どうもUG(@96bit_music )です。
音楽制作をする人は2つのタイプに分けられます。1つは今までの楽曲制作スタイルを守り、安定的な楽曲構成や音質を頑なにまもり続けるタイプ、もう一つは新しい楽曲制作の可能性を模索し、そのためにはあらゆる手段を試しユーザーに新しい感動を提供するタイプ。
下手だけど後者になりたい!
なりたい自分を目指すのかっこいいよ
もし後者のスタイルが自分の中に少しでもある!という人はあらゆるツールを使いながら楽曲制作をしたい!と思うでしょう。しかし、「新しい楽曲制作」と言われてもどうすればいいいのか?
そんな状況の打開策に可能性のあるプラグインがあります。それがMotion Harmonicです。
Excite Audio Motion HarmonicsはサウンドシェイピングタイプのVSTプラグインです。Excite Audio Motion Harmonicsを使えば、従来のサウンドシェイピング系のプラグインでは得られない音の変化が得られます。
その変化によって「最新の音楽スタイル」が手に入ります。
- 4つのエフェクタパラメーターを異次元のオートメーションで調整可能
- シンプルでアーティスティックなGUI
- 極太のサウンドも作れる!
- 高機能ゆえに操作には慣れが若干必要
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Excite Audio Motion Harmonics 概要
メーカー | Excite Audio |
製品名 | Motion Harmonics |
特徴 | FX ページ (4 つのエフェクト セクション: ビットクラッシュ、ディストーション、 ピーク フィルター、LP/HP フィルター) カーソル、パス、タイムライン ページ リアクティブ 3D ビジュアライザー 6 マクロ スライダー スライダーごとのパラメータマッピング スライダーごとのパラメータの最小/最大値 オーディオ リアクティブ エンベロープ マグネットカーソル制御 入力/出力ゲインコントロール 安全リミッターの切り替え グローバルバイパス 250のプリセット 134 デュアル プリセット 85 の FX とマッピングのプリセット 31 個のパスとカーソルのプリセット |
システム | マックOS macOS 10.9 以降 (Catalina および Big Sur を含む)。 M1 ネイティブ プラグイン形式: VST、VST3、AU、AAX、スタンドアロン サポートされている DAW: Ableton Live、Pro Tools、 Logic Pro、FL Studio、Cubase、Nuendo、Reaper、Reason など。 互換性: 64 ビットのみ ウィンドウズ Windows 7以降 プラグイン形式: VST、VST3、AAX、スタンドアロン サポートされている DAW: Ableton Live、 Pro Tools、Logic Pro、FL Studio、Cubase、 Nuendo、Reaper、Reason など。 互換性: 64 ビットおよび 32 ビット |
バージョン | v1.0(2023-05-25 |
認証方式 | シリアル認証 |
認証数 | 3tu |
容量 | 147.9MB |
マニュアル | PluginBoutique購入ページで閲覧可能 |
価格 | $97.90(メーカー価格)セール価格$53.90 |
備考 | 体験版あり |
Excite Audio Motion Harmonicsは LifeLine Expanseや Lifeline Consoleを作ったExcite Audioによって作られたサウンドシェイピング系プラグインです。従来のサウンドシェイピングと異なるのはMotion Harmonicsは音の変化が動的である。ということ、時間とともにシェイピングプロセスを自由にコントロールできる点です。
これらの機能はいち早く新しい可能性を模索する音楽プロデューサー、DJ、映像制作者、ゲームデザイナー、あるいはエレクトロニック音楽の作曲家等などには特に有効なアイテムであり使用することで大きなインパクトを与えられます。
Excite Audio Motion Harmonics レビュー
それでは具体的なレビューをしていきたいと思います。レビュー内ででの帯の色には次のような意味合いがあるので参考にしてください。
- 青帯はメリット
- 赤帯はデメリット
- 緑帯はその中間
音質
4
個々のエフェクトの音質もそれらを組み合わせて得られる音質も良い
Excite Audio Motion Harmonicsにはビットクラッシャー、ディストーション、ピークフィルター、ハイパス/ローパスフィルターが搭載されています。それぞれのエフェクトの音質は絶妙な細かい調整により好みの質感に変化させられます。
それぞれの単体の音質の違いは次のようになります。
ビットクラッシャーとディストーションに関してはモーション的な加工しなくても使えるレベルで、ハードウェア12bitサンプラーの特有の音質を再現できそうな雰囲気があります。
これらは通常のエフェクトプラグインの「静的」な変化です。Excite Audio Motion Harmonicsでは「動的」これらのパラメーターを自由に動かしコントロールできるのが魅力です。
これらのパラメーターを動的に制御すると次のような変化なります。
これはHEXAGONコントローラー上に設置されボックス内にさきほどのエフェクトのパラメーターを任意で導入し、その効果を6つのボールの動きによって変化させたものになります。
具体的にはこのような動きをしています。
この動画で音はでません。
このような複雑なオートメーションをDAW上で作ろうと思うと一日二日じゃ足りません。それがプラグイン上でかんたんにできてしまうのですから究極のクリエイティブ時短ツールと言えるでしょう。
実際さわった感じ、ディストーションとビットコンバーターは古き良きハードウェアサンプラーの太さを再現できる雰囲気があるので、音に太さを求めるだけのユーザーも満足できそうです。
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機能性
3.5
4つのエフェクトパラメーターを自由に組みわせて作れる
音質の項目でもかんたんにふれていますが、Excite Audio Motion Harmonicsには次の4つの機能がありそれらを、HEXAGONエリアでコントロールするのがExcite Audio Motion Harmonicsの醍醐味です。
ビットクラッシャー、ディストーション、ピークフィルター、ハイパス/ローパスフィルターのパラメーターをHEXAGONエリアのボックスには各エフェクトから好きなパラメーターをドラッグアンドロップし、その効果の度合も調整可能です。
これらのボックスには最大で21のパラメーター、つまり、すべてのエフェクトのパラメーターを1つのボックス内に収められます。
音の変化はそれぞれのボックスから中央に配置されているボールのようなものの動きによって変化するわけですが、この動きはシンプルな直線的なものユーザーによって自由なラインを作ることもできるので、変化の仕方は十人十色の個性をもたせられます。
左は自由に書いたもの、右はシンプルに1つのパラメーターだけを直線的に動かしたもの
これらの動きははプラグイン内のシーケンステンポにもDAWにSYNCさせることもできます。
別バージョンに期待大!!!!!
