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Cherry Audio DCO-106レビュー コスパ&音質最強ソフトシンセの魅力

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存在感のあるアナログシンセの音がほしいけれど、どのアナログシンセの音がいいかわからない。そんなときにおすすめなのがCherry Audio DCO-106です。

Cherry Audio DCO-106は90年代のテクノサウンドの代表的なシンセサウンドです。

今回紹介Cherry Audioが開発したDCO-106はすJuno-106のサウンドを徹底的に研究して作られた究極のJuno-106エミュレーションです。

今回はDCO-106その魅力についてお話したいと思います。

Cherry Audio
UG
  • 元ゲーム音楽屋(NintendoDSなど)
  • 作曲歴20年以上
  • DTM記事執筆500以上
  • ショートアニメ、CM、企業PV音楽を制作
  • 詳しいプロフィール
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DCO-106とは

Cherry Audio

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ちなみに実機はこちら

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比較すると、オリジナルである106を凝縮しながらも独自の進化を遂げたパラメーターもあります。

Juno-106は1984年に発売されたシンセで、それまでのアナログシンセのオシレーターであってVCO(ボルテージコントロールオシレーター)から

デジタル制御によるDCO(デジタルコントロールオシレーター)が採用されたシンセサイザーです。

今流行のシンセウェイブを作っている人にはぜひ持っておきたいソフトシンセとも言えます。

デベロッパーCherry Audio
製品名DCO-106
価格4,078円→セール中(2,614円)
モデル元Roland-Juno106

使用環境

  • macOS 10.9 or above, 64-bit required. Quad-core computer with 8GB of RAM recommended.
  • Windows 7 or above, 64-bit required. Quad-core computer with 8GB of RAM recommended.
  • AU, VST, VST3, AAX, and Standalone.

CPUについては特に書かれていませんが、私の環境ではCPU負荷はそれなりにあるので、少し注意が必要です。

プラグインフォーマットについては一般的なフォーマットはすべて対応しているのと同時にスタンドアローンに対応しているのは少し珍しいかもしれません。

Juno-106実機のサウンド

1990年代のテクノシーンで有名な電気グルーヴや、世界ではアンダーワールド、ケミカル・ブラザーズ、ダフト・パンクなどがこぞって使ったためJuno-106はわりとテクノ系に強いシンセと思われていますが、

Juno-106の開発コンセプトは「初心者でもシンセの音作りを楽しめる操作性を実現する」というものでした。

なのでこれから音作りを覚えたい!という人が苦労せずに使いこなせるシンセサイザーでもありました。

ちなみに実機のJuno-106はこんな感じの音です。

DCO-106の特徴

DCOサウンドエミュレーション

「Juno-106は太い!」いや「Juno-106はそんなに太くない繊細だ!」と評価が分かれるシンセですが、そんな人たちでも共通して言うのが

「Juno−106は音が良い!」ということ。

その音の良さは見事にDCO-106に引き継がれていて、「太いと主張するベース」から「繊細なストリングス」まで再現されています。そしてどことなくノイジーな質感がまた良い味を出しています。

実機Juno-106のエクスクルーシブデータをインポート可能

最近流行りの機能です。実機の音色設定をMIDIダンプによって吸い出しその情報をDCO-106で読み込むことが可能です。

世界中のJuno-106ユーザーが作った音色データをネットで探し出してインポートできるという機能です。

実機にはない拡張機能

Juno-106の特徴の一つであるコーラス機能はもちろんのこと、ディレイやリバーブも搭載されていて、リバーブにはルーム、プレート、ホールを選べます。また、ユニゾン機能により近年のSuperSawも作れます。

DCO-106の使い方

機能面の使い方としてここだけは外せないのが、VOICE ASSIGNのPOLY1と2です。

これは実機でも「Juno-106らしさ」と形容される機能で、POLY1と選択すると、同時発音が許す限り音のリリースが残り続けますが、

POLY2にすることで、発音することにリトリガーされ、それより前に発音した音のリリースされなくなります。この結果、音の濁りがなくなります。

動画ではアルペジエーターを使って説明しています。

ポリフォニックなのにモノフォニック的なアルペジオの感じがいかにもJuno-106って感じです。

DCO-106メリット・デメリット

音の立ち上がりが速い!

アタックというよりいもレイテンシーが少ない感じでしょうか?鍵盤を弾くとすぐに吸い付く感じがあり、弾いていて独特の気持ちよさがあります。

Juno-Chorusはやっぱり気持ち良い

実機のJuno-106のChorusもそうですが、どこなくノイジーな感じがするのですが、そこまでしっかりと再現されています。やはりこの独特の揺れは気持ちよく、パッド系には使いたくなります。

イニシャライズパッチ完備!

96bit-musicがソフトシンセに絶対求めるものそれは新規の音色作りのときにできるだけパラメーターが反映されていない「素の音」の状態であるイニシャライズパッチはNEWをクリックすると適用されます。

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しかし、なぜかChorusがかかっているのはやはり「Juno-106はデフォルトでChorusかかってるでしょ?」というメーカーの遊びココロでしょうか?

音色選びに若干の難がある?

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オリジナルの106ファクトリープリセットを含む330以上のプリセットというのがDCO-106の魅力ですが、お気に入り選択できないので、「あれ何番だったったけ?」という状態になります。

このあたりは近年のソフトシンセを使っているユーザーからすると「ちょっと使いにくいかも…」と思ってしまう部分です。

CPU負荷について

パソコン  Macmini2018

CPU  Corei7(i7-8700B)6コア HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz

メモリ 32GB

システム OS10.14.6 Mojave

Audio/IF APOGEE Symphony Ensemble

バッファー 256

DAW   LogicPro10.6.1

48kHz/24bit

再生ストレージ HDD

上記の環境で平均25%程度リバーブを使うと45%近くまで上がります。

しかし、リバーブは負荷が上がるのも納得できるレベルのクオリティです。

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DCO-106 口コミ

まとめ

  • テクノシンセの代表格Juno-106を再現したソフトシンセ
  • 実機のエクスクルーシブデータをインポート可能
  • 実機を超えたディレイやリバーブ等の拡張機能豊富
  • オリジナルの106ファクトリープリセットを含む330以上のプリセット

最近の派手なデジタルシンセと比べると地味です。おそらくSerum等と比べると「どこがいいの?」となるかもしれません。しかし往年の名機と言われたJuno−106サウンドは

最新のソフトシンセプリセットにも多く見受けられるほど存在感がある音色ですし、あの「すべての音色を使うのに一生かかる」と言われたOmnisphiere2.5の中にもJuno-106のオシレーターが入っているほどです。

テクノからEDMまで幅広く扱えるソフトシンセDCO-106は頼もしい相棒になってくれること間違いなしです!

Cherry Audio
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