曲の中でコードを白玉で打ち込んではみたけど、いまいちな垢抜けない雰囲気になってしまう。こんな経験しているDTM初心者や中級者は多いのではないでしょうか?
こんな感じのダンス曲を作ったけれど白玉コードがやぼったい
そんなときはRift 2.0がオススメだよ!
すごい!かっこよくなった!
Rift 2.0は画期的多機能ディストーション エンジンを搭載したVSTプラグインです。白玉に使えばリズミックで複雑な音色変化し、キックに使えば太さや存在感を演出できます。
多機能ながらに、使い方はかんたんなので、初心者でもかんたんに扱えます。
今回はこのRift 2.0の魅力をより詳しく解説していきます。
- 30のディストーションアルゴリズムを搭載
- プリセットは400以上
- 各パラメーターを自由にモジュレーション機能でコントロール
- フィードバックとフィルターをMIDIキーで制御可能
- A/B比較ボタンが欲しかった
月末までの超短期セール!141.90ドル→86.90ドル
Minimal Audio Rift 2.0 概要
メーカー | Minimal Audio |
製品名 | Rift 2.0 |
特徴 | 深いマクロ制御を備えた 400 以上のプリセット 30種類の歪みタイプと最大6段階の処理 物理モデリングのフィードバックとDelay 最先端のモーフィングフィルター 柔軟なマルチバンドエフェクトルーティング 強力なモジュレーションシーケンス ピッチスナップ、トランスポーズ、MIDIトラッキング インテリジェントなランダム化による無限のプリセットバリエーション 高品質なオーバーサンプリング |
システム | マック macOS 10.9以降 (64ビットのみ) AU、VST、VST3、AAX ウィンドウズ Windows 10以降 (64ビットのみ) VST、VST3、AAX |
バージョン | v2.1.0r4(2023-08-18) |
認証方式 | シリアル認証 |
認証数 | 2 |
容量 | 197.4MB |
マニュアル | 英語版のみ |
価格 | 141.90ドル→86.90ドル |
備考 | 30日間返品可能 ソフトウェア製品を返品すると、30 日以内に全額返金されます。 (公式サイトのみ) |
Minimal Audio Rift 2.0は、先進的なハイブリッドディストーションエフェクトを提供する多機能プラグインです。
30種類のユニークなアルゴリズムを使用して、細部にわたって調整されたディストーションエフェクトを作成できます。また物理モデリングフィードバックと先進的なモーフィングフィルターにより、Riftはマルチエフェクトプラグインというカテゴリにとどまらず、非常に協力なクリエイティブツールになります。
直感的なピッチスナッピング、スケールプリセット、MIDIトラッキングなど、エフェクトと楽器の境界を曖昧にします。柔軟なマルチバンドエフェクトも提供し、ディストーション、フィードバック、フィルタリングを正確にコントロールできます。夜型の方向けにダークモードも搭載しており、400以上のプリセットで無限のバリエーションを楽しめます。
Minimal Audio Rift 2.0 レビュー
それでは具体的なレビューをしていきたいと思います。レビュー内ででの帯の色には次のような意味合いがあるので参考にしてください。
- 青帯はメリット
- 赤帯はデメリット
- 緑帯はその中間
音質
派手な歪みからアナログ的な歪みまで幅広い音色を楽しめる
Minimal Audio Rift 2.0は、音質の魅力において特筆すべきプラグインです。
30種類のユニークなディストーションアルゴリズムにより、詳細で洗練されたサウンドを生み出します。物理モデリングフィードバックと先進的なモーフィングフィルターは、伝統的なディストーションを超えた新しい次元のエフェクトを提供。これらの機能は静的なサウンドに動きと個性を加える強力なツールとなります。
Minimal Audio Rift 2.0は楽器を選びません。というか選んではいけないタイプのプラグインです。その理由は歪みによって作り出されるアグレッシブさがウリだからです。例えば次のギターのバッキングに使うとどうなるかを聴いてみてください。
Lo-Fi的なアプローチを施してしますが、実にアグレッシブな変化を遂げています。
次に、ヒップホップ的なトラックのオルガンとドラムに使ってみます。
存在感のレベルが一気にかわりました。キックは太く、オルガンはエレクトリックな雰囲気を出しながらレトロな質感も含んでいます。
これらのデモからRiftの音質は、モダンでデジタルな特性を持ち、多岐にわたる音楽制作に適用可能だと感じます。
機能性
マルチバンドモードによるパラメーター設定が面白い!
