ArutiraのJupiter-8Vを使えば非常にアクが強いシンセサウンドを作れます。その方法はとても簡単でありながら効果は抜群
他のソフトシンセでも同じパラメーターがあれば作れないこともないですが、ArutiraのJupiter-8Vは非常に簡単にできます。
Jpuiter-8Vの音の魅力
Jupiter-8の音の特徴は高域より中域にあります。
そのため音はマイルドな方向にあります。
この中域の音の特徴は後のローランドの音の特徴にもなります。
JP-8080のSuperSawもその傾向が強いです。
その結果がバックグランドにいながらも
最高の個性を放つSuperSawSoundにつながったのでしょう。
本家からバーチャルアナログとして復活したJP08
Rolandが最近力を入れているこのタイプの復刻音源ですが、
アナログではなくバーチャルアナログという音源です。
音を聞く限り太い感じはしていますが、
できればアナログ・シンセとして復活してほしかったように思います。
初代のJupiter8の音を再現することはできなかった
ということなのか?
このミニ音源のコンセプトはいまいち
パンチにかけるような気がするのは私だけでしょうか?
また考えられるのは
Arturiaにライセンスを許可していることと
何か関係があるのでしょうか?
どんなに考えても憶測の域は出られませんw
Arturia Jupiter-8V
最新のものはV3となっています。
氏家さんも太鼓判を押しているArturiaのアナログモデリング技術を惜しみなく
注ぎ込まれた最高のエミュレーターです。
音はとにかくジェントルで美しく
品格あふれるサウンドです。
シンセサウンド、ベース、リード、パッド、どれをとっても
そつなくこなし音にツヤがあります。
さて万能ポリフォニックアナログ・シンセのJupiter8ですが、
私はこのJupiter-8の最大のポイントはVCO MODULATORだと思っています。
VCO MODULATORについて
当然Jupiter-8Vにもついてます。
これは何か?という前に音を聴いてもらった方がわかりやすいです。
VCO MODULATORをいじっていない状態
VCO MODULATORでENV1をいじった(上げ得た)状態
わかります?
音の最初の方がむにゅっとした感じになっている。
アタックに癖をつけることで埋もれないブラスサウンドになります。
この機能私大好きでめっちゃ多用しますw
しかし、プリセットのブラスの中にはこれを使った音色がないのが不思議です。
VCO MODULATORで簡単にアクの強い音を作れるので
私は重宝しています。
Jupiter8のオススメ動画
MOOGにLINNDRUMそしてJupiter-8を使ってのスリラーはめちゃめちゃかっこいいです。
レンタルできるJupiter8
実はこちらの店でレンタルできます。
一日20,000円という値段。
決して安いとは言えませんが、
どうしても実機を触ってみたいという人は
何人かでシェアして見るのも良いかもしれません。
まとめ
分厚い音からジェントルなパッドそしてアクの強いブラスまで守備範囲が広いサウンドを
コントロールできるDTMerはそうはいないと思うので一つJupiter-Masterを目指してはいかがですか?