変えれば解決するってこと?

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そうそう!特におすすめなのがTwo notes Audio Engineeringの「Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collection」。これ、ロックの巨匠たちが愛用してた10種類の伝説的なキャビネットを忠実に再現してるんだよ。

Two notes Audio Engineeringが贈る「Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collection」は、最先端のDynIR技術により、各キャビネットは22,000以上のIRに相当する驚異的な解像度を実現したキャビネットIR集です。

オーソドックスな往年のロックからモダンなハイゲインサウンドまで守備範囲が広いのが特徴です。

BIAS FX、Amplitube5、NuralDSP、Nembrini Audio、GuitarRigを使ってピンとこなかった人は試してみる価値が大いにあります!

UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collectionとは

Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collectionは、クラシックなロックサウンドを手軽に再現できる高品質のインパルス・レスポンス10個をまとめてバンドルキャビネット集です。

ロックの歴史に名を刻んだ伝説的なビンテージキャビネットの音響特性を、DynIRテクノロジーによって緻密に再現し、精細なエディットも可能です。キャビネットとマイク配置を自在に調整できるため、自宅スタジオでも名機の豊かなサウンドと迫力を得られ、録音やミックスのクオリティ向上に役立ちます。

特徴

  • Two notes DynIR テクノロジーを体験してください: 8 つのマイク、複数の部屋、マイクの位置を完全に制御できる超リアルなエレキギターとベースの仮想キャビネット 
  • Wall of Sound で使用するために設計 – 仮想マイキング、パワーアンプシミュレーション、スタジオグレードのポストエフェクトのための業界標準オーディオプラグイン
  • Two notes Audio Engineeringがキュレーションした、クラシックなRoll n Rollトーンの真髄をお届けします
  • Vox®、Marshall®、Fender®、Orange®、Engl®などにインスパイアされた、専門家が厳選した10種類のバーチャルキャビネットを搭載

Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collection レビュー

ここではそれぞれのキャビネットの詳細とサウンドについて解説していきます。

PIBではRock ‘n Roll ClassicsはWall of Soundのフルバージョンが必要とのことなのですが、公式サイトでは以下のようにかかれています。

この製品はDyn IRキャビネットです。Dyn IRキャビネットは Two Notes Torpedo ハードウェアおよびソフトウェアとのみ互換性があります。

これに関して同社の同社のアンプシミュレーターGENOMEでも使用できるかの有無についてTwo notes Audio Engineeringに確認したところ以下の返答が得られました。

Yes, you can use any DynIRs of the Two notes catalogue in GENOME – including the cabinets of the Rock’n’Roll Classics pack.

はい、Rock’n’Roll Classics パックのキャビネットを含む、Two notes カタログの任意の DynIR を GENOME で使用できます。

なのでこではGENOME使用時としてお話します。

使用したアンプはGENOMEのマーシャルをイメージしたAlbion.

リードギターとサイドギターに同じアンプとキャビネットIRを読み込ませて使用しました。10個のIRの打ち半分の5つにデモソングを用意しています。

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BLONDE 63 は Fender® Bassman ’63 Blonde Tolex Piggy Back 2×12 クローズドバック ギター キャビネットにインスパイアされ、Oxford® 12M6 XG875 スピーカーを搭載したキャビネットです。

Oxford® 12M6スピーカー搭載のFender® Bassman ’63キャビネットは、60年代風のヴィンテージライクなウォームトーンが特徴で、低音域が豊かで厚みが特徴的です。

個人的にすごく使いやす印象があります。クランチ系くらいのロックポップに相性が良さそうです。

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JUBILV30 – Celestion® Vintage 30 スピーカーを搭載した Marshall® 2550 2×12 クローズドバック ギター キャビネットをインスパイア

力強い中音域が際立ち、バンドミックスでの存在感が高い。2×12クローズドバック構造によりタイトで焦点の合った低音を実現。高音域はクリアで細かいニュアンスも再現。全体的に音の輪郭がはっきりしており、複雑なフレーズでも各音が明瞭に分離する。これらの特性により、パワフルでありながら洗練された音質

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クリアで明るい高音域が特徴的で、Jensen C12Kスピーカーならではの豊かな倍音を持つ。オープンバック構造により、低音は適度に緩やかで、空間的な広がりを感じさせる。中音域はバランスが良く、ヴィンテージ的な温かみのある音色を提供。全体的に、クリーンからクランチまで幅広い音域で美しい響きを実現し、特にブルース、ジャズ、カントリーなどのジャンルに適している。Fender Twin Reverbの伝統的なサウンドを忠実に再現

