CPUスペックでDTMパソコンを選ぶと失敗するその理由とは

  • DTMパソコンを買いたいけどどれがいいか分からない
  • CPUスペックは高い方がいいと言われたけどそれって本当?
  • 安いパソコンは買わない方がいい?

DTMパソコンを購入するポイントはCPUスペックです。一般的にはCPUの数値が高ければ同時にたくさんの処理ができます。その恩恵はDTMに当然あてはまるのですが…高ければよいのかというとそうでもないんです!。

この記事では自分のスキルにあったDTMパソコンの選び方とCPUスペックがDTMにどのような影響をあたえるのかについてまとめています。

一言で説明すると「こんなに高いパソコン必要じゃなかったかも…1つランク下にしてソフト音源買っておけばよかった…」と後悔しないための記事と思って読み進めてもらえるとより参考になると思います。

この記事でまなべること

DTMを始めるのにCPU数値が高いマシンスペック必要ではない理由

高機能ではないマシンであってもフリーズ機能や負荷分散ソフトを使えばストレスなく使える

DTMパソコンのCPUスペックとは?

CPUのクロック数値が高くマルチコアCPUパソコンのことを意味します。クロック数値が高い方が(たくさん)処理できます。3.6GHzと2.6GHzでは3.6Ghzの方が速く答え出せると思ってください。

一昔前はこの数値をいかに高くするかというのが企業の命題的な位置づけになっていましたが、テクノロジー的な問題で数値は頭打ちになってしまいました。そこで数値をあげられないならコア数を増やしていけばよいと考え2コア 4コア 6コア 8コアと増えて多いものでは12コアなんてものもあります。

1コアに3.6Ghzの頭の良い人が入っていてその部屋がいくつもある。というイメージでいいですよ。このコア数は同時に処理できる数です。

このコア数が多ければ多いほどパソコンの値段が高くなります。

CPUの数値とコア数の関係

MacのCPUはCore シリーズで管理されていて数値が小さい=CPUスペックが低い(コア数が少ない)というのが一般的でしたが、

最近はCore 13であっても数値だけでみればCore i7より速いものがあります。

しかし、最近のCPUは並列処理をどれくらいこなせるかはSPUの数値ではなくコア数で考えるので数値だけが速いよりはコア数も考える必要があります。

たまに「DTMスペックマシンはcore 17以上が必要」という言葉を目にしますが、core i7である必要性は「複数のコアで処理」する必要の有無です。

そしてその「複数のコアで処理するDTM環境」とは何十というソフト音源を立ち上げてプラグインエフェクトも大量に使用する環境になります。

これからDTMを始めようとしている人がいきなりその境地にたどり着くのはあまり現実的ではありませんので、

必ずしもcore i7が必要ということにはなりません。

Mac book Air

CPUcore i3core i5core i7(オプション)
クロック数1.1GHz1.1〜1.2Gz1.2GHz
コア244
金額+10,000+25,000円

 

Mac Book Pro 13インチ

CPUcore i5core i7(オプション)
クロック数1.4GHz〜2.0Gz2.3GHz
コア
金額+20,000円
Mac book pro16インチ
CPUcore i7core i9(オプション)
クロック数2.6GHz2.3GHz(2.4GHz)
コア68
金額+20,000円

iMac 21.5インチ

CPUcore i5
クロック数2.3GHz
コア2

iMac 21.5インチ(4K)

CPUcore i3core i5core i7(オプション)
クロック数3.6GHz3.0GHz3.2GHz
コア466
金額+30,000円

iMac   27インチ

CPUcore i5core i7core i9(オプション)
クロック数3.1GHz〜3.8GHz3.6GHz
コア6810
金額+50,000円

iMac Pro

CPUIntel Xeon(オプション)
クロック数3.0GHz2.5GH〜2.3GHz (オプション)
コア1014〜18
金額+80,000〜160,000円

Mac mini

CPUcore i3core i5core i7(オプション)
クロック数3.6GHz3.0Ghz3.2Hz
コア466
金額+20,000円

Mac Pro

CPUIntel Xeon(オプション)
クロック数3.5GHz3.3〜2.5GHz
コア812〜28
追加金額+100,000〜700,000円

高処理(ハイスペック)DTMパソコン(MAC)とは?

