ゲートリバーブの裏技!強く叩いたときだけリバーブをかかる設定方法

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スネアに強く叩いたときだけリバーブをかけたい!って思ったことありませんか?「それってオートメーションで書き込まないといけないやつでしょ」と思うかもしれませんが、違います。オートメーションはまったく使いません。プラグインだけで「強く叩いたときのみリバーブをサウンドになる」便利な方法です。

その方法は「反ゲートリバーブ」です。実際そんな言葉があるのかはわかりませんが私はそう読んでます。この記事ではその方法と効果について詳しく書いてあります。「ゲートリバーブ?」「ゲートって何?」と思っている人でも大丈夫です。ちゃんとそのことも詳しくかいてあります。使用しているDAWはLogicですが、任意のゲートとリバーブがあればどのDAWでも再現可能なので参考にしてみてください。

UG
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反ゲートリバーブとは?

反ゲートリバーブとは通常のゲートリバーブをするときのプラグインはリバーブ→ゲートとつなぎますが、反対にゲート→リバーブという順番でつなぐ方法です。これによってゲートによってリバーブ(残響音)を切るのではなく、特定の強い音が入った瞬間だけリバーブに通るという方法です。

反ゲートリバーブを使うメリット

例えば4拍だけスネアにリバーブをかけたい場合これをやろうと思ったらオートメーションで4拍目だけエフェクトがかかる設定を書き込まないといけませんが正直かなり面倒くさいです。

(こんな感じの作業です↓)

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もちろんコピペしてくことになるんですが、私はあんまりオートメーション好きじゃないので書かないでいいなら書きたくないです。こういった手間を省いてくれるのが反ゲートリバーブの良いところです。

また、リバーブに限らず、特定のコンプをそのタイミングで鳴らしたり、ディレイをかけるタイミングなども全て強弱でコントロールできます。地味だけど非常に便利なゲートの使い方です。

反ゲートリバーブ設定方法について

プラグインのつなぎ方はゲート→リバーブの順番になります。

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ゲートのパラメーター設定は使うスネアサウンドによって多少ことなりますが以下のパラメーターから設定するとそれらしくなります。

  • スレッショルド-15〜-12
  • リダクション-100dB
  • アタック4ms
  • ホールド180ms
  • リリース32.2ms
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このように設定することで強さに応じてゲートが開けるようになります。

反ゲートリバーブサウンドデモ

先程のドラムループに4拍目と4小節目のスネアフィルだけにリバーブがかかるようになっています。

サウンド的には地味なのですが、スネアの強弱だけでリバーブを作動さています。

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↑ベロシティが高いところだけリバーブがかかる状態です。

ところでゲートリバーブって?

ゲートリバーブのおさらいをさらっとだけさせてください。ゲートリバーブとはゲートとリバーブをの2つをくっつけたもので、リバーブ成分(余韻/残響)がスレッショルドを下回った瞬間にゲートでバッサリと切ってしまうことで、人工的な音になり独特の迫力が出てくるリバーブです。80年代のスネアには本当によく多用されました。

効果はこんな感じです。前半4小節はOFF後半4小節はゲートリバーブONの状態です。

(最近はあまり使われていないですが)どこかで聞いたことがあるようなサウンドかもしれませんね。

ちなみにゲートをかけていないリバーブサウンドはこんな感じになります。

ゲートリバーブの作り方

さてこのゲートリバーブの作り方はシンプルでリバーブの後ろにゲートをかけるだけです。DAW付属のゲートをかけただけでもある程度それらしい音になりますが、スレッショルドとリリースでカットの時間をコントロールできます。

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リバーブによってはゲートリバーブというプリセットがあるものもありますが、個人的には細かい調整ができるのでゲートとリバーブを組み合わせた方が意図的なサウンドが作りやすいです。

ゲートリバーブのメリット・デメリット

キレイなデジタルリバーブが当たり前になった1980年代に響きを作るというよりは響きをコントロールする目的使われたのがゲートリバーブです。他の楽器に残響がかぶるのが防ぐ効果があったように思いますが、それよりも新しいクリエイティブな響きのコントロールとして使われていくようになります。

一時期は多用されすぎてDTMのオケヒットと同じくらい「古臭い」という印象を受けましたが、今使うことでゲートリバーブをしらない世代には新しいサウンドとして受けいられるかもしれません。

まとめ

非常にアナログ的な方法なのですが、ダイナミクスプラグインは上手く使うとおもしろい効果が得られるものが多いです。今回の反ゲートリバーブもゲートの逆転の発想です。ゲートによっては開き方に癖があるものもあるので自分が意図したものになるのかしっかりと見極めてるのが大切です。

反ゲートリバーブで作れるピンポイントのエフェクト一度試すとその手軽さからBUSにゲートチャンネルを作って置くとよいかもしれませんね。

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