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明るく豊かな高音域が特徴的で、Vox AC30特有の輝かしいトレブルを再現。オープンバック構造により、低音は適度に緩やかで空間的な広がりを感じさせる。中音域は温かみがあり、クリーンからクランチまで美しい倍音を生み出す。全体的に、クリアでチャイミーな音色を持ち、ブリティッシュロックサウンドの代名詞

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パワフルで豊かな中低音が特徴的で、Celestion Vintage 30スピーカーならではの力強さを発揮。4×12クローズドバック構造により、タイトで焦点の合った低音を実現。中音域は存在感があり、ギターの音色をしっかりと主張。高音域はクリアで細かいニュアンスも再現するが、過度に尖らず適度な艶がある。全体的に、モダンなハイゲインサウンドに最適

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Celestion G12T-75スピーカーを搭載したこのキャビネットは、パワフルで締まった低音が特徴的です。4×12クローズドバック構造により、低域は豊かでタイトな響きを実現します。中音域は攻撃的で存在感があり、ギターの音色をミックス内で際立たせます。高音域は若干抑えられており、過度な尖りを抑えつつ甘さを加えています。全体的に、ハイゲインアンプとの相性が良く、ディストーション時の倍音の豊かさと明瞭さを両立

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Celestion G12H-30スピーカーを搭載したこのキャビネットは、クラシックなMarshallサウンドの象徴的な音色を提供します。オープンバック構造により、低音は適度に緩やかで空間的な広がりを感じさせます。中音域は豊かで存在感があり、ヴィンテージ的な温かみと艶のある音色が特徴です。高音域はクリアでありながら、過度な尖りを抑えた滑らかさがあります。全体的に、バランスの取れた音質

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Celestion G12Hスピーカーを搭載したこのキャビネットは、オープンバック構造により、広がりのある音場と豊かな低音を特徴としています。中音域は温かみがあり、Orange特有のミッドレンジの厚みを感じさせます。高音域は明瞭でありながら、過度な尖りを抑えた滑らかさがあります。全体的に、ヴィンテージ的な温かみとモダンな明瞭さを併せ持つバランスの良い音質

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Fender Utahスピーカーを搭載したこのキャビネットは、クラシックなFenderサウンドの特徴を忠実に再現しています。1×12オープンバック構造により、低音は適度に緩やかで、豊かな響きと空間的な広がりを感じさせます。中音域は温かみがあり、Fender特有のクリアで艶のある音色が特徴です。高音域は明るくクリスプで、繊細なニュアンスも表現

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Ampeg SVT-810Eキャビネットを再現したFrideは、Eminenceカスタムスピーカーを8基搭載したクローズドバック構造のベースキャビネットで、非常にパワフルで深みのある低音を提供し、豊かで包み込むようなサウンドを実現します。タイトで明瞭な中音域がベースの存在感を際立たせ、クリアで歪みの少ない高音が低音の厚みを損なわずに細かいニュアンスも表現します。全体的にパンチが効いており、ステージ上での存在感が抜群で、音の指向性が高く、大音量でも散らばりにくいのが特徴

使用楽曲のベースにはこのFridgeを使用しています。

システム

使用するソフトウェアに準拠する形になります。

GENOMEの場合

Mac

  • macOS Catalina 10.15 or Newer
  • Intel i5 or Silicon processor
  • 4GB RAM
  • Metal compatible GPU
  • External Core Audio compatible audio hardware highly recommended

Windows

  • Windows 10 (64-bit) or Newer
  • Intel i5 or AMD equivalent multi-core 64-bit processor
  • 4GB RAM
  • OpenGL 2.0 compatible GPU
  • External ASIO compatible audio hardware highly recommended

Torpedo Wall of Soundの場合

Mac

  • OSX 10.9 and later 
  • M1 compatible via Rosetta 
  • VST3, AU, AAX, VST

Windows

  • Windows 10 and later 
  • 32- and 64-bit compatible 
  • AAX, VST3, VST

まとめ

Rock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet CollectionどのIRも使いやすく好みのサウンドでした。アンプシミュのクオリティとして求めるのはやはりキャビネットの音質です。どれだけアンプがよくてもこのキャビネットの音が悪いとどうしても納得するギターサウンドにはなりません。

今までBIAS FX、Amplitube5、NuralDSP、Nembrini Audio、GuitarRigなど色々と使ってきましたが、一番しっくりくるのがGENOMEのサウンドでした。そのGenomeをさらに3割増に拡張してくれたのがRock ‘n Roll Classics | DynIR Cabinet Collectionでした。

注意点としては他のIRローダーでは使えないので使用する場合Two notes Audio Engineeringのソフトウェアおよびハードウェアが必要になります。

あまり使用している人を見ないのですが、上記であげたアンプシミュとは一味違うサウンドを求めている人におすすめです。

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