Excite Audio Motion Harmonicsには4つのエフェクトが搭載されていますが、正直な気持ちとして、リバーブやディレイにモジュレーションもほしかったところです。
Excite Audio Motion Harmonicsのコンセプトは基本ディストーションサウンドなので、モジュレーションやリバーブ系が入っていないのはわかります。だからこそ、バージョンアップ、またはモジュレーションに特化したプラグインの開発を期待したいところです。
さらに贅沢をいうのであれば、同社製品Excite Audio LifeLine Expanseのエフェクトモジュールを取り込めたら嬉しいですね
ただ、現状の4つのエフェクトであっても複雑でオリジナリティの高いエフェクトは十分に作り上げることができるので、Excite Audio LifeLine Expanseのような機能が絶対的に必要かと言われたらそうではないと思っています。
操作性
3.5
レイテンシーがほぼないためリアルタイム演奏時でも使える
大量にオートメーションをかけるエフェクトプラグインですが、レイテンシーがないため、リアルタイムで演奏しながら使えます。
操作性に慣れるに多少の時間が必要
それぞれのパラメーター挙動をコントロールするのに多少時間がかかる可能性があるように感じました。
また、Excite Audio Motion Harmonics上でDAWをスタートさせるためにスペースキーを教えてDAWはスタートしません。これがLogic特有の現象なのかはわかりませんが、DAWを走らせるときは、Excite Audio Motion Harmonicsの画面から離れたところを一度クリックしてスペースキーを押す必要があります。
慣れない間は少し躓く印象がある操作性ですが、作曲インスピレーションを著しく阻害するほどのものではないように思います。
創作の手助けになるGUI配置
操作に慣れてくるとメーカー側が創作の手助けとなるように感じる画面配置を感じるようになります。
特に感心したのはエフェクタのアナライザー画面です、ビットクラッシャーとディストーションのパラメーターを操作する 場合はピークフィルターとハイパス/ローパスフィルターのパラメーター上にビットクラッシャーとディストーションのアナライザー画面が表示されます。
一つの画面内で確認したい機能を無駄なく配置した技ありなGUIセンスです。
プリセットも250用意され、Excite Audio LifeLine Expanseにも通じる使いやすい音からエフェクティブな音まで幅広く用意されています。また私のお気に入りのdefaultプリセットもちゃんと用意されていますし、フェイバリット(お気に入り)もピックアップできる操作性も素晴らしいです。
安定性
4
複雑なオートメーションを組んでもCPU負荷は低い
オーディオトラックにExcite Audio Motion Harmonics を1つだけ挿した状態のCPU負荷です。
モーション系でモニュメントがぐにゃぐにゃと動くアニメーションはそこまでGPUやCPUに負荷はかけず
最初からマルチコアに分散されるのでシングルCPUに大きな負荷はかかっていません。ソフトシンセを使いながらでも安心して使えるような気がします。
何よりも4つのプラグインを任意の形で変化させるオートメーションを大量に書き込むとどこかで不具合が置きそうな予感がしますが、Excite Audio Motion Harmonicsではそれらを1つのプラグインで行っているので安定動作にも貢献しています。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey
Audio/IF Focusrite RED 8PRE
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.7
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
価格
4
$97.90(メーカー価格)セール価格$53.90
機能、音質、抜群の価格設定!