最近でたimacの最新版のスペックです。

imacの最上位機種になるとCPUをカスタマイズすることが可能です。

上の写真はcore i7の3.8GHzの8コア

下の写真はcore i9の3.6GGzの10コア

それらの値段の差は4万になります。

2コアの違いで4万、1コアあたり2万ということになりますね。ではこの1コアがどれほどの仕事をしてくれるのか?こういう視点でDTMパソコンの購入を考えている人は少ないです。しかしDTMパソコンはCPUだけ高ければいいというモノではありません。

ストレージやメモリ、DAWのソフトが必要です。それらのどこにお金を割り振るかが賢いDTMパソコンの選び方です。

では一つ下のスペックを見てみましょう

こちらはcorei5の6コアになります。そしてお値段は216,800円、最上位機種と比べるとCPUだけで73,000円の開きがあります。

確かにcore i5とcore i9ではコア数の違いからDAWにおいては有利な面はあります。しかし、それがどれほどのものか?といわれると73,000円の価値をDTM初心者は感じられません。

なぜならば、速い/遅いというのは比較できるものがあって初めて分かることだからです。

ちなみに、imacは液晶の大きさが21.5と27インチの2つの大きさのタイプがありますが、液晶は大きい方が圧倒的に作業がしやすくなるので、27インチのタイプをおすすめします。

しかし、このタイプだけはおすすめしません。なぜならストレージがSSDの256GBだからです。SSDはサイズが大きいほど速度がでます。先程「比較対象するものがなければ速さは実感できない」とお伝えしましたが、ストレージは音楽や写真を取り込めばすぐにいっぱいになります。いっぱいになると安定した動作ができなくなる可能性もあります。またDTMではギターやボーカルなどを録音したオーディオデータの書き込みはシステムと同じストレージに書き込むことを推奨していません。それでもパーティーションを切って一つのSSDに録音データを取り込むとなると、256GB程度のストレージはあっというまに満杯になると思ってください。

DTMは思った以上にマルチコアの恩恵を受けられない?

では話を戻して、CPUのスペックだけでDTMパソコンを選んではいけないのか?ということについてもう少し具体的にお話します。

CPUシングルで頭打ちのCPUはマルチコアという考え方を導入し1つのCPUに負荷がかかるようなプログラムを並列処理することで素早い処理を実現しています。

マルチコア AnT では,大半の OS 機能をプロセス(OSサーバ)として実現している.このため,プロセスの分散 により,処理を分散できる.プロセスの分散を実現するに は,以下に示す2つの課題がある. (課題1)プロセスを分散する方式 (課題2)分散したプロセスが別コアの OS 機能を利用する方式 プロセスを分散する方式を確立する必要がある.また,p-カーネルの機能は軽量化のために絞られているため,p- カーネル上へ分散したプロセスが m-カーネルの機能を利 用する方式を確立する必要がある.

引用元:研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)マルチコア<i>AnT</i>における処理分散機能

このマルチコアのおかげで、今のパソコンのサイズになっていますが、もしシングルCPUだけで近年の処理速度をコントロールしようと思ったら、巨大な冷却装置が必要になり「家庭で楽しむシンプルで素敵なデザインのパソコン」なんてものは手に入らなかったでしょう。

しかし、次のテスト見てもらうとわかりますが、実は多くのDAWはマルチコアを活かしきれていません。

テスト環境

  • Macpro2009
  • OS Sierra
  • CPU3.46Ghz6コアX2
  • メモリ64GB

これは以前「DAWの中で1番軽いのは?」という記事で書いたテスト内容で、私が所持している音源のなかで1番CPUを処理する音源をいくつ立ち上げられるかというものです。

