足元から始まる快適DTM生活 ―MIDIフットスイッチ BOSS FS-1-WLを使ったらもう戻れない!

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DAWの再生や録音を足で操作できるようなデバイスってないの?

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あるよ!。DAWだけじゃなくてYouTubeやミュージックアプリ、Kindleのページ送りもできるよ!

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めっちゃ便利すぎる!

DAWの再生/停止等を足で操作することができるフットスイッチ!それがBOSS FS-1-WLですが、一度慣れてしまうとパソコンのキーボードから操作するのが本当に億劫になるくらい便利なデバイスです。

ここではBOSS FS-1-WLの使ってみた感想、購入理由、購入以前に参考にしていた類似品等について解説していきます。

メリットデメリット
足元でDAWやYOUTUBEを操作できる
専用アプリでカスタマイズできる
Bluetooth/USBで接続できる
バッテリー駆動可能
外部スイッチや
Bluetoothが切れると再接続が少し煩わしい
カチッとしたボタンの押し心地はない
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール

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FS-1-WL とは

BOSSのFS-1-WLは、Bluetooth接続を活用してさまざまなデバイスやアプリケーションを足元で操作できる、コンパクトで高機能なワイヤレス・フットスイッチです。

多用途なワイヤレス操作

FS-1-WLは、以下のような多彩な用途に対応しています:

  • 電子スコアの譜めくり:演奏中に手を使わずにページをめくることができます。
  • YouTubeの操作:再生、停止、早送り、巻き戻し、再生速度の調整などを足元で制御可能。
  • DAWソフトのコントロール:録音、再生、停止などの操作をフットスイッチで行えます。
  • BOSS/Roland製品の操作:WAZA-AIRやKATANA-AIR、Pocket-GTなどのBluetooth対応機器との連携が可能。

USBによる接続も可能なので、幅広い使用環境に適しています。

高いカスタマイズ性

専用の「FS-1-WL Editor」アプリ(iOS/Android/Windows/Mac対応)を使用することで、以下のような詳細な設定が行えます

  • MIDIモード:プログラムチェンジ(PC)やコントロールチェンジ(CC)メッセージの送信設定。
  • HIDモード:キーボードのショートカット(例:Ctrl+Z、Shift+Tabなど)をフットスイッチに割り当て可能。
  • LEDインジケーターの色変更:各スイッチの状態を視覚的に確認できます

デフォルトではすべてBluneに設定されています。

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拡張性と接続性

FS-1-WLは、以下の拡張機能を備えています

  • 外部フットスイッチやエクスプレッションペダルの接続:最大2つの外部フットスイッチやエクスプレッションペダルを接続可能。
  • TRS MIDI端子:Bluetooth非対応のMIDI機器との有線接続が可能。
  • USB接続:PCやモバイルデバイスとの有線接続による操作や設定が行えます。

FS-1-WL Editorはスマートフォン版のアプリもあり、そちらからBluetooth経由で操作/変更も可能。

携帯性と静音設計

軽量でコンパクトな設計により、持ち運びが容易です。また、スイッチのクリック音が静かで、家庭内や静かなステージでも使用しやすくなっています。

FS-1-WL レビュー

FS-1-WL
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 足元でDAWやYOUTUBEを操作できる
  • 専用アプリでカスタマイズできる
  • Bluetooth/USBで接続できる
  • バッテリー駆動可能
  • 拡張性が高い
デメリット
  • Bluetoothが切れると再接続が少し煩わしい
  • カチッとしたボタンの押し心地はない

ソフトなスイッチ感でしっかりと操作できる

カチッというタイプのスイッチではなく、イメージ的には少し「ムニュっ」とした感じのスイッチ感ですが、特に不具合を感じることはしっかりと操作できます。

またフットスイッチを踏んだときには動作していることを示すライトが光ります。このあたりは足元が暗いライブステージなどの操作性の向上目的だと思います。ちなみに、詳しくは後述しますが、専用アプリ「FS-1-WL Editor」でライトの色を変更できます。

FS-1-WL EditorによるHIDモードでDAWの操作が捗る!

FS-1-WLの最大のメリットはこのHIDモードです。HIDモードとは(Human Interface Device )の頭文字を取ったもので、パソコンやタブレットに“キーボードやマウスのようなデバイス”として認識させるモードです。

これにより、FS-1-WLを使って「キーボードショートカットの送信」が可能になります。

FS-1-WLには3つのページが用意されており、初期設定ではページ3が選択されています。

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 それぞれのペダルはDAWによって異なりますがLogic Proでは以下のような操作コマンドになります。

PEDAL LEnter(Logic Proでは頭に戻る)
PEDAL CSpace(Logic Proでは再生/停止)
PEDAL RR(Logic Proでは録音キー)

それぞれのペダルは自由にアサイン変更が可能でCommand+Controlという組み合わせもできます。

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背面にはUSBをはじめ拡張端子として使えるCTR1と2、EXP入力があります。

