CASIO CDP-S300 が使えなかったので、再びMIDIキーボードを探し始めました、調べているとRolandのA88 mk2が良さそうな感じだったのですが、実際弾いてみないとわからないと思い、調べてみるとシンセサイザー・MIDI楽器・DTM・レコーディング機器専門店マークスミュージックにおいてあることがわかったので、久々に楽器ショップに行ってきました。
やはり生の楽器屋さんはいいですね!多くの機材は見ているだけでテンションが上がります。
さて、店員に A88 mk2をお願いすると店の奥の方で立てかけてあったものを出してきてくれました。弾いてみると鍵盤クオリティは悪くはない、ただ独特のタッチ感には少し慣れが必要かと思いました。しばらくすると「こういうものもあるんです」と紹介してくれたのがNuma Compact SEでした。
プラスチッチ系の鍵盤を持った88鍵盤MIDIキーボードですが、触れば触るほど悪くない!むしろ虜になっていく!ということで購入!
しかし、これまた許容できない問題があり残念ながら返品となりました。
Numa Compact SE について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Studiologic Numa Compact SE |
| タイプ | ステージピアノ / MIDIキーボード |
| 鍵盤数 | 88鍵 |
| 鍵盤方式 | TP/9 Piano セミウェイト鍵盤 |
| Aftertouch | 対応 |
| タッチカーブ | Soft / Medium / Hard / Fixed |
| 最大同時発音数 | 200音 |
| 音色数 | 148音色 |
| 音色カテゴリ | Piano / EP / Organ / Synth / Strings 他 |
| スピーカー | 内蔵(10W + 10W) |
| エフェクト | 最大6系統同時 |
| MIDI | DIN IN/OUT + USB MIDI |
| USB Audio | 対応 |
| レイヤー/スプリット | 対応 |
| ユーザープログラム | 120 |
| サンプルメモリ | 1GB |
| コントローラ | 7ノブ + 23ボタン + 2スティック |
| ペダル端子 | Expression / Universal |
| サイズ | 1270 × 230 × 100 mm |
| 重量 | 約7.1kg |
| 電源 | ACアダプタ |
| 発売 | 2024年頃(SEモデル) |
Numa Compact SE」は、イタリアの Studiologic が展開する88鍵の軽量ステージキーボードです。88鍵なのに約7.1kgと超軽量、奥行き約23cmの超薄型、アフタータッチに対応したセミウェイト鍵盤にスピーカー内蔵、そして何よりピアノの音質がほかでは得られない質感があります。
7.1kgと使えるピアノやオルガン、シンセ音色からステージピアノとして活躍しています。
Numa Compact SE オススメ機能5つ
ステージピアノとして使うシーンが多いNuma Compact SEですがもちろんDTM用途でも使えます。
その中でとくにオススメな機能が次の5つです。
想像以上に弾きやすいセミウェイト鍵盤

Numa Compact SEはセミウェイト鍵盤ということもあり、ピアノタッチを再現したモデルではありません。この時点で「なんだあのフニャフニャした鍵盤か」と思うかもしれません。確かに、カチッとした重みはありませんが、Numa Compact SEの鍵盤はTP/9 Piano セミウェイト鍵盤というタイプで独特の重みがあり、安いセミウェイト鍵盤より遥かに弾きやすいのが特徴です。
ほどよい鍵盤の重みは内蔵されているピアノやシンセ等の音色のポテンシャルを最大限まで高めてくれるようにチューニングされているので弾いていてとても心地よいです。
中毒性の高い弾き心地は癖になりました!
またピアノタッチの88鍵盤でグリッサンドを打ち込もうとすると手や指が痛くなりますが、Numa Compact SEでは手が痛くなることはないので、ダイナミックなグリッサンドを簡単に入力できます。
また、アフタータッチにも対応しているので、鍵盤を押し込むことでビブラート等をかけられるのでリアルタイム入力のユーザーにとっては自然な音色変化等も楽しめます。
音色クオリティがとても高い