Appleが開発しているDAWのlogicはCPUのマルチスレッドの数を調整できるのでフルで24コアを動作させている状態と半分にした状態の12コアでどう変わるか見てみます。

24スレッド処理の場合

24スレッドのCPU負荷の画像

真ん中のCPU/HDと書いている部分を見てもらえればわかりますが、8本のメーターがしか上がっていません。ちなみに右端の一本はシングルCPUつまりマルチスレッドを使っていない状態です。

つまり8コアしかスレッドを使い切っていないことを意味します。

12スレッド処理の場合

12スレッドCPU負荷の画像

こちらも見ればわかりますが、4本スレッドがまったく動いていません。つまり8スレッドしか処理できていないことになります。使用するDAWや音源によって状態は変わる可能性もありますが、何倍もかわることはありません。(この処理をいかに効率よく使えるかがDAW開発の要であることは間違いありません)

音源や環境によっても異なる結果になりますが、今回テストしたCPUに高い負荷をかけるwavesのElemetの「CPUkiller」はマルチスレッドの効果は高くないと言えます。ちなみにこれを4コアまで落としてみたところ再生はできなくなりました。つまり現状でLogicは8コア以上を効率的に処理できるものではないことになります。

corei5とcorei7で言うとcorei7の方が扱える音源の数は増えます。

追記2020年2月20日

Macmini2018で各DAWのCPU負荷をチェックしました。この記事で計測しているパソコンより若干負荷のバランスは開放されています。

このことからテスト環境のような大量の負荷をかけないのであれば、高CPUスペックのDTMパソコンを購入するメリットはあまりないと言えます。つまり「高いやつ買ったけどなんか実感わかないなー」という悲しい結末になる可能性があります。

DTMパソコン選び失敗談

後悔している人の画像

今使っているMacMini2018 CPU 3.2 GHz Intel Core i7の前に使っていたのがmacpro2009です、同時30万近くしたパソコンでした。当然液晶もなしです、初めてのデュアル8コアでだったのですが、CPUが2.66GhzでCPUスペックが弱かったんです。

そこで2014年頃?にCPUだけを交換しました。そのスペックはデュアル12コア(最大24コア)X5690 3.46Ghzというもの、しかしこのお値段ヤフオクなどで安く探しても16万!!imacの新しいのが買えてしまう値段です。

CPUだけの値段で16万です

今になって思えばもう1ランク下のCPUでもよかったですし、imacに乗り換えていても問題はなかったんです。それをせっかくだからいっちゃんええやつにしよう!と調子にのったが最後でした。

結局自分の音楽ではそこまでのハイスペックなマシンは必要とする機会はほんと数えるほどしかなく。1ランク低いCPUでも後述するCPU負荷分散ソフトを使えば全然使えるレベルでした。

ちなみに1ランク低いCPUスペックはXeon X5680はクロック周波数が3.33GHzです。でお値段は10万〜11万くらい。

わかります?この差?わずか100Hzですよ?その100Hzに5万近く払う価値はあったのか!?作曲歴20年以上、いろいろなプロのお仕事もしてきましたが、その価値はなかったです。

5万あったらソフト音源とかも買えましたし、ライブなどを見に行ったりしてとにかく音楽的教養をつけるためのかなり投資できた金額です。

CPUスペック以外で絶対欲しいDTMパソコンの性能

CPUスペックを抑えたなら迷わず投資してほしいのが、メモリとストレージ(SSD)です。

  • CPUは処理能力は頭の良さ。数値が早いほど賢い
  • メモリはテーブルの大きさ
  • SSD/HDDは本棚

つまり調べ物をするときに、図書館のような大きな机でいろんな本を並べて一度に読むか、一冊しか置けない小さな机でわからないたびに本棚に戻って本をとってくるか?

CPUとメモリとSSDの関係はこのように捉えるといいでしょう。

大量の本の画像

DAW内蔵の音源はどれくらいのメモリを使うの?

