Mac mini208で使える外付けSSDとして970PLUS EVOの1TBを買いました。DTMerにとって音源を読み込ませる時間の速さが重要です。音源の立ち上がり時間などはクリエイティブ(創作)な時間ではないので出来るだけ短い方が良いわけです。
最近はSSDの値段がどんどん安くなってきて、1TBクラスは1万5千円程度になっているものが多いです。そんな中で私が気になったのは2月1日に発売されたサムスンの970PLUS EVOです。これは、970EVOシリーズの後継機でNVMe 1.3に対応したSSDと言われるもの
いろんな種類があるSSDの中でも一番速度が出ると言われているタイプのものです。
でたばかりの970EVO PLUSの1TBを使用するのと同時に今まで使っていた2.5インチのSSDとの速度を比較してみました。
Mac mimi 2018は外付け規格は?
Mac mini 2018はthunderbolt3が4つとUSB-Aが2つです。端子による速度の速度の違いはThunderbolt3は40Gbps(USB-Cを使った場合はUSB3.1 Gen2となり10Gbps)USB-Aは5Gbpsとなっています。
thunderbolt3のケースは高い
USB3.1 Gen2では970EVO PLUSの速度を活かしきることができないのはわかっていますが、Thunderbolt3のケースはまだまだ高額なのでとりあえずUSB3.1Gen2の速度チェックとなりました。
USB3 Gen2のケースも色々とありましたがとりあえず安すぎず高すぎずというところで次のケースを選びました。
ちなみに今回買ったケースを使いUSB-Cケーブルを使ってthunderbolt3の端子に繋がっています。
Macmini 2018の内臓SSDと2.5インチSSDの速さの違い
見たこのない数値ですw私が使っているのは512GBのものですが、上位の1TBや2TBなるとさらに速度があがるそうです。本当はこれに音源やら何やらを入れたいところですが、容量は512GBなので我慢ですw
USBタイプAにつないだクルーシャルMX500の速度です。ケースにはこちらをつかいました。
レビューにもあった通りコネクタの取り付けがめちゃめちゃ硬くなかなかはいりませんでした。やっと入ったと思ったら認識しないw運悪くハズレを引いたのかもしれません。こういう時のためではありませんが、実は二つ買っていたのでそちらを使いました。
こちらはUSB-A 5Gbpsなのでこの速度ですが、thunderbolt3やUSB3.1 Gen2で繋げばもう少しだけ速度が上がるかもしれません。
正直この速度をUSBで出せることに驚きです。Macpro2009の時代はPCIカードを使ってSSDを乗せてこの速度出せていたわけですからちなみに内臓の3000MBオーバーのSSDですが、軌道速度は一瞬というわけではなく10秒〜15秒くらいで立ち上がります
Samsung SSD 970 EVO Plusの速さ
購入したのは1TBのものです。
シーケンシャルリードが最大3500MB/秒、シーケンシャルライトは1TBモデルが最大3300MB/秒、970 EVOシーケンシャルリードは、2TBモデル最大3500MB/秒、1TB/500GB/250GBモデル3400MB/秒、シーケンシャルライト2TBモデル/1TBモデル最大2500MB/秒、500GBモデル最大2300MB/秒 250GBモデル最大1500MB/秒となっております。
970EVOより書き込み読み込み速度がアップしています。それではお待ちかねの速度ですが以下のようになりました。
公表値の半分程度ですが、このあたりがUSB3.1Gen2の限界でしょうか?十分すぎる速度ですが1000GBオーバー期待していただけにちょっと残念です。おそらく使うケースによってもう少し差が出てるくるような気もします。
DTMにはどれくらい影響があるか?
速いSSDを使うことで一番のメリットは音源の読み込みです。Kontaktの付属の音源はかなり効果があります。StduioDrummerのフルサイズも5秒くらいで読み終えます。しかし、ProminyのHummingBirdはそれほど変わりません。
このあたりはなぜ読み込み速度に違いが出るのかわかりませんが、恩恵はあるのもに関してはかなりストレスフリーな環境になると思います。
また一番恩恵があったのはBFD3のドラムの読み込みで2.2GBほどのドラムキットを5〜7秒くらいで読み終わります。
SSDケースにおける懸念点
今回使っているSSDケースが問題かどうかわかりませんが、非常に熱を持ちます。持てないほどではありませんが、かなり暑いです。SSDは熱に強くないと言われているのでそのため放熱処理をしておかないとSSDがやられてしまうのではないか?と心配になります。
マシンに内臓するのであればマシン自体のファンで放熱を促すことができますが、外付けだとそういうことがないのでちょっと不安になります。なのでもしM2SSDを買うのであれば以下のようなファンつきのケースをオススメします。
まとめ
内臓はやはりめちゃめちゃ速いです。
USB3.1 Gen2ということもあって1000GBオーバーを期待しましたが少し残念な結果でした。
しかし、これはケースの性能であってthunderbolt3のケースにつなげば1000GBオーバーも見えてきそうな気がします。外付けでこの速度が出るのですからやはり最新マシンの足回りの良さを実感することができて満足です。
音源の読み込みが速くなったことで読み込み休憩なんてものをしている暇がなくなったわけですから頑張ってお仕事をしていきたいと思います。