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CTR1.2にはFS-6のようなデュアルスイッチを接続することでさらにコマンドを使用(任意入力)が可能です。

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ただ、CTRの1しか使わない場合は自己責任になりますが、シンプルなシングルスイッチでも動作しました。

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足元で再生、停止、録音、プラスアルファの作業ができるのは想像以上に便利です。

また、HIDモードを使えるデバイスはパソコンのキーボードと同じなため、例えばLogic Proを動かしている時はLogic Proのコマンド、ミュージックを使用すれば、割り当ててコマンドに準じた動きが可能になります。

もちろんBluetoothなので遠隔スイッチとして使用できます。

HIDモードとは別にMIDIモードも搭載しています。

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MIDIモードで起動すると、DAWだけになりますが、一種のMIDIスイッチ的な使い方が可能になります。FS-1-WL Editorではそれぞれのスイッチを自由に割り当てが可能です。

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ただ、これに関してはそこまで有効活用する方法を見いだせていません。

例えばMIDIコントローラーの系ならばつまみをグリグリとやってフィルター等の音の変化をリアルに楽しめるのですが、スイッチにMIDI CCが割当られてそれをボタンを一つON/OFFを切り替えても創作意欲的な部分が刺激されません。

これさえできれば120点の惜しい機能

FS-1-WLはPCとMIDIに対応したエフェクター類を切り替えられる便利なフットスイッチですが、使ってみて残念だと思ったのは、Memory管理です。異なったコマンドを3つのMemoryに登録できるのは便利なのですが、を切り替えは、スマホのアプリ、またはPCのアプリで直接変更する必要があります。

これを足元で切り替えられたら私にとってFS-1-WLは120点のデバイスになっていました。

またBluetoothが外れてしまった場合、Bluetoothを再読み込みするスイッチはデバイスの背面にあります。

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これがスイッチと同じく上面にあれば足でちょいっと押すことができれば便利だとは思うのですが、ステージ上での使用も考慮すると上面には必要最低限のスイッチだけを使用したいということなのかもしれません。

FS-1-WL購入した理由

さて、ここでは外観や購入した経緯についてお話します。

外箱は小学生が使ってそうなでっかい筆箱くらい。

箱をあけると説明書と本体と電池のみ、ケーブル類やACケーブル類はないので必要であれば別途用意しましょう。

購入した理由はギターの練習をDAWで録音しているときに、ギターから手を離してパソコンのキーボードを操作するのが煩わしいからという

めちゃくちゃ面倒くさがりゆえの理由です。

しかし使ってみると、何度もPCのキーボードで再生/停止、録音を押してしまいますw

長年の癖というのは便利なデバイスを前にしても中々消えない

しかし、1週間も経てばもうFS-1-WLから離れられません。ギターを抱えたままDAWを簡易な形とはいえコントロールできる便利さは時短にもなります。

改めてFS-1-WLの説明をすると、上面に3つのスイッチを備えたフットスイッチで、背面には拡張端子2つを含むジャックやUSB端子が並んでいます。

底面には電池を2本いられるスペースがあります。使用電池はアルカリ単4電池2本、動作時間は約 14 時間程度と公式で説明されています。

私は電池が切れて交換するのがめんどくさいなので、ギターのエフェクターに電力を供給するタイプのパワーサプライを使用しています。

類似品との比較

FS-1-WL購入の前に候補に上がっていたのはAIRSTEP AIRSTEPです。ボタンも5つあって、HIDモードにも対応、お金に余裕があればおそらくこれを選んでいましたが、さすがに36,700円少し割高な印象があります。

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次に気になったのがIK Multimediaの iRig BlueBoard

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ボタンも4つありHIDモードにも対応、中古では1万を切ることもあります。ただiRig BlueBoardの購入に至れなかったのはバッテリー駆動のみAC電源非搭載。これだと毎回電池を交換するのが億劫です。やはりつなぎっぱなしが一番なのです。

というわけで、最後に残ったのがFS-1-WLというわけです。

まとめ

メリットデメリット
足元でDAWやYouTubeを操作できる
専用アプリでカスタマイズできる
Bluetooth/USBで接続できる
バッテリー駆動可能
外部スイッチや
Bluetoothが切れると再接続が少し煩わしい
カチッとしたボタンの押し心地はない

足でDAWの再生/停止、録音を操作し、YouTubeにすれば再生停止、拡張CTRを接続すればKindle等のページ送りも足元で可能(3つのボタンに設定はできますがやはり他のアプリとの兼ね合いを考えるとCTRで使いたい)

など各アプリの動作効率をあげてくれるのがFS-1-WLです。

PCだけではなくMIDIに対応したアンプやマルチエフェクターのコントローラーとしても使えるので、DTMユーザーからギタリストまで幅広いユーザーの強い味方になってくれます。

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