DAWに付属しているサンプリング音源はメモリをそれほど多く使いません。ドラムやベースにギター、ピアノやストリングスなどは一つの音色で多くても数百メガも行けばかなり大きいほうです。なので上記の音色数を立ち上げてもおそらく3GBもあれば十分です。

しかし、メモリはDTM以外でも使います。特に最近のSafariはメモリをめちゃめちゃ消費するので、もしDAWと一緒に立ち上げて使ったりすると驚くほどメモリ消費量に驚くかもしれません。

DAWにおいてメモリが重要になるのは追加の音源を購入したときになります。オーケストラ系やリアルなピアノなどは非常に多くのメモリを消費します。このことからDTMを快適にするための必要なメモリはパは32GBは必要です。

参考記事

DTMパソコンのSSDのメリット

SSDとは本棚に例えましたが、HDDとSSDの違いはそのアクセス速度の違いにあります。SSDの方がHDDに比べると何十倍というアクセス速度があります。これが意味するのは例えばスタートアップ(起動時)の速度が変わります。

システムが立ち上げるまでにSSDの場合は20秒くらいHDDの場合は1分以上かかるケースもあります。

たかが30秒程度ですが、「待ち時間はストレス」と感じやすいので速い方いいです。

そして待ち時間で重要なのが「DAWの音源のロード時間」です。DAW付属の音源でもやはりSSDとHDDでは音色の読み込み時間が違い圧倒的にSSDの方が速いです。また有償音源などの場合は、1つの音色が2GBクラスだったりすると、HDDだと読み込みに1分以上待つことになりますが、SSDの場合は数秒で読み込みが完了します。

つまりCPUの処理速度よりSSDを増設する方が「体感的」な速さの面ではメリットを感じやすいです。

また、SSDとHDDでは再生できるトラックと使用できるプラグインの数に違いがあります。

CPUに負荷をかける要因

Cプラグインエフェクト(PluginEffect)

まず負荷となる原因を知っておきましょう。コンプやイコライザーなどのエフェクトプラグインのなかでも昔のビンテージコンプやビンテージEQなどをモデリングしているものをはそれなりの負荷がかかる場合があります。

しかしその中でも特に負荷が多いのは「リバーブ」です。空間の響きを処理するというのCPUの性能が求められます。

リアルなリバーブプラグインを使い倒すような曲を作る場合はより高いCorei7系のCPUが選ぶ〜またはUADを使うことでエフェクト関係のCPU負荷を回避する方法もあります。

UADとは

パソコンに負荷をかえずにエフェクト処理をするものイメージ的にはエフェクト処理を外部のパソコンにやってもらうイメージです。

しかし、これだけで新しいパソコンを買えてしまうのでDTM初心者がUADを購入するにはちょっとハードルが高いかもしれません。そういうときはUADが搭載されたオーディオインターフェースを買うという選択肢もあります。

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これで一発OK?と言いたいところですが、実は動作環境がCorei7なので注意が必要です。

CPUに負荷をかけたくないために高いCPU能力が求められるちょっと本末転倒なところもありますが、それ以上の恩恵があるのも事実です。

 VAソフトシンセ(モデリングシンセ)

DAWに内蔵されている音源はバーチャルアナログ音源とサンプリング音源の二種類が内蔵されています。しかし付属のバーチャル音源のCPU負荷はそれほど重くないので、さほど気にすることはないところでもあります

(studioOneのMaitaiと呼ばれるものは他のDAW内蔵のバーチャルアナログ音源より負荷が高いです)

エフェクトのところでも少しお話にでてきましたが、モデリング技術はCPUのパワーを消費します。モデリングシンセとは往年の名機と呼ばれたアナログ・シンセなどをパソコンの中で音源をゼロからモデリング(作り出す)するタイプの音源です。VA(バーチャルアナログ)シンセと呼んだりもします。