Numa Compact SEにはピアノを始め、 電子ピアノ、オルガン、ギター、ベース、オーケストラ、クラビネット、シンセなど多くの音色が搭載されています。とくにピアノに関しては「これでしか出せない音」といっても言い過ぎではないくらいの質感があり、DTM専用音源に肉薄するクオリティなので、「イメージをふくらませる音」というレベルではなくガチで使える音色です。
またオルガンやシンセに関してはアナログモデリング技術で作られているため、音の厚みや存在感がある使える音色であると言えます。
とにかくどの音色を鳴らしても「もっと鳴らしたい!」という欲望を強く刺激してくれるので、自然と楽曲制作の流れになってしまいます。
本体が薄い

本体の厚みは薄く、一番高い場所で100mmです。鍵盤の下だけ測ると20mm程度なので、本体の厚みを気にする必要はまったくなく、机の上においても使いやすいサイズと厚みであると言えます。
地味なことですがMIDIキーボードの薄さは隠れた正義です!
エフェクトが充実

イメージとしてCLAVIAのNordStageジェネリック的なイメージもあり、リアルタイムで変化させられるエフェクトも搭載しています。エフェクトのかかり方も自然なのもよいのですが、ディストーションに関しては「お前。ディストーションって名乗っているけれど頭悪いだけの極悪なファズに近いじゃねーか!」とツッコミを入れてしまいました。
何度も言いますが、ディストーションは偏差値25のファズでした
スピーカー及び接続端子の豊富さ


接続端子はサスティンペダルにエクスプレッション・ペダル、ヘッドホン端子にMIDI端子とUSBタイプBの端子を用意されています。やはりUSB端子があるとPCと一発接続で簡単に使えるのがいいですね。

スピーカーは小型ながらにそれなりの音量を聞かせてくれます。やはりPCに繋がなくても音が出せる環境っていうのはいいもんです!
Numa Compact SEのデメリット個体差の問題もあり
しばらく使っていて思ったのは当初はピアノタッチのMIDI鍵盤を求めていましたが、打ち込み用途がメインなので、Roland A88 mk2でなくてもよいかと思い始めていました。
しかし、しばらくするとおかしな挙動を見せ始めました、
何もしていなくてもピッチベンド情報を吐き出すようになった
スピーカーもあり鍵盤のクオリティもセミウェイトなのにそれなりに良いとなると適当にでも弾きたくなってくるのですが、弾いているたまにピッチがずれるというか瞬間的にチューニングがおかしくなるような挙動が発生したのです。
最初は気の所為だと思っていまいたが、打ち込み時に使ったときその理由がわかりました。

一定の期間でなぜかピッチベンド情報が入力されてしまっていました。

さらに詳細を調べるとなんと深宇宙から送られてきた謎の電波ともいうべきピッチベンド情報がひたすら吐き出し続けていました。

すぐにサポートであるディリゲントさんに連絡すると、ピッチスティックの問題かもしれないとのことでした。このスティックとても軽くできているため微動しやすくその制御をソフトウェアで行っているとのこと、
そこでBeta版ではあるけれどOSのアップデートを試してほしいとのことで、送ってもらったOSをインストールするも改善されず、
調べてみると海外フォーラムではこの手のバグについて議論されていましたし、エックスでは同じような不具合を抱えたユーザーが内部配線を切断して使っているという話も見つけました。
私にはそのような使い方は想定していませんし、修理しても似たような不具合は今後起こる可能性が高いという情報をみた瞬間に返品となりました。
出会いも別れも潔さは大切です!
まとめ
Numa Compact SE、セミウェイト鍵盤として弾きやすく内蔵されている音色のクオリティは間違いなくトップクラス、小型ながらにスピーカーも搭載して、何より本体の厚みがないため設置場所に困らず手や肩に負担をかけない、これらが私にとってはありがたいものであったため長く使っていこうと思っていただけに残念な結果でした。
ピッチスティックは個体差の問題でもあるため、当たりという言い方は少し違うかもしれませんが、当たりを弾けたならばMIDIキーボードとして抜群な使いやすさであることは間違いありません。
今回の問題に関してはディリゲントのサポートの丁寧さと速さには本当に感謝でしかありません。知人からディリゲントのサポートは本当にすごいと聞いていたのですが、その凄さを実感しました。
また、購入したマークスミュージックからも素早い返品対応をしてもらったうえで商品の不備について丁寧に謝罪してもらいましたが、製品に関してはStudio Logicの問題なので、今回のことでマークスミュージックの評価は上がることがあっても下がることはありません。
やはり大阪を代表する素晴らしい楽器屋さんマークスミュージック!です!