Excite Audio Motion Harmonicsの定価の$97.90(メーカー価格)という価格は少し高いようにも見えますが、
- 4つのエフェクトを自由にオートメーションさせ新しい音色表現ができる
- CPU負荷も軽く安定しているので安心して使え得る
- 個々のエフェクトの音質も申し分ないレベル
- 作曲インスピレーションが刺激されるプリセットが250
これらの機能が得られるので、決して高すぎるという印象はありませんが、現在は現在はセール$53.90ですから、コストパフォーマンスはさらによくなっている印象です。
しかし、 購入前には試してみたいという人のために体験版も用意されているので、そちらを試してから購入するのも悪くはありません、ただ、$44安くなるセール価格は6月30日までの期間限定ですので、体験版を触り込んでセールを逃さないようにだけは注意したいですね。
PluginBoutiqueで購入すると月替りプラグインが無料でもらえます。無料と行っても100ドル相当に売っているプラグインがもらえるのでかなりお得です。
9月の無料特典はAudiomodern Loopmix Lite または Mastering The Mix の How To Stem Master A Song eBook の無料版
- Plugin Boutique アカウントが登録されていることを確認してください。アカウントをお持ちでない場合は、 こちらから作成できます。
- 有料製品をバスケットに追加します (この特典は 無料製品には適用されません )。
- 無料ギフトを選択し、チェックアウトを完了してください。
- 取引の全額 に対してバーチャル キャッシュやクーポンを使用し ないでください。 (ただし、100% 未満の量でも問題ありません。)
重要な注意事項:
- このオファーの製品をすでに所有している場合、代替製品を提供することはできません。
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- 1 回の取引につき 1 つの無料製品のみを請求できますが、複数の無料ギフトの場合は、すべての無料ギフトを取得するまで個別のトランザクションでこのオファーを引き換えることができます。
PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!
Excite Audio Motion Harmonicsに関するFAQ
- Excite Audio Motion Harmonicsの使い方のコツは?
-
決まったものはありませんが、例えば、特定のドラムループにエフェクトのモーション変化を与えることで有機的なノリが生まれます。ループを多用するような音楽にほどよいエッセンスとして使うのも面白いです。
- Excite Audio Motion Harmonicsのセールはいつまで?
-
6月30日までです
- Excite Audio Motion HarmonicsとExcite Audio Motion Harmonics Liteの機能さは?
-
以下の違いがありますが、Liteではかなり機能が限定されているのでやりたいことができない可能性があります。
- KORGのKAOSS PADとどちがオススメ?
-
KAOSS PADの方が多機能な印象がありますが、同時に制御できるエフェクト数と価格帯で考えるとMotion: Harmonicの方がオススメです。
まとめ
Excite Audio Motion Harmonicsの使い心地は、どことなくKORGのKAOSS PADを思わせるものがあります。しかし、Motion: Harmonicでは少し大げさかもしれませんが、音楽制作に新たな風を吹き込む、その名の通りダイナミックで応答性の高い体験でした。
まず最初に驚かされたのは、その操作性です。Hexagon コントローラーにある6つのマクロスライダーを動かすだけで、ディストーション、ビットクラッシング、フィルタリングなどの音響変換がすぐに反映されます。音の形成を瞬時に調整できるこの機能は、まるで音楽に対する新たな視点を提供してくれるようでした。
特に感動したのは、Hexagonコントローラーを用いたリアルタイム調整です。これにより、ライブパフォーマンスや即興演奏がまったく新しいレベルに引き上げられます。録音や事前のプログラム設定による調整も、繊細なサウンドシェイピングを可能にします。
また、”Motion: Harmonic”を使用することで、音楽制作の制約が軽減され、さまざまな表現形式を試すことができました。特にエレクトロニック音楽やエクスペリメンタル音楽に興味がある人々にとって、このプラグインは革新的なツールとなるでしょう。
しかし、その一方で、”Motion: Harmonic”の多機能性と高度なカスタマイズ可能性は、一部のユーザーにとっては難易度が高く感じられるかもしれません。特に初心者や非技術的なユーザーにとっては、使いこなすのに時間がかかるかもしれません。しかし、基本操作を覚えれば、このプラグインは音楽制作の幅を広げる大いなるツールとなること間違いなしです。
また、時間やリソースが限られているユーザー、簡素な音楽制作を好むユーザー、または古典的な音楽スタイルを好むユーザーにとっては、このプラグインの機能が必ずしも有用でないかもしれません。それでも、”Motion: Harmonic”は音の形成と操作を更に自由にすることで、あらゆるジャンルの音楽制作に対して新たな視点を提供します。そのため、新たな音楽的表現を探求したいと考えているユーザーには非常に魅力的なプラグインでしょう。
最後に、”Motion: Harmonic”の使用体験で得られのは最適なツールはユーザーの目的、技能レベル、音楽制作のスタイルに大きく依存するということです。このプラグインがすべてのユーザーに適しているわけではありませんが、それぞれのユーザーが自身の目的に合わせて最も適したツールを選択し、利用することが重要です。
全体として、”Motion: Harmonic”は音楽制作の新たな可能性を開く革新的なプラグインであり、音楽制作に対する深い理解を持つユーザーや新たな音楽的表現を求めるユーザーにとっては価値あるツールとなるでしょう。
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