先程も説明したwavesのElementやarturiaのシリーズなどがVA音源とよばれています。とくにU-heとよいう昔の名機をエミュレーションしたソフトシンセはCPU負荷が高いことでも有名です。プロの間でも「U-he」は最強のバーチャルアナログ」と呼ばれています

音質に関しては最強レベルと言われていますが、CPU負荷も最強といえます。こういうシンセは一つ立ち上げるだけでもかなりのCPUを持っていくので作曲時には注意が必要です。

みんなが重たいというOmnisphere2はCPU専有率(CPUに負荷をかける)だけでみるとそれほど重くはありません。Omnisphereが重たいのは使っている(サンプル)パッチのメモリが2GBになるのでそれを読み込むのに時間がかかっているため「重たい」という印象を受けます。

しかし、音源によっては複雑な奏法やサンプルをプログラムで切り替えるタイプの音源はそのプログラムの複雑さ故にCPUを消費するものもあります。

ですが、読み込み環境、音源がSSDなどの高速ストレージに保存されている場合サンプルベースの音源はあまり重たい印象を受けないです。

サンプリング音源もCPUは使う

VAとは違ってメモリを消費するのがサンプル音源ですが、大量のサンプルをメモリに読み込ますとなると効率的に動かさないといけません。そういう場合は専用のプログラムを書くことがあり、それに関してCPUも消費することになります。

CPU負荷を分散するソフトを使う

CPUの負荷は一つのアプリの中での数と比例します。例えばDAWの中でたくさんの音源やエフェクトを立ち上げるとDAW自体の負荷もメモリ消費量も高まります。

そこでDメインのAWとは別のアプリを立ち上げそちらで音源やエフェクトプラグインを扱うことで1ランクや2ランク上のパソコンと同じスペックの動き方をする方法があります。

それがVienna Ensemble pro通称(VEP)です。これは一つのパソコンにかかる負荷を複数の他のDTMパソコンに分担しようとするものです。

Vienna Ensemble proの説明画像

しかしこれを1台のマシンの中で使うとDAWから音源部を切り離したもう一つのDAWを立ち上げることができCPUの負荷を大幅に減らすことができます。

Vienna Ensemble proの説明画像2

最初は慣れないかもしれませんが、慣れてしまえば非常に快適な創作環境を手に入ります。

どれくらい分散効果があるのかは次の記事に詳しく書いてあるので参考にしてみてください。おそらくみなさんが想像しているより遥かにすごい分散効果があります。

値段だけを見ると先程のimacのcorei5とi7の差より高い買い物になってしまうので今持っているパソコンを28,000円程度でアップグレードできるものと考えるとよいでしょう。また、このソフトは新しいDTMパソコンを買っても使えるので、持っておいて損はないと思います。

DTMにメモリもCPUにお金をかけたくない場合の解決策

できるだけDTMパソコンへの投資は安く済ませたいという人はDAWのバウンス機能やフリーズ機能やを使えばCPUやメモリに依存したDAWの使い方から解放できます。

バウンス機能とは?

作った曲をCDに焼いたりiTunesで聞いたりするためのファイルピアノやギターやドラムなど何十というトラックを2トラックつまりステレオにしたものがWavファイルやAIFFと言われたオーディオファイルになります。

これを各個別のソフト音源で書き出すということをするのが個別トラックのバウンスになります。各トラックをバウンスする理由は例えばミックスなどを外部にお願いするときなどすべての音源をオーディオファイルしておく必要があります。

同じソフト音源とエフェクトプラグインを持っている環境であれば開けるのでは?と思うかもしれませんが、

CubaseのファイルをLogicで開くことはできませんし、プロツールで作ったものをLogicで開くことはできません。しかしオーディオファイルはどのDAWでも読み込めるのでオーディオファイルにしておく必要があるのです。

バウンス時にはソフト音源のままバウンスする方法とソフト音源をオーディオファイルにしてからバウンスする方法の二種類があります。

このときソフト音源をオーディオファイル化することで、ソフト音源に使っていたメモリを解放できるので、「ソフト音源→バウンス(オーディオファイル化)」すればソフト音源で使用していた分のメモリやCPUは使わなくてすみます。

フリーズ機能とは?

