Blue Cat’s Re-Guitarレビュー1本のギターでシングル、ハム、アコースティックギターのサウンドも自由自在に!

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1本のギターからたくさんのギターの音が出せばいいのにっていつも思う

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それならBlue Cat’s Re-Guitar がいいよ。シングル、ハム、アコースティックギターまで色々なニュアンスを楽しめるよ

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すごい!それ絶対便利!

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完璧に再現できるわけじゃないけれど、ピックアップ特有のニュアンスを出せるし、ギターだけじゃなくギター音源にも使えるよ!

メリットデメリット
多彩な音色シミュレーション
録音後の音色変更
カスタムサウンドの作成
音質の限界
競合製品との比較
価格設定
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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Blue Cat’s Re-Guitar

2019年5月11日にリリースされたBlue Cat’s Re-Guitarは、ギターのピックアップやボディの音色をシミュレートするプラグインです。

これにより、1本のギターで多彩なサウンドバリエーションを実現できます。エレクトリックギターのピックアップやアコースティックギター、ホロウボディのエミュレーションが含まれ、録音後のトラックにも適用可能です。

多様なピックアップエミュレーション

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シングルコイルやハムバッカー、ピエゾピックアップなど、さまざまなピックアップタイプを内蔵し、ギターの音色を自由に変換できます。

カスタムモデル作成機能

ユーザー自身でエレクトリックやアコースティックギターのカスタムエミュレーションを作成し、独自のサウンドをデザインできます。

音質調整オプション

シミュレーションの明るさやゲイン、ホロウボディの厚さなどを調整し、細かな音作りが可能です。

アコースティックモードではとくにホロボディのエミュレーションがよりらしいさを演出します。

これらの機能により、Re-Guitarはギタリストに柔軟な音作りの可能性を提供します。

Blue Cat’s Re-Guitarレビュー

メリット
  • 多彩な音色シミュレーション
  • 録音後の音色変更
  • カスタムサウンドの作成
デメリット
  • 音質の限界
  • 競合製品との比較
  • 価格設定

一本のギターに多彩な音色バリエーションを作り出す

Blue Cat’s Re-Guitarを使う場合、自分が今使っているピックアップをどんなピックアップの音に変更したいのか?ここが最初のステップになります。

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自分が使っているのがハムバッカータイプならハムバッカーを選び、そこから選びたいピックアップを選択します。

シングルを選択後さらにシングルの中で異なるタイプを選択することでイメージするサウンドに近づけられます。

例えば、シングルカッティングのギターをハムバッカーサウンドに変化させると次のようになります。

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wet

完璧になるわけではありませんが、ニュアンスは近づいているのがわかります。

続いて、ハムバッカータイプをシングルに変更してみます。

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シングル特有のジャキッとした感じがでてきました。個人的にはハムから、シングルに変える方が変化の度合いが楽しい気がします。

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また、エレキギターのピックアップをアコースティックギターのニュアンスに近づける機能もあります。

以下のデモはジャズマスターでストロークしたものをアコースティックギターのニュアンスに変化させたものです。

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wet

質感の変化はBOSSのアコースティックギター用プリアンプのAD-5のマイクエミュレーターに近い雰囲気です。

エレキギターにかけるのもいいですが、ギター音源にかけることで他のギターのニュアンスを加える使い方もDTM的な使い方として楽しいと思います。

レイテンシーやCPU負荷について

多くのピックアップをエミュレートできるというところでCPU負荷やレイテンシーを心配している人もいるかもしれませんが、CPU負荷は高くても10%程度ですし、レイテンシーもほぼほぼないのでかけ取りでも使えます。

おそくらフィルターの複合処理的による音の変化なのでそこまで重たい処理はしていないように感じます。

類似製品との比較

Blue Cat’s Re-Guitarの類似製品はPositive GridのBias FXと、販売が終了したLINE6のVariaxが主にギターピックアップのエミュレーションとなります。

Variaxは開発が終了しているのとVSTプラグインのようなものではないので比較することはできませんので、類似製品としてはBias FXのGuitar Match機能が比較対象になります。

Bias FXはギターの特性を読み取り再現するため、エレキギター(エレキギター音源)をBias FXに通してマッチさせる必要があります。

このあたりはマッチング作業を完成させるのに少し手間がかかる印象ですし、Guitar matchだけのためにBias FXを立ち上げるのも少しめんどくさい印象があります。ただ音色的な変化でいうとBias FXの方がBlue Cat’s Re-Guitarより派手に変化する傾向が強いです。

またBias FXのグレードによって用意されているギターの数が違うので、すべて揃っているものを買おうとすると安くはありません。

BIAS FX 2の各エディションの価格は以下の通りです。

エディション通常価格(税込)
Standard¥17,050
Professional¥25,300
Elite¥32,670
2025/01/20メディア・インテグレーション調べ

Blue Cat’s Re-Guitarは$108.90のため、ピックアップだけを変更して簡易的であっても他のギターのニュアンスを使いたいというときには手軽でシンプルな選択肢になると思います。

まとめ

メーカーBlue Cat Audio
システムWindows
Windows Vista, Windows 7, 8 or 10 (32 or 64-bit)
An SSE2-enabled processor (Pentium 4 or newer).
Any VST / AAX compatible host software (32 or 64-bit)

Mac
macOS 10.9 or newer (Intel or M1 Apple Silicon processor) (64-bit only)
Any VST / Audio Unit / AAX compatible application (64-bit)
認証方式シリアル
認証数記載なし
マニュアル英語
価格$108.90
CPU負荷計測環境

パソコン  Macmini2018

CPU  Intel Corei7(i7-8700B)6コア 

HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS12.6.1 Monterey

Audio/IF Focusrite RED 8PRE

バッファー 256

DAW   LogicPro10.7.7

48kHz/24bit

再生ストレージ SSD

ハムバッカー、シングルタイプ、さらにはアコースティックギターのピエゾやボディのニュアンスまで再現を試みたBlue Cat’s Re-Guitarは面白い製品だと思います。

完璧に再現することよりそのニュアンスを手軽に再現できるというのがBlue Cat’s Re-Guitarのコンセプトだと考えると、その効果は十分に使えるレベルであると感じました。

ギターの変化の度合いとして倍音が少ないギターほど変化の度合いは大きい印象です。そのため、高音域が特徴的なギター音源だとあまり好ましくない変化する場合もありますが、とにかくいろんなギターに使ってみると自分の使い方が見つけられる楽しいプラグインだと言えます。

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