Minimal Audio Rift 2.0には30種類のディストーションアルゴリズムや、400 以上のプリセット、最先端のモーフィングフィルターなど様々な機能がありますが個人的に一押しなのは中央ウィンドウで変更が可能なマルチバンド設定です。
通常は以下のような画面で、選択した歪みの波形が表示され、音声が入力されるとアナライザーが表示されます。
下記画面のようにサイン波のようなタグの右隣のタグをクリックすると、表示画面が切り替わり、電源ONボタンをクリックすると、マルチバンド表示に変更されます。
マルチバンドモードを起動すると、ディストーション、フィードバック、フィルター等を設定したバンドに切り分けられるので、特定の帯域だけブースト/カットできるので、よりピンポイントな音作りが可能になります。
フィードバックとフィルターをMIDI制御できる
Minimal Audio Rift 2.0で最も大好きなのがフィードバックとフィルターをMIDI制御できる機能です。
これは、MIDIキーボードを演奏すると好きなキーでフィードバックを演奏できるという画期的な機能です。
例えばこのようなドラムにフィードバックをかけそれをピアノロールでMIDI制御すると次のような効果が生まれます。
これ設定次第では、ドラムの強弱がフレーズにも反映されるので、かなり面白い音色になります。
またフィルターにかけると、次のようになります。
これもMIDIで制御しているので、レゾナンスをうまく使えばフィルターで音階的なアプローチも可能ですが、
音程によるフィルタリング効果も面白いです。
この他にもGUIのカラーバリエーションを選択できたり大きさを変更できる機能も搭載されています。
操作性
豊富なプリセットでも簡単に管理
Minimal Audio Rift 2.0では、400 以上のプリセットが用意されています。しかし、数が多いプリセットはお気に入りがあっても選びなおすのは一苦労です。
しかしMinimal Audio Rift 2.0ではカテゴリとタグによってプリセットは簡単かつ効率的に管理できるので、お気に入りから、そのシーンにあったものまで簡単に呼び出せます。
また私が最も重要視しているデフォルトプリセットも用意されています!
個人的にはこれだけ高機能なエフェクトなので違うパターンをすぐに比較できるA/Bボタンが欲しかったところです。
安定性
CPU負荷はマルチコアが機能して効率よく負荷が分散されている
Minimal Audio Rift 2.0をオーディオファイルに1つだけ挿した状態のCPU負荷がこちらになります。
CPU負荷としてはそれなりにあるように感じますが、うまく負荷が分散されているのでそこまでCPU負荷がきになるようなことはありません。
ただ、たまにですが、動きがもっさりとすることがありましたが、DAWが落ちる等はなかったので、安定性に関してはそこまで気にする必要はないように思いました。
CPU負荷計測環境
パソコン Macmini2018
CPU Corei7(i7-8700B)6コア
HT使用時12コア 3.2GHz/ターボブースト(TB)使用時4.6GHz
メモリ 32GB
システム OS12.6.1 Monterey
Audio/IF Focusrite RED 8PRE
バッファー 256
DAW LogicPro10.7.7
48kHz/24bit
再生ストレージ SSD
価格
通常価格 | セール価格 |
141.90ドル | 86.90ドル |
Minimal Audio Rift 2.0との類似品として挙げられるのはArturiaのDIST COLDFIREでしょう。こちらの価格は108.90ドルです。機能面では次のような違いがあります。
Minimal Audio Rift 2.0 | DIST COLDFIRE | |
ディストーションエンジン | 2 | 2 |
ディストーションアルゴリズム | 30 | 11 |
プリセット | 400以上 | 150以上 |
A/B比較 | ✕ | ◯ |
マルチバンドパラメーター | ◯ | ✕ |
オーバーサンプリング | ✕ | ◯ |
ステップ・シーケンサー | ◯ | ◯ |
価格 | 141.90ドル | 108.90ドル |
音の作り込みの深さは両者ほそこまで変わらないというのが素直な印象ですが。Minimal Audio Rift 2.0はディストーションアルゴリズムの数と、MIDIキーでフィードバックとフィルターを制御できる機能、そしてプリセットの数と質です。またMinimal Audio Rift 2.0ではプリセットのカテゴリの別れ方やお気に入りボタンが装備されているので、プリセットを多用する人には便利な機能です。
さらにMinimal Audio Rift 2.0では中央のウィンドウでマルチバンド設定ができるようになるので、より細かい周波数帯域の音作りに素早く対応できます。
個人的にセール価格でDIST COLDFIREより安くなっているMinimal Audio Rift 2.0は魅力的に感じます。
PluginBoutiqueで購入すると月替りプラグインが無料でもらえます。無料と行っても100ドル相当に売っているプラグインがもらえるのでかなりお得です。
9月の無料特典はAudiomodern Loopmix Lite または Mastering The Mix の How To Stem Master A Song eBook の無料版
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PluginBoutiqueでの具体的な購入方法はこちらの記事が参考になります!
まとめ
Minimal Audio Rift 2.0をある程度触ってみると、より複雑で深い音作りができるディストーションプラグインなのがわかります。すべてのパラメーターはモジュレーション機能をアサインすることでオートで変化させられる機能なのもとても便利でユニークだと思いました。
あらためて振り返ると
音質面では、歪みの幅の広さには驚かされます。音を太くするサチュレーションレベルの歪みからビットクラッシャーレベルのでディストーションまで用意されているので、必ず求めている歪みを見つけられるように思います。
機能性については、MIDIでフィードバックとフィルターを制御できるのは今まで見たことがない機能なので、新しい音作りの可能性を感じます。
操作性においては、プリセットのカテゴリとタグは思っている以上に便利で、プリセット選択の時短になります。
安定性においては、CPU負荷は決して高くもなく低くもない状態ですが、負荷の分散は効率よく行えている印象です。
最後に価格において、類似プラグインとしてArturiaのDIST COLDFIREと比較しましたが、Minimal Audio Rift 2.0との価格差は、通常時で40ドル弱、ArturiaのDIST COLDFIREの方が安いですが、セールになると、Minimal Audio Rift 2.0は86.90ドルになるのでお買い得感があります。
個人的には音の傾向や方向性などは類似している部分も感じられたので、両方とも揃える必要はあまり感じませんので、どちらのプラグインも持っていない人にとっては今回のセールはチャンスと言ってもよいでしょう。