処理としてはバウンスと似ている部分もあるのですが、こちらはオーディオファイルに書き出しはしません。瞬間的にメモリやCPUを解放するのですが、フリーズを解除すれば再び、ソフト音源のメモリやCPUを消費することになります。

どちらが良いかは使ってみて判断するのが一番ですが、バウンスでオーディオファイル化するのはメモリ解放するための用途もありますが、それ以上にオーディオファイル化したことでよりエフェクティブな加工を目的にバウンスを多用するクリエイターもいます。

番外編 DTM専用のPCはあるの?

CPUスペックに頼りすぎることは値段の高いマシンを買ってしまうことになる。最初の間はそこまで高いマシンを買わなくてもよいというのが私の考えですが、では逆にものすごくハイスペックなDAW専用PCは存在するのか気になる人は多いと思います。

Macはカスタマイズという概念がないため存在はしていませんがWindowsにはDAW専用にカスタマイズしたマシンがあります。OM FACTORYという会社が作っているのがDAW専用パソコンです。

DTM専用パソコンの画像

これはCUBASEに150%最適化したマシンであり、デフォルトのPCなら例えば重たいソフトプラグインとかを50トラックも扱えないのに対してOM FACTORYのパソコンはその倍近くのプラグインを動かせます。流石にお値段がそこそこしますw

しかし、カスタマイズが可能なゆえに相性問題が起きやすいWindowsではそのポテンシャルをフルに発揮できるマシンは少ないとされているなかで隅々までチューンナップしているマシンは絶対の安心感があります。

その安心感は以下のプロの作曲家が導入していることからもそのクオリティの高さが納得できます。

―プロデューサー・音楽家 ―

  • 蔦谷好位置様
  • 中田ヤスタカ様(現在はMac)
  • 森英治様
  • 多保孝一様
  • 杉山勝彦様
  • 寺島民哉様
  • 青木繁男様
  • 景山将太様

DAW専用パソコン制作SITE omfactory

もし金銭的に余裕があり、Windowsでトラブルを起こさないDAW専用PCを望むのであれば「おすすめのDTMパソコン(windows)」としてOMFACTROYのパソコンと私は言えると思います。

ただ、高いですけどねw

CPUパワーが高ければDAWは落ちない?

DTMをやっているとDAWが落ちてしまうことがあります。原因は色々とありますが、「CPUパワー不足が原因」と言われたりしますが、これは一概に言い切れません。

個人的には不安定な動作環境を作ってしまっている方が「落ちる原因」だと思っています。「落ちる」原因ついてはこちらの記事で詳しく書いてありますので参考にしてください。

さいごに

CPUスペックでDTMパソコンを選ぶと失敗するその理由とはお金に困っていないのであれば最高スペックのものを買うのはありですw良いスペックのマシンであれば次の買い替え時にそれを売って資金にするプロはたくさんいます。

しかし、決められた金額でDTMを始めたい人にとっては現実的な話ではありません。失敗とは高い買い物したのにその金額に見合った結果が得られないということです。VEPといったソフトを使うことで上手くCPUを分散できるものもあるので、そういうものを使って現状のDTMパソコンの能力を上げることもできます。

いずれ高処理が必要な音源を買うから最初から良いものを買っておく!という気持ちもわからなくもないですが、恩恵を受けられるころにはもっと高い処理のパソコンが安く手に入る可能性もあるので、その部分に投資するのであれば音源を一つ買うという選択肢もあります。

大切なのは今の環境で最高のものを作る「創意工夫」です。パソコンのスペックがクリエイターをうむわけではありません。クリエイターがパソコンのスペックを必要とするのです。

なのでまずは今の環境を限界まで触り倒して音楽を作りましょう。